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リリム

「結婚…?魔界の四天王とですか?」

リリムが眉間に皺を寄せて父親に尋ねた。父親は少し引き腰になりながら、頷く。リリムはアーストリアの北に位置するローランズ王国の姫。人間達が作った国では5本の指に入る程大きな国だった。

リリムは20歳になるというのに剣術や体術にハマり周りを寄せ付けず、嫁の貰い手が無く王は悩んでいたが剣姫という名前が魔界に広まり魔族から提案があり今に至る。

王様

「リリム、魔界というのは確かに嫌かもしれない。しかし、ローランズの未来を考えたら断れないのだ」

リリム

「…魔界ですか。私が結婚する相手はどんな方なのでしょうか?」

王様

「あぁ、それがだね、剣豪で名高いシュプラム様という方だ。魔界でもそんなに酷いことなどはしないと聞いている」

リリム

リリム

「シュプラム様!その方は筋肉は有りますか?」

王様

「き、筋肉かい?そうだね、多分あると思うが…」

リリム

「まぁまぁまぁ!!」

リリムは興奮君に声を上げるとガッツポーズをして、父の手を取った。どうやら、リリムには筋肉というキーワードはかなりのパワーワードらしい。

リリム

「私、嫁ぎます」

王様

「良いのか!?魔族なんだよ?」

リリム

「剣豪ですよね?でしたらお強いかもしれませんわ」

王様

「いや、しかし…」

リリム

「私はかまいません」

言い始めたら聞かないリリムには王は困り果て、頷くことしかできなかった。魔界と人間の架け橋になればと父は考え、リリムはどんな剣を所有しているのだろうと考えるばかり。お互いに違ったこと考えてはいるが、結婚は執り行われることとなった。

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