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ちょこ
ちょこ
ちょこ
ちょこ
幼少期
カシャッ
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親
親
親
写真を撮るのが 昔から好きだった 思い出をそこに残しておけるから いつも片手にスマホを持って 写真を撮っていた
親
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親
幸せな時間はあっという間だった 親は離婚 俺は父に育てられることになった
数年後
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母の記憶はほぼない あるのは昔撮った 写真だけ 実はと言うとりうらは 写真を撮るのが好きだけど 写真を撮られるのは嫌い 理由はその人の思い出に なっちゃうから りうらもそうだ記憶のない母の 思い出が写真とともに蘇る それが同仕様もなく辛くて そして大切な人は当たり前に ずっと居るわけじゃないと現実を 突きつけられる だからりうらは 写真を撮らなくなった
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今りうらには親友がいる しかも片思い中 笑顔が可愛い そして真剣な顔がカッコいい 性格がいい 全てがタイプ 多分これからもりうらの 記憶に残る人だ
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写真を撮るのが好きじゃない 多分この人のタイプにりうらは 該当してない
数日後
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母がいなくなって数年 俺のスマホのカメラ機能は ほぼ起動してなかった 撮るものがなかったか でも…とっさにりうらは…
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彼を撮っていた 夕日に心を躍らせ 見たことのないほどの 美しく舞う彼 どうしてもこのスマホに おさめたかった 残しておきたいと思った
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また撮りたいと思った 記憶に残しておきたいと思った こんな幸せがいつまでも… 続いてほしいな
写真ホルダーが 気づけばいろいろなもので 溢れていた 景色や食べ物 そして彼 何もかもがアルバルをめくるかの ように 思い出せる 大切な思い出
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今りうらは一人で屋上にいる そこからの景色はいつもより つまらないものだった やはり彼がいないと世界は 色づかない そこに写った 一つの頭 間違えるはずもない 彼だ …
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目に写ったのは 彼氏らしい人と仲睦まじく 昼食を食べる彼だった …別に付き合っていたわけじゃない でも、片思いしていた人が 実は付き合っていたとなると 誰でも傷つくだろう…
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自然と涙が溢れていた あぁ… 分かっていたのに 幸せは当たり前じゃない そんなことわかっていたのに…
結局心は幼少期のまま 多分このたくさんの写真も りうらは消せないままなのだろう
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