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さてと、客席は満員
結界も何重にも張り、安全性は確保
大丈夫そうだな!
リムル
リムル
リムル
リムル
前回よりも大きな拍手や歓声が響く
こんな感じで良かったのだろうか?
…まぁいいや
予選は前回と同じバトルロワイヤル
前回とは違い、人間の参加者もちらほら居る
ただ、参加者が前回の2倍以上なので
時間がかかりそうだ
本戦への参加者は変わらず3名
午前に1試合目、午後に2試合目、3試合目だ
1試合目
魔物や人間が入場してくる
そこそこ強いクラスの魔物もいるが
中でも異様な気配を放っているのが
ゾムだ
魔素量からしておかしい
おそらくAクラスオーバーだ
ソーカ
ソーカの声と共に試合が始まる
そして次に見た光景は
魔物や人間が倒れ
その中でゾムだけが1人立ち尽くしている
そんな光景
一瞬にして全ての参加者を気絶させる
しかも、彼はスキルを使用していない
単純な能力だけで勝ったのだ
あれは、天性の才能と
人並み以上の努力でなせる技だ
近くでベニマルが
うおっヤバイななんて言っているのが聞こえた
観客は何が起きたのか分からず、ただ呆然としていた
そりゃそうだろう
かくして、1試合目は終わったのだった
2試合目
ここでは、鬱が参加している
いつも通りの笑顔で入場する
他には、一体A-クラスの魔獣なんかもいるな
鬱は…何もない
魔素を抑えているのか、俺の魔力感知にすら引っかからない
ソーカ
ソーカの声とともに参加者達が動き出す
良かった、ゾムの時の二番煎じにはならなかったようだ
鬱は動かない
攻撃されても、何故か攻撃を受けないのだ
なんだか幽霊みたいで怖いな
まぁ、なんやかんやありつつも
着々と立てる者は減っていき
残りはA-クラスの魔獣と鬱の一騎討ちとなった
魔獣が動き、鬱に攻撃しようとする
が、鬱が魔獣に触れた途端
魔獣が地に伏せる
残ったのは鬱
こうして2回戦は幕を閉じたのであった
そして3試合目
…なんというか、特に何の面白みもなく終わった
残ったのはA-ランクの魔物
俺たちにとっては面白みも無かったが、観客はそうでも無かったらしい
一番盛り上がっていた
考えてみれば、異次元の強さの者が戦うより
こう言うまだありえるタイプの方が分かりやすいのかも知れない