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その日、私は買い物に来ていた。

萌花

えーと、トマトと、大根?

お母さんからもらったメモを片手に

夕方の人が多くなる時間に目当ての食材を探していく。

萌花

んーー、これで全部かな。

ふぅ。

と、息を吐いたとき。

目の前にハロウィンのコーナーがあった。

萌花

そっか、

萌花

もうハロウィンの季節だね。

おばけの形のストラップ、

子供が好きそうな有名お菓子のハロウィン仕様のパッケージ、

ハロウィンのカボチャやコウモリのぬり絵。

その中でなぜかひきつけられる商品があった。

萌花

かぼちゃ......

そう、

かぼちゃだった。

ダンボールに無造作に積み上げられた

同じようなカボチャなのに、

なぜか、一番上にあるカボチャに

僕を拾ってよ

と、言われているような感じだった。

萌花

いいよ、拾ってあげる。

私はそのかぼちゃを手に取った。

私はそのままレジへ向かった。

萌花

ただいま。

お母さん

おかえり。

お母さん

……あら

お母さん

かぼちゃ?

萌花

……うん。

萌花

なんか、買っちゃった。

お母さん

自分で買ったんだから

お母さん

自分で管理してね。

萌花

わかってるよ。

お母さんが怪訝そうな目を向けて来た。

まぁ、いい。

私が管理すればいいことだから。

萌花

……さて、

萌花

このカボチャ、どうしよ。

普通のかぼちゃとは違う。

色もオレンジだし、

サイズも部屋に飾るような大きさだ。

萌花

やっぱり、自分で加工してランタン的な物にしようかな。

私は結構手先が器用だ。

ネットを駆使してできるはず。

萌花

よし、やってみよ。

早速、包丁やマジックなどを用意した。

萌花

えーと、

萌花

【中身を掻き出す】……

萌花

よっこらしょ。

中身を掻き出すために上の方を切ってみた。

すると、

萌花

中身がない……?

いや、中身がないわけではない。

果肉や種がないだけだ。

入っていたのは

萌花

手紙……?

白い封筒に入った手紙だった。

萌花

どうしよう......

萌花

お母さんに相談してみようかな?

萌花

でも、

萌花

自分で管理する......

萌花

って、言っちゃったしな。

私は迷った結果、

手紙を1人で開ける事にした。

開けてみると、

便箋は真っ黒だった。

萌花

ひ、ひぃ……っ

恐る恐る手紙を読み進めていった。

萌花

はぁ

萌花

はぁ、……

萌花

殺せないよ……

萌花

今回は、もう無理だよ。

萌花

死にたくないよ。

萌花

牢屋の中なんだよ?

萌花

殺せるわけないじゃん。

ひた……

萌花

!?

萌花

なにか来る……?

ひた、

ひた、

ひた……

萌花

い、いやあああああ!!!

この物語はフィクションです。

なのでハロウィンに 人を殺さなくても大丈夫ですよ。

この作品はいかがでしたか?

261

コメント

13

ユーザー

ホラー系おもろいなぁ☺️ センスが溢れてるわ

ユーザー

じゃあワイはハロウィンにフォトナするかぁ()

ユーザー

このお話を読んでかぼちゃには気をつけようと思いました笑 最後すごくゾッとしました😓 私には到底書けない(´;ω;`)

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