鴎学園高等部に進学して2ヶ月
かつては俺、柚木普が七不思議を務めていた学園
普
柚木司
普
俺たちの人生は神の手によってリセットされた
土籠の記憶、司の記憶、俺を知っている人は全て忘れている
普
柚木司
普
柚木司
普
普
普
柚木司
普
山吹
普
クラスメイト
クラスメイト
なぜかヤシロと同級生だった山吹檸檬まで俺と同じ学年になっている
土籠
俺たちの担任は土籠だ
普
土籠
クラスメイト
クラスメイト
普
土籠
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
普
クラスメイト
普
…?
土籠
普
普
保健の先生
普
普
“ あとー、変わった髪色してたなー”
“ 上が肌色で、下が薄い緑。黄緑までは行かなかったな”
これは神様からのご褒美なのだろうか。それとも、償いなのだろうか
そこに座っていたのは…
八尋寧々
ヤシロだった
八尋寧々
普
八尋寧々
何がっかりしているのだろう
忘れられているなんて元から知っていたのに
普
八尋寧々
八尋寧々
八尋寧々
…え
八尋寧々
普
普
だったら、無理にでも記憶を引きずり出してやる
八尋寧々
普
八尋寧々
普
八尋寧々
八尋寧々
八尋寧々
普
八尋寧々
普
普
普
八尋寧々
普
八尋寧々
ガラ
土籠
普
いなくなってしまう時、ヤシロとヤクソクをした
“また戻ってくるから、それまでこの学校を守って待っててね、ヤシロ”
「待ってて」は色々な意味だった
ヤシロが思い出すまで、この学校は守れないかなァ
思い出してね、ヤシロ
八尋寧々
ーside 八尋寧々ー
かつては私が通っていた鴎学園の保健担当になって初日
私は生徒と顔を合わせるため、一人一人お話をしていた
八尋寧々
クラスメイト
八尋寧々
八尋寧々
八尋寧々
八尋寧々
ガラ
普
そこに立っていたのは、背が私より3センチぐらい大きい男の子だった
ドアを閉めるために後ろを向いているから、顔は見えない
八尋寧々
普
やっと男の子がこっちを向く
綺麗な顔をしていて、目の中に月がはいっている
八尋寧々
普
八尋寧々
普
っえ
八尋寧々
八尋寧々
八尋寧々
誰だろう、、懐かしい、安心できる人の名前だったような…
八尋寧々
普
柚木くんはそう言いながら悪戯っ子のように笑った
八尋寧々
普
八尋寧々
普
八尋寧々
八尋寧々
八尋寧々
普
八尋寧々
懐かしいな
昔、よく園芸の野菜毒味してくれたっけ
あと、よく花子くん達を応援してくれて…
…花子くんって、、誰だろう
大切な人のはずなのに、、思い出せない
疲れてるのかな…
普
普
八尋寧々
普
八尋寧々
ガラ
土籠
普
“ヤシロ!” “ヤシロぉ〜” “ヤーシロっ!”
高校生の頃、よく聞いていた声…誰だろう
“また戻ってくるから、それまでこの学校を守って待っててね、ヤシロ”
また、だ
八尋寧々
八尋寧々
何か、大事なものを忘れている気がする
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