春雨
春雨
春雨
天使
綺麗ッ…
君を見た瞬間ポロリと口からでた言葉
初めてあったのは入学式
無意識に目で追っていた
クラスは僕と一緒だった
それから1ヶ月
君と話すこともなく時間が過ぎていった
君は親に愛され、 クラスメイト、他学年からも 愛されていた
君と初めて話したのはそれから一週間がたった頃
段ボールを運んでいると音が聞こえた
ピアノ…?
音がしたのは使われていない音楽室
興味本位で近付いてみると
そこには君がいた
君が弾いているピアノの音は ふわふわしていて
足を止めて聴いてしまうようなものだった
弾き終わるとこっちに気づいたらしく話しかけてくる
<どうかしましたか?
ぁッいや、上手だなって…>
初めて話すため、少し緊張する
<ありがとうございますフニャッ
可愛らしいふにゃっッとした笑顔でこちらを見てくる
天使みたい…
知らないうちに口から出てたらしい
<貴方もですよ…ボソッ
それからよく話すようになった
君と話していると心臓がバクバクと音を立て、顔が熱くなるのがわかる
もっと一緒にいたい、近くにいたい
そう思うことが増えてきた
そこで自覚した
僕は恋をしている、と…
この気持ちを伝えるのは…
まだ先かもしれない
<青くんッ…!ニコ 早く!
でも待っててね
今行く…!>
可愛い天使くん…
~END~
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