TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

互いを貪りあい、身支度を整えた俺たちはそっと音を出さないように階段を降りてリビングに来ていた

炭酸水を飲みながら隣を見ると、顔を真っ赤にして落ち着かない様子のボビーがこちらを見ていた。

ニキ

んー?どうしたの?

しろせんせー

いや……

しろせんせー

人がヤッてるの初めて聞いたから……

ニキ

あー……w

俺は視線を階段の上の方へと向けてクスリと笑った

俺たちが終わって息を整えていると、向かいにあるキャメの部屋から、りぃちょの喘ぎ声とキャメの低い声が聞こえてきていた

それを聞いてるのが忍びなくて俺たちは下へおりてきた訳だが……

ニキ

あれさ……

しろせんせー

ん?

ニキ

多分俺たちのせいだよねww

しろせんせー

え?

ニキ

だってさ、キャメたちのが聞こえたってことは……

しろせんせー

ぁ……

ニキ

気づいた?ww

しろせんせー

俺たちの聞こえてたんか……

ニキ

多分ねw

しろせんせー

ぁぁ……

頭を抱えるボビーの耳元で、俺は低い声で囁いた

ニキ

ボビーのえろい声

ニキ

聞かれちゃったね

しろせんせー

んっ……

ニキ

ふふふ

ニキ

またしたくなっちゃった?

しろせんせー

あほ……

ビクンと身体を震わせるボビーが可愛くて、俺は腰を引き寄せて頬にキスをした

ニキ

それにしても……

ニキ

初めてから飛ばすなぁw

しろせんせー

ん?

しろせんせー

あいつら、そうなんか?

ニキ

多分ねw

ニキ

だって……

ニキ

りぃちょに、どうやったら抱きたくなるのかって聞かれたし

しろせんせー

はぁ?ww

しろせんせー

なんやねんその質問w

ニキ

アイツら付き合い出して少し経つでしょ?

しろせんせー

そやな

ニキ

なのに、手出してくれないって

ニキ

めちゃくちゃ悩んでた

しろせんせー

あぁ……

しろせんせー

キスくらいはしてたんやろ?

ニキ

いやぁ、キスだけで我慢出来る?

しろせんせー

我慢……できひんな

ニキ

でしょ?

ニキ

俺なんて……

ニキ

ボビーいたらスグに抱きしめたくなるのに……

ニキ

キャメはよく我慢できたよね

しろせんせー

お前はなww

しろせんせー

キャメは……

しろせんせー

どうせ、大事にしたいから……

しろせんせー

とか童貞みたいなこと考えてたんやろな

ニキ

うわぁ、ありそう

しろせんせー

そうじゃないんやけどなぁ

ニキ

ん?

しろせんせー

大事にして欲しいのは分かるんよ

しろせんせー

でも、何もしてくれんと……

しろせんせー

やっぱ女の方がええんかな?って不安になる

目をふせながら言うボビーの顔に、笑顔はなくなっていた

きっとボビーも悩んだ時期があったんだろう

ニキ

ふふふ

しろせんせー

なんやねん

ニキ

いや……ボビーも悩んだんだね

しろせんせー

っ……ちゃうわ

ニキ

おいで……

しろせんせー

っ……

強がるのも可愛くて、俺は腕を広げてボビーの方をむくと

悔しそうな顔をしながら俺の腕の中に収まってきた

ニキ

大丈夫だよ

ニキ

俺が好きなのはボビーだから

しろせんせー

でもお前、元々は女が良かったんやろ?

ニキ

そうだねぇ

ニキ

でも、ボビー好きになってからは、ボビーにしか勃たなくなった

しろせんせー

おまっ……

ニキ

ほんとだよ?

ニキ

俺が心動かされるのも

ニキ

大切にしたいのも

ニキ

めちゃくちゃにしたいと思うのも

ニキ

全部全部ボビーだけだよ?

しろせんせー

お前なぁ……

しろせんせー

よくもまぁ恥ずかしげもなく……

ニキ

いや?

しろせんせー

……嫌やない……

しろせんせー

俺も……

しろせんせー

抱かれたいと思うのは

しろせんせー

ニキだけや

ニキ

ふふふ

ニキ

まぁ……

ニキ

こんなに跡つけてて……

ニキ

他になんて行けないだろうけどね……

ペラっと服をめくると、服で隠れるか隠れないかギリギリの辺りから胸元まで無数の赤い花弁が散っていた

しろせんせー

お前もやろ?……

しろせんせー

これ……見せられんやろ?

仕返しとばかりに服を捲られた俺の首筋には、やはり赤い花弁と噛み跡が残っている

ニキ

ボビーのせいで、俺海とか行けないんだよねww

しろせんせー

それは俺もやww

2人で顔を見合せて笑って、どちらからとも無く唇を合わせた

ニキ

ふふふ

しろせんせー

なんやw

ニキ

俺らみたいなのを、バカップルって言うんだろうなってw

しろせんせー

あーそうかもしらんなww

ニキ

ま、楽しければいっかww

初めてを済ませて、俺がベッドに倒れ込んでいると、心配そうな声でキャメさんが話しかけてきた

キャメロン

りぃちょくん?

キャメロン

大丈夫?

りぃちょ

さっきまで散々腰振ってたくせに……

キャメロン

ごめん……

りぃちょ

ふふ

りぃちょ

謝んないでよw

りぃちょ

誘ったのは俺だし

りぃちょ

夢中になってくれてるっぽいの

りぃちょ

すごく嬉しかった……

キャメロン

りぃちょくん……

りぃちょ

またしようね

キャメロン

ふふふ

キャメロン

そうだねw

俺たちは少しはにかむように笑った

りぃちょ

っつー

キャメロン

あ、起きる?

りぃちょ

さすがに腰痛い……

キャメロン

無理しないで

りぃちょ

でもほら、洗いに行かなきゃ……

キャメロン

あ……そっか

りぃちょ

いっぱい出されちゃったからね

茶化すようにいいながらウィンクをする俺を、心配そうに見るキャメさん

キャメロン

じゃあ、俺が連れてく!

りぃちょ

えっ

りぃちょ

ちょっと……

りぃちょ

うわっ……

キャメロン

首捕まってて!

りぃちょ

まって……

俺の静止を無視したキャメさんは、ほぼ裸のままの俺を横抱きにすると、そのまま部屋から飛び出してしまった

俺はなすすべもなく顔を両手で覆い、恥ずかしさに耐えるしか無かった

ダブルデート?w 本編⑩

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

714

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚