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春高のトーナメント表を見て 俺はサムに問いかけた

なぁ、サム

なんや、ツム

【烏野】って知っとる?

烏野…?

な〜んか聞いた事あんなぁ

やっぱサムも?

ツムも聞いた事あんの?

おん、いつ聞いたか忘れたけど

なんやっけなぁ……

そしてプロローグの最初の場面に戻る

うわっ、懐かし

そや、烏野って翔陽が憧れた人が居ったとこやっけ

相変わらず飯食うみたいにバレーしとるな

なんて平常心のようなセリフとは反して

声はいつもより高く、

サムが興奮してると分かる

相変わらずちっこくて可愛ええなぁ〜

俺は翔陽くんを見ながらうっとりとする

明るいところも

よく跳ねるところも

全く変わってへん

ただ1つ変わってるとするなら…

けど、なんやねん、あの速攻

超速くてかっこええなぁ?

……

翔陽くん、ええ相棒見つけてもて

嫉妬してまうやろ

多分、自分でも引くほど顔に出とると思う

飛雄くんが心底羨ましいわ

……

翔陽くんの求めるトスを上げれるのは

俺しか居らんと

そう思っとった

高校になって上手くなったから尚更

翔陽くんのスピードとバネ活かせるのは

俺しか居らんやろって

翔陽くんが1番求めるボールは 俺しかあげれやんやろって

思っとったのに……

よりによって飛雄くんかぁ…

…今のツム人殺せそうな目しとるで

…それだけ悔しいんや、
分かれやセッター心

分かるか、俺セッターちゃうねんぞ

そう返すサムを横目に

翔陽くんらの試合に目線を戻す

翔陽くんにあのトス上げんの、俺1年かかったのに…

飛雄くんのトス、めっちゃ楽しそうに打つ翔陽くんを見てると

色々悔しくなるし

モヤモヤしてまう

翔陽くんも翔陽くんや!!

俺と完成させた技を別の奴と使うなや〜〜!!!

ブロードを決める翔陽くんに向かって聞こえないぐらいのボリュームで叫ぶ

うわっ、面倒くさ

まるで未練タラタラの元カノやん

叫ぶ俺を引き気味の目で治が見てくる

ちゃうわ!未来の夫や!

1回飛雄くんに寝取られてもたけど

最終的には俺ん所帰ってくるもん!

もん!ってなんやねん

きしょいわぁ…

そもそも寝取られてないやろ

翔陽が烏野に憧れてたんやから、

お前は振られただけの元カノや

サムは容赦なく言葉のナイフで斬りかかって来るけど

今は翔陽くんの試合を見続ける

いつもならめっちゃ言い返してた

 

久しぶりの翔陽くん

可愛くて、元気で

バレーボールを愛しとる翔陽くん

俺もバレーボールも愛しとるけど

翔陽くんのこと、2年間ずっと 想ってたんやで

ぁ〜〜、近くで翔陽くん見たい〜〜

抱きしめたい〜〜!

手すりに体重を預けるように もたれ掛かり

大きなため息をつく

俺は翔陽と試合したいから

この試合勝って欲しいなぁ

それは大前提やろ

てか翔陽くんが俺らと戦う前に負けるはずあらへんて

そんで翔陽と一緒に飯食いたい

サムは相変わらず翔陽と飯食いたがってる

2年前もほぼ毎日一緒に飯食ってたからなぁ

この試合終わったら昼飯誘うか

はぁ!?この試合終わったら飛雄くんに

【俺の方が翔陽くんのこと知ってます】

マウント取りに行くんや!!

……ほんま子供やなぁ

そんなやり取りをしながら 観客席に座る

翔陽くんのバレーを後ろから見るんはなんか新鮮で

応援したくなったけど 敵になるし、やめといた

あと応援した声が翔陽くんに聞こえてもて

翔陽くんの集中乱すんも嫌やしな〜

翔陽はそんなんで集中乱さんやろ

でもまあ、変に叫んでるやつ居ったらびっくりするか

おい

この試合勝ってくれたら 翔陽くんと戦える

そんなこと考えてたら烏野の3番が スパイクを決めた

……いらん心配やったな

烏野が勝ったのを見届けてから席を立った

 

日向

…………?

影山

おい日向、どーした

日向

いや、知り合いがいた気が…

影山

ふーん

すみません、

烏野のちっこいオレンジ頭の10番見ませんでした?

モブ女

あ、えっと、音駒の試合見てた気がします

ありがとうございます

今ツムと二人で手分けして翔陽を探しとる

理由は北さんからの電話で「どこで何しとるん」と聞かれて

2人で言い訳しながら答えてたら

翔陽居らんくなってもてたからや

でも手分けというよりも早い者勝ちみたいな感じで

翔陽とツムより先に話する為に色んな人に聞いて回って探した

(音駒音駒…)

(お、ここか、)

音駒の試合の後ろで飯食いながら 観戦してる烏野の姿があった

その中にはもちろん、2年前に一緒に バレーした元仲間も居った

実はもう二度と会えやんと思っとった

すごくてもええセッターに恵まれやんかったら

埋もれていってまうって思っとった

けどそこに居る

飯頬張っとる

翔陽

後ろから声をかけた

そこまで大きくない

声援にかき消されてもおかしくないぐらいの声量で

けど翔陽は気づいてゆっくりと後ろを向いた

それにつられて翔陽の仲間も振り向く

日向

……!

翔陽の瞳は俺を見つけて捉えた

待っとったで

目を丸める翔陽くんに

俺はそう言って軽く目を細めた

翔陽くんは俺のもんや

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コメント

7

ユーザー

つむのボケにさむがツッコンでるとこもかいてておもしろかったです!続き頑張ってください!たのしみにしてます!

ユーザー

ほんま天才やないですか?!続き待ってます!!

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