TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ちー

(コップが3つ置いてあったけど…誰が来たんだろ…)

竜胆

!(あの感じ…間違いない!)

竜胆

ちー!

ちー

竜胆

なぁ、お前…ちーだろ?

ちー

…誰…ですか?

竜胆

俺だよ…竜胆だよ

ちー

!…りん…にぃ?

竜胆

!そうだ、りんにぃだ!

ちー

っ…りんにぃ!

竜胆に抱きつく

竜胆

っ…ちー…会いたかった…

おい、竜胆〜…って…

竜胆

兄貴!やっぱりそうだよ!

…嘘でしょ…ちーなの?

ちー

…らんにぃ?

!…生きてたんだな…ちー!

ちー

グズッ…ふええぇ!(泣)

よかった…生きてて…((ナデナデ

竜胆

ごめんな…俺達が少年院に居たばかりに…

ちー

…会いたかった…寂しかった…(泣)

一旦家に入るか…

ちー

…グズッ…うん…

千冬

!?(あれってちーと…灰谷兄弟!?)

千冬

(えっ…彼奴泣いてるし…何かされたのか!?)

千冬

(やべぇ…場地さん達に報告しねぇと!)

ちー

…はい…烏龍茶と緑茶…

お、ありがと〜

竜胆

お前は相変わらず麦茶なんだな

ちー

…これしか飲めないから…

ちー、聞きたいことあるんだけどさ〜

ちー

さっき俺たちが来てたの…覚えてる?

ちー

…え…にぃ達来てたの?

竜胆

(もしかして…)

…ちー…俺達に隠してることな〜い?

ちー

…ある…

だよね〜今なら怒らないから、話してくれな〜い?

竜胆

お前の全部を受け入れる

竜胆

もう1人にはしない…

竜胆

だから、全部話してくれ…

ちー

…うん…

ちー

…僕…東京卍會の副総長兼救護班なんだ…

竜胆

…救護班は分かるが…なんで副総長なんだ?

ちー

…それは…この後の話なんだけど…

ちー

…僕…二重人格なんだ…

…まじ?

竜胆

じゃあ…さっき俺達と喋ってたのは…

ちー

…もう1人の「オレ」?僕?

竜胆

其奴とはいつから?

ちー

…父さん達が…タヒんでから…

遡ること…にぃ達が逮捕された数日後

ちー(9)

まぁま〜

ん?なぁに?

ちー(9)

にぃ達のところ行きたいの!

そうね…蘭と竜胆元気かしら…

まさか、俺のチームの総長と副総長を倒しちまうなんてな…驚いたぜ

貴方の時は正義の味方みたいな感じだったのにね…

変わっちまったもんだな…

元暴走族の父さんはにぃ達の逮捕については深く反省しろと怒っていた

同時によくやったとも言ってた

ちー(9)

ねぇ〜にぃ達に会いたいよ〜

ははっ、お兄ちゃんが居なくて寂しいんだな?

なら、電話して許可を得たら会いに行きましょうか

ちー(9)

ほんと?

そうだな、じゃあ頼むよ

はい((ニコッ

暫くして

明日の午後ならいいらしいですよ

そうか、良かったなーちー

兄さん達に会えるぞ((ナデナデ

ちー(9)

やったー!

ふふっ、良かったわね〜

ちー(9)

えへへ

僕はにぃ達に会えるのを楽しみにしていた

けど、あんなことが起こるなんて知る由もない

ちーは兄さん達は好きか?

ちー(9)

うん!大好き!

ははっ、そうか

ふふっ、蘭と竜胆も喜ぶわね、きっと

キイイイィィィ

ガッシャン!

一瞬の出来事だった

隣に座っていた母は音に気づいたのか、僕を庇うように抱き締めた

父も突っ込んでくる車に気付いたのか、僕らを守ろうと振り切ったが無理だった

父の座っていた運転席は完全に潰れ、即タヒだった

相手が大型だった為、 僕らの車は大破損

ガソリンが漏れていた

っ…ちー…貴方だけでも逃げて…

ちー(9)

…やだよ…ちーもここに居るよ…

だめよ…お兄ちゃんに…会えなくなるわ…

さぁ、行って!

母は窓を開けて僕を遠くに放り投げた

ちー(9)

!まぁま!

優しい子になってね…ちー…

大好きよ

(爆発音)

ちー(9)

まぁま!ぱぁぱ!!

看護師

貴方も擦り傷と火傷してるわね…

看護師

さぁ…おいで?手当てしましょ?

ちー(9)

…まぁまは?ぱぁぱは?

看護師

…貴方のご両親は…もう居ないの…

ちー(9)

…居ない?

まだ小学生の僕には現実を受け入れられなかった

両親がタヒんだという、現実が

霊安室に行って、そこで理解した

両親は、もう居ないと…

それと同時に、変な感情が出てきた

父を殺したのは誰だ、

母を殺したのは誰だ、

殺してやる

殺してやる

殺してやる!

その感情で生まれたのが、 「アイツ」だった。

アイツは僕の殺意、憎しみ、負の塊だった。

いつしか、僕はアイツが怖くなった

そのまま無差別に殺すかもしれない

仲間も殺すかもしれない

そんなの、嫌だ…

だから僕は、誰にも打ち明けず、僕の秘密にした。

ちー

…ということだよ…

竜胆

……

……

ちー

…いつか…にぃ達も殺しちゃうかもって思うと…話したくなくて…

…ごめんなぁ…ちー…

ちー

そんな事を、1人で抱え込ませて…

竜胆

ごめん、俺達がもっと早く気づいていれば…

ちー

…にぃ…

これからは、俺達が居るからな…

竜胆

あぁ…1人じゃない…

ちー

っ…うん…

ならさ、ちー

ちー

天竺に来ない?

ちー

…え…

この作品はいかがでしたか?

175

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚