この作品はいかがでしたか?
601
この作品はいかがでしたか?
601
夏休み1日目
\ピンポーン/(インターホン)
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
夏休み1日目、 君は俺の家に来た。
ない💕︎
少し汗をかき、 顔が火照っている君を見て
俺も少し、顔が赤くなった。
ない💕︎
りう❤
当時の君は、そんな 夏の暑さを吹き飛ばすぐらい
…すごく元気だった。
その日は、俺の家で 勉強をしたり遊んだりした。
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
俺はその日、自慢の 彼女の可愛さを再認識した。
夏休み5日目
その後、全力で課題を 終わらせた俺たちは海に来た。
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
真夏の太陽の日差しに 負けないぐらいに眩しい、 はにかむ君の笑顔。
俺にはもったいない ぐらいの自慢の彼女だ。
あまりの彼女の偉大さに、 俺はその分の愛を返せているのか つい不安になる。
でも、君が笑ってくれるから。 大丈夫だと心に言い聞かせるんだ。
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
俺はその日、彼女の 愛の大きさを再認識した。
夏休み10日目
待ち合わせの ショッピングモールの 壁にもたれている君を見つけ、
ない💕︎
俺は少し大きな声で 彼女の名前を呼ぶ。
りう❤
りう❤
そして君は目を輝かせ、 同じように俺の名前を呼んだ。
ない💕︎
俺がお決まりの 定型文を添えると、
りう❤
りう❤
少し照れながら 君は返事をしてくれた。
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
少し呆れたような笑顔で 話を聞いてくれる君を見て、
ない💕︎
りう❤
俺は彼女の耳元で 甘い言葉を添える。
耳が弱い君には 少し刺激的だったようで、
りう❤
いつの間にか、 顔が真っ赤になっていた。
ない💕︎
りう❤
そして俺はこの日、 彼女の可愛さを再認識した。
夏休み15日目
俺はこの日、 家でくつろいでいた。
いつもなら彼女と 連絡し合ったり、 遊んだりしているが
今日は何も連絡もなく、 遊ぶ約束すらしていなかった。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
俺はそう自分に言い聞かせ、 胸のざわつきを落ち着かせる。
…しかし、胸のざわつきは 一行に治まらない。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
スマホを持ちながら 部屋の中をうろついていると、
りう❤
通話
00:00
ない💕︎
彼女のスマホから 電話が掛かってきた。
ない💕︎
俺は驚きながら電話を繋げる。
…この後、絶望に 満ちることも知らずに。
電話に出ると、 聞こえてきたのは 聞き慣れない人の声。
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
ない💕︎
電話に出たのは彼女の母親で、 俺は少し違和感を覚えた。
何故、彼女のスマホなのに 彼女の母親から電話が来るのか。
胸のざわつきが治まらない。
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
ない💕︎
当時の彼女の母親の声は、 何だかいつもよりも低く感じて
俺は嫌な予感がしていた。
そして次の瞬間、 衝撃の言葉が発せられる。
りう❤の母親
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
その言葉に身体が震える。
りう❤の母親
ない💕︎
ない💕︎
りう❤の母親
そして俺は電話を切った。
俺は気付けば 家を飛び出していた。
ない💕︎
ない💕︎
どうして、どうして…!
昨日までは あんなに元気だったのに!
あんなに笑顔だったのに…!!
俺は心の中で問いかけている。
しかし、そんなのも 考えられなくて。
俺はただ、 無我夢中で走っていた。
俺が病院に着くと、 彼女の母親が待っていてくれた。
ない💕︎
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
りう❤の母親
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
そして俺は、彼女の母親と ある程度会話を交わしてから
彼女の病室へと 足を踏み入れた。
ない💕︎
ない💕︎
病室へ入った途端、 俺は座り込んでしまった。
腕には医療ドラマでしか 見たことの無いような数の点滴。
心電図が音を立てながら 彼女が生きていることを示していて、
そんな君には 人工呼吸器が付いていて…
君の肌の色は、 血色が悪く感じる程に 青白かった。
病院の医師
近くで俺を 待っていたであろう医師は、
座り込んだ俺の様子を見て すごく驚いていた。
ない💕︎
俺は力の入らない 身体を無理やり起こし、
彼女の手を強く握った。
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
当たり前だった動作が、 行われないというだけで
こんなにも悲しいものなのか、と 改めて思い知らされる。
病院の医師
病院の医師
ない💕︎
そして俺は医師に案内され、 別室へと移動した。
病院の医師
ない💕︎
医師の指示に従い、 俺は椅子に腰を下ろす。
俺が座ったのを確認し、 医師は口を開き話し始める。
病院の医師
病院の医師
そんな、最愛の人が 倒れてしまったのに
…大丈夫なわけ、ないだろう。
ない💕︎
病院の医師
医師は俺の感情を読み取ったのか、 重い口取りで話続ける。
病院の医師
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
病院の医師
…医師の表情が 暗くなっていくのを感じ、 俺はある程度悟ってしまう。
彼女には何か あるのだろう、と。
病院の医師
病院の医師
ない💕︎
ない💕︎
まさか、あんなに 元気だった君が 生まれつきの 心臓病だったなんて…
俺は想像もしていなかった。
病院の医師
病院の医師
きっと医師は、俺を 慰めようとしているのだろう。
でも、どうしても俺には そんな慰めの言葉でさえ
…今は皮肉に感じてしまうのだ。
ない💕︎
病院の医師
病院の医師
ない💕︎
“半年も持たない”
その言葉が、頭の中を ぐるぐると駆け巡る。
ない💕︎
ない💕︎
俺はただ、 その事実を信じたくなくて
嘘だと信じたくて、 笑いながら医師に問いかけた。
…でも、俺が望むような 答えじゃないことを 知っている自分がいる。
病院の医師
病院の医師
病院の医師
ない💕︎
俺の口角が 下がっていくのが分かる。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
そして俺はいつの間にか 大量の涙を流していた。
病院の医師
病院の医師
そう言って医師は、 落ち着いてから来てください、と
俺をしばらく1人にしてくれた。
1人になった瞬間、 今まで我慢していたものが溢れ出す。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
そして俺はしばらく 泣いて悔やんだ。
…自分の無力さに。
数日後
俺は彼女が倒れたあの日から、 毎日病院に通った。
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
俺はそう言いながら 君の細い手に 指を交じわせる。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
どれだけ元気に話しても
どれだけ起きろ、と 君を起こしても
一向に君は 目を覚まさない。
…始業式まであと20日。
更に数日後
ない💕︎
今日は彼女のお見舞いに まだ行っていない。
…何だか少し、 悲しくなってしまって
なかなか家から 1歩踏み出せないのだ。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤の母親
通話
00:00
俺がそうぐずついていると、 いきなり電話が掛かってきた。
ない💕︎
ない💕︎
そして俺は恐る恐る 電話に出た。
ない💕︎
りう❤の母親
俺はもう元気にやり過ごす 気力もなく、ただ淡々と 話を聞いていた。
ない💕︎
ない💕︎
彼女の母親の声色に 少し違和感を覚えた俺。
そんなことはお構い無しに 話が続いていく。
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
そして俺は、 すぐさま電話を切り 家から飛び出した。
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
君はさっき起きたばかりなのか、 まだ視点が上手く合っていない。
それでも、俺の声が分かったのか ゆっくり話してくれた。
ない💕︎
俺は彼女の手を強く握る。
そして無意識に 涙がこぼれ落ちていた。
りう❤
りう❤
そして君は俺の頭を やさしく撫でてくれる。
そんな君が愛しい。
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
こんな情けない彼氏相手に、 こんなに完璧な彼女が いていいのだろうか。
俺に優しくしてくれる君が すごく眩しく感じた。
この日は、彼女の 体調を伺いながら沢山話した。
始業式まであと15日。
更に数日後
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
始業式まであと10日。
次の日 夜☽︎︎.*·̩͙☆.*°
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
始業式まであと9日。
数日後
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
看護師
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
病院の医師
病院の医師
看護師
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ピーーーッ(機械音)
ない💕︎
病院の医師
看護師
看護師
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
病院の医師
病院の医師
りう❤
病院の医師
看護師
看護師
ない💕︎
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
病院の医師
病院の医師
病院の医師
看護師
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤の母親
ない💕︎
今日、俺は
最愛の人を亡くした。
数日後
それからと言うもの、 俺は気が病んでしまって
部屋にずっと引きこもっていた。
水分補給も、食事もせずに
ただ布団に潜って 泣いたりしていた。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
そんなことを考えていると、 インターホンが鳴った。
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
俺は重い身体を起こし、 玄関へと向かった。
ない💕︎
ない💕︎
そこに立っていたのは、 彼女の母親だった。
りう❤の母親
りう❤の母親
そう言って深々と頭を下げる 彼女の母親。
釣られて俺も礼をする。
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
りう❤の母親
りう❤の母親
ない💕︎
そう言って彼女の母親は 帰って行ってしまった。
渡されたのは一通の手紙。
彼女の字で、俺への宛名が 封筒に書かれていた。
ない💕︎
そう言って俺は、 封筒から手紙を取り出す。
そして読みながら リビングへと向かった。
ないくんへ
ないくんがこの手紙を 読んでいるということは、 俺は死んじゃったんだね…
ない💕︎
…もっとないくんと 一緒に過ごしたかったなぁ。
ない💕︎
冬休みとか、一緒に 同じ鍋を囲んで 食べてみたかったし、
雪合戦とかしてみたかった。
ない💕︎
でも、叶わなかった… 神様って残酷だよね…
ない💕︎
…でもね、神様は 残酷かもしれないけど 感謝する面もあるんだよ?
ない💕︎
それは、ないくんと出会えたこと。
ない💕︎
ないくんと出会えて、 俺はすごく幸せだった。
これ以上にない程の愛もくれた。
その愛に応えるために、 俺もたーくさんないくんに 愛をプレゼントしたよ!
ないくんは気付いて くれてたかなぁ?w
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
でも、俺はすごく ないくんの愛を感じられてたから
ずっと幸せだなぁって 思ってたよ!
ない💕︎
ないくんは誰が何と言おうと、 自慢の彼氏だよ!
ない💕︎
ない💕︎
…これからしばらく 会えなくなっちゃって すごく寂しいけど
りう❤はずっと、 ここで待ってるから!
ないくんは幸せになってね。 俺は願うのは、ただそれだけです。
じゃあ、また会える日まで お元気で!
りう❤より
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
りう❤
りう❤
りう❤
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
ない💕︎
りう❤
りう❤
ない💕︎
俺たちの幸せは お互いの幸せだから。
総シーン数:39 総タップ数: 752
コメント
56件
めっちゃ感動した…涙腺崩壊(T T)
あの…こんな感情移入したの初めてです(ガチで泣いた)
ないくんの「代わってやりたい」がいい味出してましたね .ᐟ💓 アイコンがいつもと違うの気づきましたよ.ᐟ🙌🏻笑 初めて、てらのべで泣いた気がします…、!! この物語のカップルが、赤組だから更にいいんだよな〜、