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坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
墨田 恵子
墨田 恵子
唐突によくわからないことを言われ混乱した 相手がこちらを誑かしているのかと相手の表情を確認してみるが、いたって真面目な顔をしているのがさらに混乱を呼ぶ
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
いったい何を言っているんだ? 10年前はかのパンデミックが起きて…そして… お父さんが死んでしまった年だ それ以上の意味が含まれているわけでもないのに
墨田 恵子
その質問に彼は少し顔を曇らせた
坂嶋 慶太
そこまで言いかけたところで校内放送が始まった
放送委員
放送委員
放送委員
結構な音量で校内放送の音楽が校内に響いた この学校のスピーカーは若干ボロが来ており、音量が大きすぎるか小さすぎるかの2択なのである
それはそうとこの放送が開始されるのは昼食時間の半分過ぎた頃だ いつも昼飯を食べるのが遅い私はこれ以上遅くなると確実に授業中にまで突入してしまうだろう
墨田 恵子
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
そうして一旦話を終わらせた後、2人で教室に戻った すると案の定靖宮から色々問いただされた
靖宮 遥
ニヤニヤ笑いながら問いかけてきた
墨田 恵子
靖宮の「えー!?なんで!?」という喚きをスルーしながら私は弁当を開けて食べ始めた。
そして昼飯時間が終わり、睡魔に襲われながらも何とか午後の授業を乗りきって帰りのSHRの時間になった
里田 真由美
里田 真由美
SHRが終わり、教室の空気が一気に緩んだ
クラスメイト
クラスメイト
各々が今後の予定や昨日あったことなどを話し合ったりしている中、私は坂嶋君の所へ行った
墨田 恵子
坂嶋 慶太
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
そういうとせっせと帰りの準備を済ませて「じゃあまた後で」といった後に彼は教室から出ていった。
そういえば今さらだがなぜ皆は転校生の彼に興味を示さないのだろう 編入してこれる学力の持ち主なら皆からの注目も放課後になっても続きそうなものだが…?
墨田 恵子
そう呟くと私は既に帰る準備を済ませて話し合っている親友の元に鞄を持ち近付いていった
靖宮 遥
滝川 修一郎
2人が自分の家方面の道に行ったので一人になったのでイヤホンを取り出し、今夢中になっている作曲家の曲を聞く
墨田 恵子
坂嶋君と交わした約束を思いだす そういえば神社で会おうといっていたなと思い出す
墨田 恵子
墨田 恵子
若干の罪悪感を感じながら帰り道を変更して神社へと向かった この道はかなり久しぶりに通る道だ
そのまま歩みを進めていると目の前に神社が見えてきた
墨田 恵子
ここは以前家族とよく初詣に来ていた神社だ 当時はかなり有名で平日でもご老人達の立ち話スペースになっていたりもしたのだが今はその面影はなく境内にはまばらに人が居るのみだった
そのうちの一人は私が知っている顔…坂嶋君だった
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋君は微笑みながらそう言った
坂嶋 慶太
少し目立つ事とはなんなのだろうか…と疑問に思いながらも私は坂嶋君についていった
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
その言葉と同時に彼は本題を話し始めた
坂嶋 慶太
墨田 恵子
国際企業アポロジクス 正確には株式会社の形態であるこの会社は農薬化学研究を主な活動として、ワクチン作成や風邪薬などの医療品を手掛け、今や全世界に支店を抱える日本発の大企業だ そして 10年前のパンデミックを終息に追い込んだ救世主でもある
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
それを言われた瞬間はっとした なんで今まで気付かなかったんだろう… よく考えたら分かることじゃないか でも…なぜ皆はこの事実に気がついてないんだ?
坂嶋 慶太
彼は私の思考を読んだかのように話を続けた
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
墨田 恵子
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太
墨田 恵子
坂嶋 慶太
坂嶋 慶太