iris曲パロ

ぴよにきで 『くらべられっ子』 第3章

⚠︎BL要素ありません。 第1、2章の後に読むことをおすすめします。

ぴよにきくらべられっ子最終章です！ それではどうぞっ！

自分のノイズがかった歌を 口ずさみながら歩く

いつの間にか家とは真逆の方向に 来ていたみたいだ

もう行き止まり

くらべられっ子 くらべられっ子

だから息を吐いて

口を塞いだ

このまま海に飛び込めば…

おわれるの？

最後までこびりついて離れないのは

たった1人の片割れのこと

俺をほっといて

そしたら瞳閉じるの

平行線から交わって

久々に見る、完璧な弟の弱った姿

昔みたいに、仲良く、？？

ほら全部外側に置いてってみよう

あぁ くらべられっ子 くらべられっ子

たった1人の完璧な片割れは

幼く、兄想いのままだった

変わったのは俺だったんや

勝手に比べて 勝手に距離をとって

最初から知りたかったなぁ

嫌いになっちゃった

くらべられっ子 くらべられっ子

俺に言ってるよ

みんな、優しいままだった

昔から、 しっかり出来たら褒めてくれる母親も

悪いところはハッキリ言ってくれる 同級生も

一人一人を評価してくれていた先生も

変わらず慕ってくれている後輩だって

周りが何にも見えなくなって

だから思い出して

もう忘れんな

本当は大好きだって

息を止めていた君を

抱きしめて

2人は手を繋いで

俺たちは今、 初兎から誘われてバンドに入っている

みんないいヤツらで 俺もまた、 歌を好きになることが出来た

ちょっとうるさすぎる時もあるが、 ｢アニキ！｣と慕われるのは悪くない

わちゃわちゃと騒いでいるアイツらを見守りながらそう呟く

そうだ…今俺が歌を続けられているのはコイツのおかげやったな

君のことを好きだと思える 自分が1番好きだ

お疲れ様でした！

これにて、ぴよにきのくらべられっ子は完結です！

ものっすごく遅くなってしまい、 本当にごめんなさい…

言い訳になってしまうのですが、 色々と忙しすぎて、書く時間が取れませんでした。

これからもあまり早くは更新できないと思いますが、 できるだけ頑張ります！

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