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夜明けのフーガ

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夜明けのフーガ

10 - 新たな情報GETだぜ✨

♥

233

2025年09月28日

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前回のあらすじ

瑠夏が何かに気づき、みんなで情報交換をすることに

で、一体何に気づいたんだい瑠夏君?

瑠夏

お前は何でそんな不機嫌なんだ?

探してる途中でぶった切られたからだね…

こっちは居なくなった梨花達を見つけるために頑張ってるのにね?

瑠夏

…悪かったよ

へーん、そう言ってどうせまた自分勝手に皆を巻き込むんだい!

こら楓、ストップ

ミア・ベイリー

で、気になる事が出来たって聞いたけど、何に気づいたの?

瑠夏

…の前にベイリー、お前薬品の数やその種類、効果とかここに置かれてたもんの事

瑠夏

全部覚えてるか?

するとベイリーはあっけらかんとした顔をし瑠夏を見る

ミア・ベイリー

そんなの、ここは自分の家だし自分が1番分かってる

瑠夏

なら良かった

これ何の確認?

瑠夏

それは聞いてりゃこれから分かる

瑠夏

なぁベイリー、この中でお前の見覚えの無いやつはあるか?

瑠夏は目の前のテーブルの上にガラス片をそっと置いていく

それには薬品名が書いてあり、見ずらいものもあるが読めない程ではなかった

これ、まさかあの破片の山から拾ったの?

瑠夏

当たり前だろ

まさかそこまで毒が回っていたとは…

瑠夏

頭は正常だ、むしろお前の方が毒回ってんだろ

ちっげぇし?

瑠夏

で、ベイリーはどうなんだ?

ベイリーはしばらく無言で瑠夏をじっと見ていたが、少ししてはぁ、とため息をつくと話を続けた

ミア・ベイリー

そうだね、この中だと見覚えがないのは…これかな((スッ

そう言ってひとつのガラス片に指を指し、トントンと指先で軽く突く

そのガラス片には「腐食剤」と書かれていた

これは…腐食剤?

って何?食べたらうまま?

瑠夏

どう考えても腹壊すに決まってんだろ

以外といけるかも!

ペッしなさい、ペッて

ミア・ベイリー

うん、でないとそのまま体が腐るからね

えっ

腐る?…?美味しくなかった?

瑠夏

お前まだ美味しいやつって思ってたのかよ

飲めないものだとガッカリしている楓を横目に、瑠夏はベイリーの方を向いて話す

瑠夏

で、お前の記憶にはこれがなかったんだな

ミア・ベイリー

うん、あれば記憶に残るし、目にも着くからね

ミア・ベイリー

それに、これは国の薬品の中でもかなり危険な薬品でね

ミア・ベイリー

一応管理されているはずなんだけれど…

それがここにある…んだよなぁ

全く頭が痛い話だわ!

瑠夏

一応聞くが、お前はやってねぇよな?

ミア・ベイリー

まさか!それに管理しているのは管理局、そう易々と手に入れられるわけないでしょ?

瑠夏

まぁ警備が堅くなったって聞いたしな

じゃあ管理局の人がここへこの薬品を持ってきたってことか

何でわざわざここに?

瑠夏

お前ら、ちょっとこっちに来てみてくれ

嫌だと言ったら?

瑠夏

勝手にしとけよ

ごめんじゃん!見る、見ます!

そうして全員が瑠夏の指先に視線を向ける

それはこの家の柱で、まるで虫に食われたかのように脆くなっていた

ミア・ベイリー

柱が…

もしかして、腐食剤で?

瑠夏

おそらくな。しかもご丁寧に根元ときた

まぁこれぐらい脆いのがいくつかあれば、簡単に家は倒壊すんだろうね

ミア・ベイリー

…そういえば、今とここを出る前とで違和感がある柱がいくつかあった気がする

確定だね

瑠夏

で、お前らに質問なんだが、この家はどうしてこんな形を保っていると思う?

え、WHY?

急に英語やめて

ミア・ベイリー

…主柱

え?

ミア・ベイリー

主柱がしっかりしていたからじゃない?

ミア・ベイリー

だからここまで形が保たれている…

いや、でもさーこの家の品が目的ならそれとって家全部壊せば一件落着じゃん?

まぁ2人はそれを見て連れてかれた可能性があるけど…

壊したら証拠も全部消えるし

何なら燃やしても良くね?

ミア・ベイリー

自分家を燃やしてもいいって言われるのは複雑かも

まぁでも間違っては無いよね

瑠夏

一応俺的にはアイツらが目的なんじゃねぇかって思う

瑠夏

じゃなきゃ、んな手間暇かける必要ねぇし、特にこの部屋には薬品がある

瑠夏

価値ある薬品の1つや2つぐらい持ってって、私物にするぐらいするだろ。管理局の奴なら尚更じゃね?

ミア・ベイリー

だとして、どうしてその後家を燃やさなかったのか…

燃やせなかった理由でもあるんじゃ?

その言葉に瑠夏は記憶を振り返る

使用人の住民の証言、乱雑に散らばったガラス片、そして形の残ったこの家

まるで自分たちに、"気づけ"と言わんばかりに残されたピース達に少し嫌気が指し、振り切るように顔をブンブンと横に振る

瑠夏

(とりあえず、これ以上収穫が無けりゃ1回引き上げるか)

瑠夏

("今ある情報"の整理が必要だ)

とりままたなんか分かれば集まるでいいんじゃ?

そうだね、ずっとここにいる訳には行かないし

ミア・ベイリー

じゃあ、探索再会しようか

そうしてその後も各々色々な所を調べたが、成果は出ずそのまま帰ることになった

客室ー寝室ー

あー、結局何も分からんかったー!

そうだね…でも、瑠夏が気づいたこととかは結構大きかったんじゃない?

まぁねー?

ミア・ベイリー

一応明日も見てみる?

え、いいの?

ミア・ベイリー

うん、自分も一刻も早く2人を見つけたいしね

まじ?さっすがベイリーさん、太っ腹〜

瑠夏

お前ら距離近くなったよな

そう、どうやら3人は俺の知らない間に距離を縮めていたようだった

気づいたのは帰りの道で、帰っている際に何だか距離が近いなと思い聞いてみると

話が弾んで、どうやら敬語をつけないで話せるぐらいまでは仲良くなったらしい

まぁうちは元から結構グイグイだったけど?

瑠夏

お前下手すれば不敬罪だからな

イエローカードだね

瑠夏

つーかベイリー、お前ん家構造どうなってんだよ

ミア・ベイリー

え?どうって、普通に

あれだけ入り組んでんのに?まじ?

ミア・ベイリー

うーん…まぁでも、それなりにちょっと手を加えてるから…

ミア・ベイリー

普通よりは少し複雑かも?

でも構造は把握してるんだよね

ミア・ベイリー

それは流石にね。何なら隠し扉もつけたり、ギミックも追加したりしたよ

瑠夏

トンデモハウスじゃねぇか

めっちゃおもろそうだけどね〜

でも住んでみたらうっかりこんな所があったんだー、的なのもありそうじゃない?

ミア・ベイリー

うーん、実際そういうのはなかったかな

ミア・ベイリー

何なら、自分が部屋とかを追加したせいでこここまで複雑になったまであるし

ナチュラル破壊神はここに御座した…

ミア・ベイリー

楓?失礼って言葉分かる?

…うん、終わりよけりゃ全てよし!

瑠夏

フラグで草なんだが

その時、使用人が扉から入ってベイリーの方まで寄って来た

その時、コソコソと何かを耳打ちしており、話し終わったかと思えばベイリーは険しい顔をして俯いた

どうかした?

ミア・ベイリー

あぁ…ちょっと呼び出しが、ね

大丈夫なん?

ミア・ベイリー

うん。すぐ戻ってくるから、3人で話の続きでもしてて

そう言ってベイリーは、使用人とともに部屋を出ていった

何があったんだろうねー?

瑠夏

分からねぇが…何かあった事に変わりはねぇだろ

んー、昼間の事とか?

あ、そういや使用人帰らせてたわ!

瑠夏

無くはねぇな

まぁきっと元気にやってるわな!

疎遠した友人かな?

…まぁ、ベイリーのことだし、大丈夫だとは思うけど

瑠夏

つーか、菜沙はまだ帰ってこねぇのか?

夜遊びしちゃってんじゃんYo⤴︎

ラッパーが居るんだけど…

お前もラッパーにならないか?

瑠夏

ならねぇし、鬼○辞めろ

ラッパーにならないなら、お前の頭でビートを刻む

瑠夏

そいつハゲになるんじゃね?

で、菜沙の件は?

遥の言葉にあっ、と声をあげ急いで話を戻す

瑠夏

一応あの時は…昼か?

うちら最後に菜沙見たの、そんぐらいだもんね〜

じゃあ、そこから既に7、8時間は経ってるわけで…

え、今何時か分かんの?

だって壁に時計があるし…

遥が指を指した先には白を基調とした、美しい時計がかかっており、これまた壁と同化していた

瑠夏

本当だ、あるな

瑠夏

…尚更大丈夫なのか?

うーん、流石にこの鋼の楓ちゃんも心配かなぁ

鋼の楓ちゃん

次言ったら埋めるよ?

ねぇ、もう少し穏便になんないの!?

瑠夏

…ならいっそ聞いてみるか?

誰に?

瑠夏

そりゃもちろん公爵に

それは誰が聞きに行くの?

瑠夏

んなの、3人でに決まってんだろ?

その言葉を聞いた瞬間、楓はすぐさまその場を離れて丸まり、遥は顔をサァッと青くさせた

はい、無理無理無理!うち絶対嫌だね!

僕も、ストレスがかかりそうで…

瑠夏

いや、俺は1回行ってんだぞ?

じゃあ経験者は語るというので、よろ!

瑠夏

…はい、全員引っ捕まえて連れてくからな

え、ちょっと、瑠夏?

嫌だァァァァ!!

その声は夜がふけり始める空までよく響いた

おかげで邸内が軽めのパニックになったらしい

そういや思い出したことあんだけど…

そう言って楓は話を切り出した

ちなみに今は使用人から楓の声(叫び)に対する注意を受けた後だ

瑠夏

思い出したこと?

そう、ベイリーの家の事ね

実はその部屋の時計が壁に着いたまま止まってたんだよね〜

しかも22時辺りで

家が崩壊した衝撃を受けてとかじゃないの?

だと思ったけど、他の時計は動いてたんだよ!

転がり落ちてるにも関わらずさ

しかも時計は壁に着いたまま!

瑠夏

……ちなみに何だが、その部屋、ベッドは複数あったか?

んー…2、3ぐらい?あ、あと医者が座るような机と椅子があって、ベッドと結構距離近かったわ!

瑠夏

(なるほどな)

というか、何で瑠夏がベッドがその部屋にある事を知ってるの?

瑠夏

あー…病人になってた時にいた部屋だからだ

じゃあ瑠夏その部屋行った方が良くね?

他になんか分かりそうだし

瑠夏

珍しく冴えてんな

え、泣くよ?

まぁまぁ…でも、とりあえず今日は体を休めた方がいいんじゃない?

瑠夏

だが、菜沙は…

どっちにしろ、今はベイリーが話してんでしょ?

うちら追い返されるって〜

瑠夏

…それもそうだな

んじゃうち寝るわ!おやすみぃぃぃぃ

ンゴーーーー

瑠夏

寝んの早すぎだろ

じゃあ僕達も寝よっか

瑠夏

嘘だろ、楓のいびきにビビってんの俺だけか?

毎日聞いてたら慣れるよ

瑠夏

…悪かった

瑠夏

今度楓ぬきで一緒に寝ような

あはは、いいよ(笑

…じゃあおやすみ、瑠夏

瑠夏

あぁ

そうして、瑠夏達は睡魔に身を委ね、眠りに着いた

翌朝、瑠夏達が3人で川の字になって寝ている様子が使用人たちに見られ、瑠夏は記憶消し装置を作ろうと言い出したらしい

to be continued

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233

コメント

10

ユーザー

お泊まり会楽しそ〜🤤

ユーザー

私も遥を埋めて楓と一緒に頭の上でビート刻みたいな!

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