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代々木

セーンセ、好き!!

宮木

はいはい、分かったから席つけよ。
折角の卒業式なんだから。

いつもそうやって軽く私をあしらうセンセイ。

もちろん私は本心から言っているのだけど……。

けれど、センセイは「はいはい、」だの「分かった分かった」だの、まるで子供をあやすようにしか反応してくれない。

まぁ子供ですけど!!

私だって、もう18歳【成人】なんだよ……?

不服そうな顔になっていたのか、センセイはぷっ、と笑ってくる。

宮木

卒業、悲しくないのか?

代々木

ぜーんぜん!だってどうせセンセイから連絡先貰うし!

私は満面の笑みで答えた。

宮木

あげるなんて一言も言ってないけど

代々木

えっ……。

宮木

……嘘嘘、やるからちゃんと卒業して来い笑

時々からかってくるんだよなぁ、この人

まぁ楽しいからいいかと思い、了承した。

私達の代では綺麗に桜が咲いている。

かなり珍しいらしい。

そんな桜を眺めながら、黄昏れる。

宮木

結局泣いてんじゃん

代々木

うるさい

卒業式の後、桜縁の木の下に来てください━━━━━━━━

在学中、突然私はそうセンセイに言った。

さすがに断られるかな、と思っていたが、覚えていたらなと呆気なくOKを貰った。

宮木

んで何?連絡先?住所?さすがに住所はやれねーからな笑

代々木

ばか、知ってる癖に

桜縁の木の下は、俗に言う「告白スポット」なのだ。

これを教えてくれたのは紛れもない、宮木センセイだった。

代々木

すk

宮木

好きです、付き合ってください。だろ?

代々木

わっ!?

突然世界が高くなる。

桜の花に届きそうだった。

抱き上げられてるのがすぐに分かる。

宮木

こんだけ愛してくれるのは、代々木以外に居ないだろうしな。

代々木

えっ、、じゃあ……

宮木

僕からもお願いします。

桜の花が勢いよく風に乗って飛んでいった。

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