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第12章 妄想は現実に溶けて
平林斗亜
平林斗亜
髙橋湊
髙橋湊
鈴木莉亜
斗亜、ゆっくり莉亜の方へ歩く。 その目は、からかいでも怒りでもなくーーなぜか、真剣。
平林斗亜
平林斗亜
鈴木莉亜
鈴木莉亜
平林斗亜
莉亜の目が見開かれる。 その瞬間一一 斗亜の腕が彼女の腰を引き寄せる
平林斗亜
鈴木莉亜
そして一ー ふたりの唇が、 音もなく、静かに重なる。 短く、でも熱く。
湊の妄想ノートに書かれていた一文が、現実になる。 『斗亜は莉亜の唇に触れ、何も言わずにただ息を重ねた。 言葉は要らなかった。今この瞬間が、全てを語っていた。』
鈴木莉亜