テラーノベル
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そんな通知を見て開こうとした。
目の前からトラックが来ていると知らずに。足が無意識に前に進んだ。
トラックのブレーキ音と重なる誰かの叫び声を聞く時にはもう意識は遠のいていた。
『────じょさま!!』 『──お嬢様!!』
そう呼ばれた声が聞こえた
身体がびくっと跳ねたと同時に目を覚ました。
そこにノック音が重なった。
フィンルン
あ。はい。とだけ答えた。
そう発する声がいつもより少し低く、冷たかった。
部屋を見渡した。明らかにここは日本では無さそうな中世ヨーロッパ風だった。が窓辺を見ると空に『何かが』飛んでいた。
フィンルン
目の前に居た男性の眉間に皺が入った。
フィンルン
セスティア・フォン・ブライア
やはり違う声。
フィンルン
セスティア・フォン・ブライア
フィンルン
驚いた顔をしていた。
フィンルン
その夜。舞踏会の招待状が届いた。今になって気づいたが、強制なのだろう。
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