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この作品は、私が前に出した小説の「ぬけない」の登場人物である、ムツキの過去と未来の物語になります。
そちらを読むとより本作をお楽しみ頂けます。
昔から、男が好きやった。
昔からその事の異質さには気づいていて。
ただただ、自分の中にずっと閉じ込めてた、隠し事だった。
友達
ムツキ
ムツキ
友達
ムツキ
友達
ムツキ
友達
ムツキ
男女問わず、歓声は嬉しかった。 それが、なんだか、中途半端な気がして。
イケメンは嫌いだった。 筋肉モリモリマッチョマンが好きだった。 流行りのアイドルより、ボディービルダー見てる方が、興奮した。
先生
先生
ホクト
ホクトと出会ったのはこの時だった。 本当にイケメンで、なんだかそれが嫌で、絶対関わらんとこって心に決めていた。
せやけど、その決意は、数時間後崩壊する。
友達
ムツキ
友達
まーたウケなかったと、ガッカリした時、後ろにたまたまいたホクトの姿が見えた。
ムツキ
ホクトは、床に蹲って
苦しそうにしていた。
ムツキ
友達
走って近寄った時、あいつは思いもよらない声を上げた。
ホクト
ダッハハハハハ!!
ムツキ
ムツキ
ホクト
こいつは、俺のギャグで死ぬほど笑っていたのだ。
友達
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
いや、見た目とのキャラ違いすぎやろ!!!!!
ムツキ
母親
ムツキ
母親
ムツキ
母親
ムツキ
ムツキ
母親
June
ホクト
June
ホクト
June
ホクト
June
ホクト
ムツキ
母親
ムツキ
母親
その後も、何送ってもウケ、ウケ、ウケ続け
3日後にはもう…
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
友達
時は過ぎて半年後、この日はホクトの家に遊びに来ていた。
ホクト
ムツキ
あれだけ、仲良くしたくないって思ってたのに、それを聞いた瞬間ショックで、悲しくて、泣きそうになって。
この時初めて俺は、ホクトへの恋心を自覚した。
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
俺が、1番?
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
俺が…1番…
1番!1番!!俺が、
ムツキ
この時の俺は、誰よりも浮かれてた。 ”友達として”にも関わらず。
時は流れ、高校生。 俺たちは一緒の高校に入った。
友達
ムツキ
友達
教師
ムツキ
教師
教師
ムツキ
ムツキ
友達
教師
友達
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
俺は馬鹿だから、これからもずっと同じ道進むと思ってた。 ずっと。
ホクト
ムツキ
ホクト
いつもなら、「夢見んなアホ!」とか言うんやろうけど、動揺した俺は、
ホクト
やらかした。人生で1番と言っていいほどに。
チュッ…
ホクト
キスした、何故か、よく分からないが、俺はそのまま、まぁまぁの声量で、吃りながら、泣きながら、相手の声も聞かずに話しまくった。
ムツキ
ムツキ
ホクト
その後のことはよく覚えてない。 気づいたら家に帰ってて、食欲も湧かないから晩飯も食わなかった。
ムツキ
ホクト
不在着信
ホクト
不在着信
ホクト
不在着信
ムツキ
ムツキ
ホクトの連絡先をブロックして、勢いのままベッドに叩きつけた。
…なぁ、もう夜中やで?まだ起きとるん? 静かにしてや
ムツキ
何があったんよ、ホンマに
ムツキ
…あそ
冷蔵庫にアンタの分の飯入っとるから、お腹すいたら食べるんよ、おやすみ。
学校に行きたくないなんて、この時初めて思った。 でも、これ以上母ちゃんに心配かけたくなかった。
学校に行ったら、クラス中に知れ渡ってて、みんなから軽蔑されるって、思っていた。
実際には、違った
友達
ムツキ
友達
ムツキ
周りはいつもと変わらず同じで、昨日何事も無かったみたいだ。
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ムツキ
ホクト
来なかったら、全部ばらすで
ムツキ
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
いつもの穏やかな顔じゃない。イケメンフェイスが、怒り顔の怖さを増幅させていた。
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ムツキ
好きや
ムツキ
これからの、俺の初めては全部お前がいい。お前の初めても俺がいい。俺じゃなきゃ嫌や。耐えられん。
ホクト
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ドサッ
ホクト
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
今度は、ホクトからのキスだった。 ほぼ無理やりみたいなもんなのに、これ以上先には進まない。 まるで、俺の心の準備ができるまで待つみたいな感じで。
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
この日から、俺たちは、晴れて付き合い始めた。
付き合った後の周りの反応は、思っていたものと違った。
友達
ムツキ
友達
ムツキ
友達
ムツキ
ムツキ
友達
友達
ムツキ
友達
ムツキ
ムツキ
母親
ムツキ
母親
ムツキ
ムツキ
母親
ムツキ
母親
ムツキ
母親
ムツキ
そこからなんやかんやあって、芸人を目指し始め、今に至る。
…は置いといて… にしても…なんっか最近…
マンネリ化しとるんよなぁ…
ムツキ
ホクト
ムツキ
先週俺は誕生日を迎え、25歳になった。
あと5年で30歳になり…その後は…
…
ムツキ
ホクト
ムツキ
こいつとの事も考えなきゃいけない。
このまま一緒にいていいのだろうか
その不安が、押し寄せてくる。
というか、最近はあまりアッチもできてないし
もしかして…
ムツキ
ムツキ
いやいやいや、ダメや、こんなこと考えたらアカン
ホクト
なんて思ってた時から1ヶ月経った。
相変わらず俺はあいつとシていない。
今日は休日だが、早く起きてしまった。
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
この真剣な表情、もしかして…
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
いや、聞けや!!!
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
店員
ホクト
店員
ホクト
店員
ホクト
ムツキ
ムツキ
ムツキ
ムツキ
ホクト
店員
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
店員
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
ホクト
俺、お前のことがめっちゃ好きで、これからもその気持ちは変わらん。
ずっと一緒にいたい、ずっとずっと一緒に。
戸籍とか、性別とか、どうでもいい。周りも、どうでもいい。だから…
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
その日から、俺らの左薬指はお揃いになった
いつか、恥ずかしがらずに言うよ
俺も、お前じゃなきゃ嫌や って
終わり
おまけ
ムツキ
ホクト
ホクト
ムツキ
ホクト
ムツキ
ホクト
ホクト
ホクト
ムツキ
ヘタレがァァ!!