復縁を求めて
#/1
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「好きだよ。」
ピピピピ(目覚時計
目覚まし時計の音。
いつもなら 聞きたくのない音。
そんなことを思いながら
なんとなく 今日はいい日になる、
そう感じた。
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誰も居ない家に あいさつをする。
もちろん返事はない。
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ya
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こいつはゆあん。
仲のいい幼馴染だ。
そんな幼馴染から 報告があるらしい
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2人しかいない教室に こいつの声が響く。
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ya
ya
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そんな他愛のない会話を しているうちに 他のクラスメイトがきた。
クラスメイトの話を 聞いていると 今日は転校生が来るらしい。
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ya
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ya
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ya
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キーンコーンカーンコーン
響き渡るチャイムの音。
静かな廊下から2つの足音。
先生と噂の転校生だろうか。
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この世には 男女の他に "β''、''α''、''Ω''という 性が存在する。
そしておれは最も 地位の低い "Ω''に分類される。
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そんなことを思いながら うちのクラスに 入ってこないのを願う。
ガラガラ(扉開
no
そういって担任が 教室へと入ってくる。
no
no
そういって廊下の方から 教室の方に手招きをする。
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ya
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後ろの席のゆあんと 小声で喋る。
no
no
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最悪の事態になり、 ニヤニヤしながら転校生が 近寄ってくる
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ガタッッ(机躓
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no
そして1人1人自己紹介を していく。
席順に回っていって 次はおれの番。
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気付けば次は 転校生の番になった。
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予想通りだった。
じゃぱぱはα。 きっとこいつはおれが Ωだってことも 分かっているだろう。
全員の自己紹介が 終わり、ちょっとした 質問コーナーのようなものを して1限目がおわった。
そして休み時間。
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そんな答えが返ってくるとは 思わなかった。 おれは少し迷ったが ゆあんとの約束を 断ることにした。
キーンコーンカーンコーン
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ya
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ya
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ゆあんの声が急に 小さくなる。
ya
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おれも小さく返事した。
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ya
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#/1 "α''のあいつ