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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

天使狩りが終わり この世界には平和な日々が続いた

けど、この世界にはただ1つだけ 不安があった

それは「悪魔執事」の存在だ

天使が居なくなった以上 もう「悪魔執事」は必要ない。

いつ「悪魔執事」が裏切って 襲ってくるか分からないからだ

だからこの国はその不安を 無くすため

「悪魔執事」を全員処刑する事に なった

もちろんその「主」も対象内だ

けど、皆が必死に私の事を庇ってくれたため、私は対処から外された

そして今日はその処刑の日

パッパカパー

大きなラッパの音と共に 拘束された私の執事達がステージの上に出てくる

○○

こんなの納得できない...

○○

(今すぐにでも皆の所に行きたい)

○○

(でも、今出ていったら皆が私の事を庇ってくれたのが無駄になる)

○○

(何も出来ない...)

私はただ泣きながら見てる事しか 出来なかった

ただ悔しそうに下を向く者 怖さのあまり泣き出す者 慰めるように話しかけ続ける者

それから開会式の様な物が始まり 終盤に来たくらいだ

「その時」が来た

○○

いやだ...

○○

やめて

私は自分を抑えるのに必死だった

皆の努力を無駄にしないために

司会者

それではいきましょう

国民達

うぉぉぉぉ!!

国民達

早くやれー!

執事達が処刑台にセットされる

いやだ

いやだ

いやだ

○○

やめて...泣

私の気持ちを‪嘲笑うように 会場はどんどん盛り上がる

そしてカウントダウンが始まった

国民達

10!

国民達

9!

国民達

8!

カウントダウンが残り 3秒になった時

1人の執事と

目が合ってしまった

ベリアン

ニコッ

○○

ベリア...ン

その瞬間

執事達の頭が「ボトッ」と 鈍い音と共に下に落ちた

一瞬何が起こったのか 分からなかった

段々真っ赤になって行くステージ そこに落ちる13個の生首

○○

ヒュッ

国民達

ウォォォ!!

国民達

やったぞ!

国民達

これで安心だ!!

○○

う、うそ...でしょ

○○

いや

○○

やめて...

今日いちで盛り上がる会場の中 ただ泣き崩れる事しか出来なかった

その時、1人の男の声がした

「なぁ、悪魔執事って主が居なかったか??」

○○

ビクッ

国民達

そ、そうだ!

国民達

もう1人居るわ!!

国民達

主も処刑しろ!!

国民達

主はどこだ!

国民達

主をだせ!!

完全に火が着いてしまった

こうなったらフィンレイ様でも 止める事は出来ないだろう。

○○

どうしよう...

○○

皆が守ってくれたのに...
まだ死ねない...

そう思ったら、足が動いていた

私は必死に走り屋敷に戻った

主様の世界に転生したのでとりあえず主を探します

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コメント

1

ユーザー

神作ですね?ですよね?

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