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#暁山瑞希
ねる
722
101
haru
23
文化祭の終わり、後夜祭の始まり
パチパチとはぜる炎の音が、静まり返った後夜祭のグラウンドに響く
司
司
司
司
類
類は、焚き火の光を反射するグラスの底を見つめた
自分たちの活動は、夜に紛れて社会のレールから外れるような、どこか背徳的なものだという自覚があった
けれど、司はその「夜」を、咲希を生かすために必要な場所だと認めてくれた
彰人
彰人は照れ隠しにパーカーの紐をいじりながら、そっぽを向く
彰人
彰人
まふゆは、司の言葉を噛みしめるように、揺れる炎を見つめていた
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆが深々と頭を下げると、司は一瞬驚いたように目を見開き、そしてかつてないほど優しく微笑んだ
志歩
少し離れたところで志歩はその姿を眺めていた
志歩
志歩
司
司が夜空を指差す
その場にいた全員が顔を上げると、暗い空を幾筋もの光が横切っていった
類
類がポツリと、自分たちのユニット名を呟く
それはもはや、孤独な逃げ場所ではなく、誰かの人生を照らす本物の「星」になりつつあった
祭りの後の静まり返った校舎
実行委員としての仕事を終え、重い荷物を運んでいた志歩の足を止めたのは、聞き覚えのある不快な笑い声だった
先輩
先輩
そこにいたのは、志歩の「一匹狼」という立場を逆手に取って嫌がらせを繰り返す、不良グループの先輩たちだった
先輩
志歩
先輩
志歩が言い返そうとした瞬間、鈍い音と共に衝撃が走った
志歩の頬が熱を持ち、視界がわずかに歪む
先輩
先輩
その言葉は、暴力以上に志歩の心を抉った
穂波を救えず、一歌たちを遠ざけるしかなかったあの日の記憶
志歩は唇を噛み締め、拳を握りしめた
志歩
志歩が荷物を置き、重い足取りで自販機へ向かおうとしたその時、廊下の影から一人の少女が静かに姿を現した
まふゆ
志歩
まふゆは、感情の読めない瞳で志歩を見つめていた。その手には、起動したままのスマートフォンが握られている
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆは理解していた
咲希という少女を繋ぎ止めるには、ナイトコードという「夜」だけでは不十分だ
光の下で彼女の手を引く志歩たちが、健在でなければならない
志歩
志歩
まふゆ
志歩
志歩
志歩
それは、志歩なりの、不器用で、あまりにも孤独な贖罪の形だった
まふゆ
まふゆ
まふゆ
志歩
まふゆ
まふゆ
まふゆはスマホをポケットにしまうと、志歩を追い越して歩き出した
まふゆ
まふゆ
取り残された志歩は、静まり返った廊下で、ただ自分の震える手を見つめていた
文化祭の喧騒は、もう遠い
夜明け前の嵐のような静寂の中で、志歩は初めて、自分が守ろうとしていた「正しい距離」が、どれだけ咲希を、そして自分自身を傷つけていたのかを思い知らされていた