朝起きて、家のインターホンが
ピンポーン♪と鳴った
佐藤
佐藤
そう思いつつも、
喉がまだ
焼けるように痛くて、
泣きそうになっても
玄関にとりあえず向かった
誰が居るか分からないから
とりあえず、棍棒は手に取った
ゆっくり玄関を開ける
佐藤
ちらっと外を見る
そこには、昨日のおじさんが居た
佐藤
強盗
佐藤
強盗
強盗
佐藤
強盗
佐藤
強盗
佐藤
強盗
強盗
佐藤
強盗
佐藤
強盗
佐藤
佐藤
強盗
佐藤
強盗
佐藤
強盗
佐藤
強盗
強盗
佐藤
一瞬だった
その言葉を聞いて
一瞬の出来事だった
佐藤
佐藤
強盗
強盗
強盗
意識が朦朧とし始める
呼吸が上手く出来なくて
もがいて、足掻いて
くるしくて
佐藤
そう言って、誰かに助けを求めた
誰もいないのに
その時だった
夢魔
佐藤
一瞬だけ夢魔の声が聞こえた
みんなはわしのことを
【佐藤】と呼ぶけど
夢魔だけ、【ぴめ】と、呼ぶ
懐かしく、久しぶりに聞いた言葉
おじさんの手もいつの間にか外れてて
呼吸が出来るようになる
佐藤
佐藤
強盗
強盗
佐藤
強盗
強盗
強盗
佐藤
強盗
佐藤
強盗
強盗
佐藤
おじさんはそう言って
昨日と同じように家を出た
締められた首を見る
縄の跡の上書きとなって
赤黒く褐色していた
佐藤
そう思った
というか、それしか思わなかった
部屋に戻って
薬を眺める
佐藤
佐藤
あまり、長く喋ることが
出来なくなってきた
前はもう少し喋れたはずなのに
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
血を吐いて
昨日よりも吐いて
体が限界に近いてる事に
少しだけ、喜びを持った
佐藤
佐藤
とりあえず、吐いた場所は
ちゃんと拭いた
真っ白な雑巾が
血に染っていく
じわぁ……と
一瞬で血の色に染まる
それを見て、
また、綺麗だと思った
佐藤
佐藤
拭き終わって、トイレに向かった
トイレの背景無かったから
これにします
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
トイレで
また血を吐いた
体内の血が全部抜けそうになるまで
沢山、吐いた
気持ち悪くて
喉が痛くて
佐藤
佐藤
そう、ご飯はこの3日取ってない
お水しか口に運べなかった
食べたら、喉が更に痛くなるから
佐藤
佐藤
吐いて吐いて
声が出なくなるまで吐いた
……
一旦、落ち着いてから
トイレから出た
トイレから戻って、睡眠薬を
手に取って
寝室に向かって
ベッドの上に置いた
佐藤
そう思って、家族に連絡した
自分の余命のこと
もう死ぬこと
全部を両親に伝えた
佐藤
佐藤
両親は何も言わずに、電話を切った
佐藤
佐藤
佐藤
睡眠薬を手に取る
佐藤
ゴクリと数gを飲む
一気に、眠気が襲ってくる
言葉を話すのは無理だった
佐藤
佐藤
意識が朦朧とし始める
何も考えずに、
目を閉じて
涙を流して
やっと、みんなに逢えるんだと
思って、喜びが隠しきれなくて
嬉しくて
何故だか悲しくて
辛かった
走馬灯が流れて
みんなとの楽しい日々が流れて
涙をまた流して
わしは…
死んだ
死んだ後…
佐藤
佐藤
佐藤
佐藤
目の前を見た
そこには、メンバーが居た
Sc@r
だぁくん
だぁくん
佐藤
だぁくん
佐藤
Sc@r
Sc@r
佐藤
2人の方に走って
2人を抱きしめた
佐藤
佐藤
Sc@r
Sc@r
だぁくん
佐藤
沢山泣いた
2人に逢えて
本当によかった…
夢魔
マモン
Sc@r
だぁくん
夢魔
マモン
佐藤
2人は佐藤の方へ走った
夢魔
夢魔
佐藤
マモン
マモン
佐藤
マモン
マモン
マモン
佐藤
マモン
マモン
佐藤
Sc@r
佐藤
佐藤
だぁくん
夢魔
Sc@r
マモン
マモン
佐藤
佐藤
Sc@r
マモン
死んだ後もみんなに逢えて
本当に良かったと、思えた
メンバーと手をつないで、
天界に向かった
コメント
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今回で、最終話になります! ここまで見てくれてありがとう! 番外編も書きます、良かったら見て下さい。