みんな遊んでる。太陽の下で。あったかそう。
私の居場所は星夜病院。日本一夜空が綺麗に見える病院。
だから。
ここに来た。
私が自由でいられるのは真っ暗な闇の下。
ううん。
違う。
何もかも吸い込まれそうな夜空の下
そこで出会ったのは一人の少年だった。
未輝
今日はなにしようかなぁー
あっ外は何してるのかな
北斗
とりゃ〜
陽太
おー凄い!!さすがうちのエース!!
未輝
そっかーいつも通りサッカーやってるのかー
未輝
さーて私は何しようかなー
じゃあまだ読んでない星座の本でもみるかー
未輝
よし!図書館到着!
探すぞー
未輝
んー無いなー司書さんに聞いて見るかー
司書
どうしましたか?
未輝
うんとこの本がないんですけどありますか?
司書
あらごめんなさい。その本は3階の星来くんが持っていっちゃったみたい
未輝
その子に会って見てもいいですか?
司書
担当医の人に聞いてみるわね
司書
未輝ちゃん!いいって言ってたわよ!
未輝
やったー!じゃあ行ってきます!ありがとうございました!
???
へぇこんな星があるんだ。
・・・
みてみたいな。
???
うわっ!
未輝
ごめんねー
張りきりすぎちゃったみたい!
???
だっだっだれですかっ
未輝
あーごめんごめん私は白姫未輝って言います!16歳です!
あなたは?
星来
流川星来です。17歳です。よろしくお願いします。
未輝
まさかの年上…
未輝
よっよろしくおねがいします。
星来
あはははっ
未輝
え?
星来
君、面白いね!
せっかくだしさタメ口で話そうよ!
未輝
うん!
未輝
ーーーーーーーーー!
星来
ーーーーーw
未輝
ーーーーーーーーー?
星来
ーーーーーー!
未輝
ーーーーーーーーー!
未輝
あ、あのさ言いたくなかったらいいんだけどなんで星夜病院にいるの?
星来
・・・
未輝
大丈夫!困らせてごめん!
星来
ううん大丈夫話すよ
僕の親は宇宙飛行士だった。
毎回綺麗な空を見せてもらって嬉しかった。
だけどある日変わったんだ。
あれ?見えない…
星来の目に映るのは紺色の空だけだった。
「お、お母さんこの写真ってちゃんと夜空?」
えぇそうよ。どうしたの?
「星が見えない」
その謎を解明するために病院に行った。
医者はこう言った。
「これは、、、琉視症の進化形と思われます」
この病気は星が見えなくなる病気だった。治療法は最高の夜空を最高の友達と見る事だった
星来
あと俺には7歳からの記憶が無い。
星来
僕は君に可能性を感じているんだ♪
どうしたの?
未輝
ポロポロポロ
星来
えっなんで泣いてるの!ごめん!ぼくなんかした?いやしててもしてなくてもなんかごめん!
未輝
大丈夫っ相当ショックだったんじゃないかってっポロポロ
星来
!
星来
大丈夫だよ。未輝ちゃんの話も聞かせてくれる?
未輝
うん。
私は星来くんとは違って生まれつきだった。
だからお日様の光がどんだけあたたかいのか知らない。
学校にも行ったことがない。
友達もいなかった。
未輝
でも今出来た。星来くんっていう友達が。
星来
っ! ありがとう
未輝
ううんお礼を言うのはっこっち!
未輝
これからよろしくね。私の最初の友達!
星来
よろしくね僕のお姫様。
未輝
えっ!
未輝
あ、ありがとっ/////