ガタッ
恵夢
ねぇねぇねぇ!
累
あ……
恵夢
僕達やっぱり隣になっちゃったね!席!
恵夢
僕と隣で嫌でしょ?笑
累
……い
累
…嫌じゃない
累
けど
新学期から3日
みんなと違ってあまりにもしつこく話かけてくるから
少しだけ声を出せるようになった
先生)忘れた人は隣に教科書みせてもらってな
ガサガサッ
累
えっ……
累
(嘘…教科書がない……)
累
あの…
累
あ…
累
えっ…と
恵夢
んー?
恵夢
焦らないでゆっくり
恵夢
話してみて!
累
教科書を……いっ…しょに
累
みてもいいかな……
恵夢
もちろんー
恵夢
僕が忘れた時は貸してね?
累
……う、うん
話せた……!
ギッ
ぴとっ
累
ひっ!
恵夢
あ……ごめん
恵夢
触られるの嫌なんだよね?
累
僕の方が……ごめん
恵夢
……なーんだ
恵夢
普通に話せるじゃん!
恵夢
僕と一緒になんかされて可哀想なくらい笑
累
えっ?
恵夢くん、いい人だったな…
あの噂、本当なんだろうか
バチンッ!
累
え…
恵夢
…っ
恵夢の父親
さっさと出ていけ!
恵夢の父親
お前をこんなやつに産んだ覚えはない!
ガタンッ!
恵夢
……あー、痛
スッ
累
へいき?
恵夢
え……いや
恵夢
平気だけど
恵夢
手なんか出されても触ったら発狂するでしょ笑
累
あ、あの人は…
恵夢
あいつ?
恵夢
父親
恵夢
ほんとだったらもう
恵夢
力では負けない気がするけど
恵夢
そんな情けないことなんかしたくないよね~笑
累
あの……
累
僕の……家…くる?
恵夢
…ん?







