テラーノベル
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駒沢 雷
低い声が、ツクヨミの夜に落ちる。
目の前にいるのは、駒沢雷。
その事実だけで、喉がうまく動かない。
駒沢 雷
少しだけ、声のトーンが下がる。
白月 ルイ
反射的に返事をして、慌てて息を整える。 落ち着け。 いつも通り歌えばいい。
――そう思っても、視線が気になって仕方ない。
白月 ルイ
ステージの距離が、やけに近く感じる。
駒沢 雷
急かされて、覚悟を決めた。
白月 ルイ
息を吸う。 そして、歌い出した。
その瞬間。
ツクヨミの空に、月の光が広がる。
やわらかい光がステージを包んで、 いつもの景色になるはずだった。
コメント欄が一気に流れた
え、なにこれ
コラボしてる!?
雷と付き合ってるのやばい
公式???
尊いんだけど
視界の端で文字が溢れる。 でも、それどころじゃない。
目の前の雷が、離れない。 駒沢雷は、ずっと俺を見ていた。
歌が終わる。 余韻が、静かに残る。
その中で、彼が一歩近づいた。 距離が、さっきよりも近い。
駒沢 雷
ぽつりと落ちる声。 それだけなのに、心臓が跳ねる。
駒沢 雷
白月 ルイ
聞き間違いかと思った。 けど、彼はもう一度言う。
駒沢 雷
一瞬、意味がわからなかった。
駒沢 雷
駒沢 雷
そこで言葉を切って、少しだけ目を細める。
駒沢 雷
コメント欄がさらに荒れる。
は???
独占発言!?
えぐい
付き合ってる?
頭が追いつかない。 でも、ひとつだけ分かる。
この人は―― "普通じゃない"
そしてきっと、 もう、関わらないなんて無理だ。
コメント
3件
もう付き合えよッ.ᐟ.ᐟ
BL展開…!なんと素晴らしい展開なのでしょう…!←腐女子 続き楽しみです!(*‘ω‘ *)