お母さん
初兎
お父さん
初兎
お母さん
お母さん
初兎
お父さん
初兎
初兎
初兎
行ってらっしゃい!
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
トカ
初兎
トカ
初兎
話したいことは沢山あるんやけど...
言葉にしたら..途端に泣きそうやから
初兎
不安と期待を抱えながら僕らは今日をまた
歩いてゆくんだ
忘れんでな?俺が此処におったこと
描いた未来を叶えたくて僕らは今日もまた
置いていくんだ
トカに伝えたい事は胸に仕舞ったままやけど
トカ
すっかり冷めきった缶コーヒーを飲みきって
君の指を少し強く握って
初兎
トカ
初兎
初兎
トカ
初兎
トカ
この手を話したくないなぁ...なんて
言えるわけないんやけどな
そう言って手を離した
トカ
初兎
トカ
初兎
トカ
初兎
トカ
トカ
初兎
トカ
君は立ち上がる僕にマフラー巻いて
そっと胸に顔をうずめて言った
トカ
トカ
初兎
空が滲んだ
鳴り響くベル
最後の君とのキス
閉まるドア越し手を振り
また会おうね!
トカ
初兎
出会いと別れを抱えながら僕らは大人になるんやな
忘れんでトカと此処におったこと
終わらん今日が続いたって僕らはそれを選ばんやろうな
トカといつかまた会えるときを
大切に思えるから
繋いだ手を握りしめる
もう離さなきゃね
''気をつけてね''だけなんて
本当に伝えたい事はこんなんじゃないんだよ
でも..言葉にすると終わっちゃう気がして
''行かないで''って言いたいけどそれはダメだって言い聞かしたんだ
白い吐息に混ざる合図
隠していた
溶けて露になるから
大好きが
トカ
トカ
初兎
小さくなる君/貴方の姿が愛おしくて
涙が止まらない
声を殺して君を思った
さっき貰ったマフラーに君が残ってた
初兎
初兎
笑顔も涙も抱えながら僕らは今日も歩いていくんだ
忘れんで
トカの声も言葉も
描いた未来を叶えたくて僕らは今日をまた置いていくんだ
トカにいつか伝えようと思う
トカと初めて会った日のこと
トカと初めて手を繋いだこと
忘れんでトカと共にいた事
濁ってる空もこの匂いも
トカと過ごしてきた今日まで全部
トカにいつか伝えるときまで
大切に仕舞っておこう
粉雪が舞う札幌駅のホームで僕は一人長いマフラー巻いて
汗ばんだ手をぎゅっと握って
君の事をずっと待ってるんだ
初兎
初兎
トカは電話越しに思い出し笑いながら
トカ
なんて無邪気な声でほら~
タッタッタッタ
ギュー