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めちゃめちゃ良いし最高です🤦💗 こはなまるさんの桃赤の雰囲気大好きです🤝
思ってたんとちゃう…
桃赤 ハロウィン
ヒラリと、リボンが揺れる
「ねぇ俺、かわい?」
赤い少年は、白い手袋をした手を伸ばした
「あぁ、かわいいよ」
桃色の少年はその手を黒い手袋をした手で取り、頬に当てた
赤い少年は満足そうに微笑み、再び質問をした
「俺のこと、好き?」
桃色の少年はその質問に微かに口角を上げ、誰にも見せない溶けてしまいそうな程熱い瞳で彼を見つめた
「すげぇ好き」
キラリと、瞳が輝く
赤い少年は幸せそうに可愛らしい笑い声を漏らした
その様子にふと伸ばした黒い手が頬に触れる
「____莉犬は?」
「莉犬は、俺のことどう思ってる?」
莉犬は少し目を張った後、頬を微かに染めて満面の笑みで答えた
「大好き」
桃色の少年は口角を上げ、唇が触れ合うだけの優しいキスをして目を合わせる
互いに笑い、幸せだと感じた次の瞬間
カタン、____
2人は一瞬にして音のした方を向いた
先程互いに向けていた優しく暖かく感じていた2人の瞳は冷たく冷え切っていた
「誰だ」
赤い彼には絶対に向けない光の失った目を張り、怒りを露わにした表情に少年はチクリと胸が傷んだ
その痛みを敵に向け、 風を起こし手を上げた
壁には大きな爪痕のように穴が開き、悲鳴に近い叫び声が辺りに響いた
「…相変わらず、莉犬の魔法はすごいな」
桃色の少年は腰をグッと掴み、莉犬を持ち上げた
「………さとちゃん、俺は今怒ってるよ」
莉犬は頬を膨らませ、可愛らしく怒った表情をする
さとみは少し目を張った後、すぐに細めて笑った
「どうして?」
ポスっとソファーに倒れ込み、2人で見つめ合う
「……………」
「…俺に見せない顔を他の人に見せちゃだめ」
「絶対だめ」
ふに、と白い手がさとみの唇に触れる
「____じゃあ、莉犬も俺以外に俺の知らない顔見せるなよ」
触れた手をどかし、白と黒が絡む
菫色と、光と闇が見つめ合い、輝く
どちらかともなく、唇を触れ合わせ、絡め合う
ふたりの、ささやかな甘い時間____
~ end ~