君はいつも僕がピンチのときに駆けつけてくれるヒーロー
そんな君の職業はマフィア
裏社会で生きる人間
僕は稲荷財閥の息子
世間的にも知られて、財閥の跡継ぎと言うわけで金目当ての女が寄ってきたり、僕を殺そうとしてくるやつが多い
僕は悪い意味でもいい意味でもなくただたんに知られているだけの人
君は悪い意味で知られてる指名手配犯。
そんな君に僕は恋をした。
これは誰にも言えない、叶いっこない恋をした僕の物語
ほとけ
やめてッ………
ほとけ
こッ来ないでッ……
マフィア
無理だな
マフィア
仲間になってくれるなら命は助ける
ほとけ
いやッ……
マフィア
なら殺すしかないな
マフィア
それじゃぁさようなら
ほとけ
……ぁ…
バンッ
マフィア
うがッ……
青月
なにやってんだよ
マフィア
青月めッ……
青月
バンッ
マフィア
ぐあッ
マフィア
バタッ
ほとけ
青月!
ほとけ
ありがとう
青月
全く、助けを求めろっての
ほとけ
ごめんごめん
ほとけ
声が出なかった
青月
てかまた拐われて……
ほとけ
あぁ〜何も聴こえないな〜
青月
おい
青月
はぁ……送るからついてこい
いふ
ここでええ?
ほとけ
うん、ありがとう
いふ
気をつけなよ
ほとけ
分かった
ほとけ
ありがと、またね
いふ
うん
ほとけ
婚約者!?
父親
あぁ、そろそろお前も結婚して跡を継いで貰わないとな
父親
婚約者はこちらで選ばせてもらった
ほとけ
そんな……
ほとけ
僕には好きな人もいるのに……!
父親
誰だ?
ほとけ
それは言えない
ほとけ
絶対反対されるから
父親
駄目だ
父親
私が決めた婚約者はしっかりしたお嬢様、その方にしなさい
ほとけ
やだ!
父親
まったく……
父親
頭を冷やしてこい
ほとけ
失礼しました
ほとけ
ねぇ
瑠伊
なんですか?
ほとけ
瑠伊に跡継ぎお願いしたい
瑠伊
なんで?跡継ぎはお兄様のはずでは……
ほとけ
僕には好きな人がいる
ほとけ
でも、無理やり知らない人と結婚しろって言われても無理
ほとけ
瑠伊も好きな人と結婚出来るように僕が保証するから跡継ぎを変わりにやってほしい
ほとけ
なんでもやるから
ほとけ
お願い……
瑠伊
……いいですよ
瑠伊
言ってくれてよかった
瑠伊
お兄様最近何をしても笑顔が少ないから
瑠伊
それに今日はとくに
瑠伊
だから言ってくれて嬉しかったです。
瑠伊
お父様に言ってきますね
ほとけ
ありがとう瑠伊……
5分後
瑠伊
お兄様が支えて働くことを条件に僕が跡継ぎになるのを許してくれました。
瑠伊
働く内容はわからないのでお父様に聞いてきてください
ほとけ
ありがとう瑠伊が跡継ぎになってくれただけでも嬉しいよ
ほとけ
失礼します
父親
先に言う
父親
もう戻れないが
父親
後継者の破棄、新後継者の契約者、婚約の制限をなくす契約、婚約破棄、世間に知られないためにする契約
父親
それぞれ金がかかってな
父親
お前の意志ならば責任を背負ってもらう
父親
金額は五億だ
ほとけ
わかりました
父親
変わりにお前はもう自由だ
父親
お前が何をやろうと関係ない。
父親
婚約者を見つけ結婚出来るまでこの家にいてもらうがな
父親
ただし今すぐ借金を背負ってでも払え、
父親
わかったか?
ほとけ
わかりました