私は図書館というのが好きだ。ずっとずっと前から。
今の地元の図書館は新しいし綺麗だ。前の図書館も好きだったけど今もっと好きになってる。
小さい頃からずっと本も好きだし、高校生の時は図書館でいつも勉強してた。集中できるし、何よりも大好きな本に囲まれているのは幸せだった。
ここまで言うとなんだかとても真面目そうな女性を思い浮かべるかもしれないが私自身はそんなことはない。
飲み会も大好きだし、髪も茶髪で長い。でも私は図書館が好きだ。
結衣
朝陽
結衣
最近いつもこの人に対応してもらってる気がする。この間返却した時もこの人だったような。
少ししてその人が戻ってきた。
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
その人が私に本を渡す。
朝陽
結衣
声は潜めているが私は密かに興奮した。
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
結衣
朝陽
結衣
私は軽い足取りで家に向かった。
樹
朝陽
樹
休憩中、樹さんがすごく楽しそうに俺を観ている。
朝陽
樹
朝陽
樹
朝陽
樹
僕は大学でよく結衣さんを見かける。結衣さんは美人だし目立つ。
よく図書館に来ていたからすぐ同一人物だと分かった。多分向こうは少しもわかってないけど。
結衣さんに話しかけたかったのは好きな作家が同じだから。話してみたかった。図書館員なんて本が好きだからバイトしているのだ。
樹
朝陽
俺は結衣さんと話すのを楽しみに業務に戻った。