一覧ページ

ヨナ姫

第1話 - 第1話

2025年06月17日

#暁のヨナ

椎名

ハク

ヨナ姫

ハク

そろそろ出発しましょう

ヨナ姫

うん、

ヨナ姫

ここは冷えるね

羽海

山沿いですからね~

ヨナ姫

凍りそう…

ヨナ姫

あの頃は私

ヨナ姫

城の外がこんなに寒いってこと、

ヨナ姫

知らなかった

羽海

…

ここは高華王国

私が仕えるヨナ姫の城

ただ齢15の皇女が

大切に、大切に育てられていた

羽海

（あの頃はどんなに幸せだったか、──）

ヨナ姫

ねぇ父上

ヨナ姫

私の髪変じゃない？

イル王

変じゃないとも

イル王

ヨナの美しさはどんな宝石も敵わんさ（ﾆｺｯ）

ヨナ姫

顔はね？

ヨナ姫

私もそこそこ可愛く生まれたと思うわ！

ヨナ姫

でもね父上

ヨナ姫

この髪！！

ヨナ姫

どうしてこう、赤毛でくせっ毛なのかしら、

ヨナ姫

亡くなられた母上はサラサラの黒髪だったのに（ﾑｽｯ

ヨナ姫

ちっともまとまらない〜っ！

イル王

そんな事ないだろう、（汗

イル王

なぁ、ハク･羽海

ハク

えぇ、イル陛下

ハク

姫様のお髪が変などと

ハク

誰が申しましょうか

ハク

あえて申しあげるなら…

ハク

のーみそが変ですね（ﾄﾞﾔｯ

ヨナ姫

お黙り下僕（ﾑｶｯ

羽海

まぁまぁ~、

羽海

そんなことないですよ？

ヨナ姫

羽海ぃ〜（泣

ハク

本当は思ってくるくせに〜

ヨナ姫

ﾑｶ）父上こいつ何とかして！！

ヨナ姫

従者のくせに態度デカすぎ💢

イル王

まぁまぁハクはお前の幼馴染だろう？（汗

イル王

それに羽海も、

イル王

ハクは18、羽海は16にして

イル王

城でも指折りの将軍で護衛にもうってつけ…

ヨナ姫

そんなの知らない！

ヨナ姫

護衛は可愛い羽海だけでいいわ（ﾑｯ

ハク

可愛い羽海だけと仰っていますが、

ハク

いいのですか？

ハク

可愛くしとかなくて

ヨナ姫

？

羽海

お着きになった見たいですよスウォン様（ﾆｺｯ

ヨナ姫

！！

ヨナ姫

それをもっと早く言いなさいっっ（ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

イル王

スウォン？

イル王

だから髪を気にしていたのか？

イル王

ヨナの髪なんて今更だろうに…

羽海

分かってないですね〜陛下

羽海

乙女心ってやつですよ（ｷﾗﾝｯ）

イル王

なにっ！

ハク

へっw

羽海

何笑ってんのよ！

ミンス

イル陛下政務が滞ってますよ💦

ヨナ姫

（スウォン、）

ヨナ姫

（スウォン！）

ヨナ姫

（小さい頃からいつも私のそばにいて）

ヨナ姫

（優しかった3つ上のいとこ）

ヨナ姫

（今日は久々にっ）（ﾄﾞﾝｯ

スウォン

おっと、

ヨナ姫

（久々に、！！）

スウォン

危ないなぁ

スウォン

相変わらず元気ですね

スウォン

ヨナ（ﾆｺｯ

ヨナ姫

（スウォンに会える、！）

スウォン

慌ててどうしたんです？

ヨナ姫

スウォンが来たって言うから、

ヨナ姫

出迎えてやったのよ！

スウォン

わぁ！えらいえらい！（ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ヨナ姫

こっ今回は？

ヨナ姫

しばらくいられるんでしょ？（/

スウォン

もちろん！

スウォン

ヨナの誕生日のために来たんだから！

スウォン

や~っ、誕生日といえば

スウォン

ヨナは16になるんですよね？

スウォン

大きくなったなぁ

スウォン

で、イル陛下とハクと羽海はどこです？

スウォン

ご挨拶しなきゃっ！

ヨナ姫

ﾑｯ）（子供扱い、子供扱い…子供扱い！！）

ヨナ姫

今日はとっておきの絹の衣

ヨナ姫

極上の香を焚き染めて

ヨナ姫

最高級の美容液と化粧を施したのに……

ハク

無駄遣いですねー

ヨナ姫

お前は黙ってて！！

羽海

大丈夫ですヨナ姫！

羽海

今日もとっても可愛いですよ！（ﾆｺｯ

ヨナ姫

やっぱハクと違って羽海は優しい…✨

羽海

ﾆｺ

ヨナ姫

おっ、おはようスウォン！

ヨナ姫

とっておきのお菓子があるのよ！！…って、

ミンス

あ、姫様

ミンス

スウォン様ならハク将軍と羽海さんと外で、

ヨナ姫

、ハクと羽海ずるい（ﾑｽｯ

ヨナ姫

この私を差し置いてスウォンと遊ぶなんて！！

イル王

まぁまぁ、あの3人も久々に会ったんだ、

スウォン

ｷﾞｷﾞｷﾞｯｽﾊﾟﾝｯ）

ヨナ姫

！私もスウォンと弓やる（ﾌﾝｯ

イル王

なっなんだと！？

イル王

だめだだめだ！

イル王

武器など持たせられるか

イル王

あの3人にも本当は持たせたくないのに、

イル王

羽海なんて特に女の子なのに…

ヨナ姫

じゃあ父上やってよ

イル王

怪我しちゃうじゃないか

ヨナ姫

まぁｰっ臆病！

スウォン

ヨナ

ヨナ姫

？

スウォン

いらっしゃい

スウォン

馬に乗せてあげます

イル王

スウォン！

羽海

…

スウォン

大丈夫です

スウォン

馬に乗るだけですから

ヨナ姫

ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ）高いっ怖い…っ

羽海

落ち着いてください！

羽海

ちゃんとみんなで支えてますから！

ヨナ姫

でもっ

ハク

姫様の重みで間もなくハクは絶命~

ヨナ姫

張り倒すわよ💢

スウォン

大丈夫大丈夫！

スウォン

馬好きでしょう？

ヨナ姫

…好きよ、

ヨナ姫

（大好き……）

スウォン

ｸﾞｲｯ）

スウォン

体を私に預けていなさい

ヨナ姫

！（小さい頃はあんなに可愛かったのに、）

ヨナ姫

これは反則じゃない、？

スウォン

ん？

羽海

…

羽海

スウォン様

スウォン

はい？

スウォン

なんですか？羽海

羽海

気をつけてくださいね

羽海

ぜっったいに落とさないで下さいよ（ﾌﾞﾙﾌﾞﾙｯ

スウォン

大丈夫ですよ羽海笑

ハク

スウォン様はやりかねないなぁ笑

スウォン

ちょっとハク、！笑

羽海

笑笑

時が経ち誕生日

もぶ

おめでとうございます姫様！

羽海

いやぁ姫様おめでとうございます！！！

ヨナ姫

ありがとう！

ヨナ姫

で、父上？

イル王

ん？

ヨナ姫

やっぱり髪が跳ねるのよ、

ヨナ姫

今日は結い上げたかったのにヒドイわ（ﾑｯ

イル王

ダメだ、この子は髪のことしか頭にない、（ｶﾞｰﾝ

羽海

あははは~笑

ヨナ姫

！

スウォン

ﾌﾘﾌﾘ

ヨナ姫

（スウォン！）

ヨナ姫

な、何か用？

スウォン

手を出してください（ﾆｺ

ヨナ姫

、！簪…

スウォン

すみませんこんな所で、💦

スウォン

ヨナに似合うと思って手渡ししたかったんです

ヨナ姫

…私の髪

ヨナ姫

くせっ毛で赤毛でちっともまとまらないの

ヨナ姫

私には似合わないわ

スウォン

えっ、

スウォン

私は好きですよ？ヨナの髪

ハク

……

羽海

、

ヨナ姫

、ハクっ羽海っ！？

ハク

陛下が呼んでましたよ姫様

ヨナ姫

も〜っあの酔っぱらいは！

ハク

まっ

ハク

こんなことだろうと思ってました

スウォン

えっ

羽海

スウォン様なら陛下を説得できるでしょう！

羽海

頑張ってください（ﾆｺ

スウォン

誤解だよ2人とも

スウォン

それに

スウォン

敬語やめない？

スウォン

昔みたいにスウォンって呼んでよ

ハク

身分はわきまえてますから

羽海

うんうん

ハク

お前は俺に敬語な？

羽海

はっ！？

羽海

絶対いやっ

ハク

なんっ！？

スウォン

淋しいなぁ2人とも、

ハク

…それより

ハク

何か感じませんか？

スウォン

、ハッキリとは言えないけど妙な違和感…

スウォン

城内に何か入り込んでいるような、

羽海

…

羽海

（確かに、最近変な感じするとは思ってたな、）

スウォン

そういえばヨナもそのようなことを、

ハク

なに…っ

羽海

！？

羽海

今日出入りする人間を見張った方がいいかもね、

ハク

だな、

ハク

スウォン様は姫様を頼みます！

スウォン

だから誤解だって💦

ハク

羽海は一緒に見張りな

羽海

へいへ~い

ヨナ姫

（スウォンは言った

ヨナ姫

私の髪がすきだって、）

イル王

お前がどれだけ望んでも

イル王

スウォンを与えることはできない、

ヨナ姫

やっぱり父上にはなそう、

ヨナ姫

話せばきっと分かってくれる、

ヨナ姫

（スウォン、早く会いたい）

ヨナ姫

…あら、？

ヨナ姫

（入口が開いてる、）

ヨナ姫

（いくら酔ってるからって

ヨナ姫

仮にも国王が衛兵も置かずに無用心ね、）

ヨナ姫

…！

ヨナ姫

変、どうして衛兵が1人もいないの、？

ヨナ姫

いつもは城内に何人も衛兵がいるのに、）

ヨナ姫

父上……

ﾋﾟﾁｬﾝｯﾋﾟﾁｬﾝｯ

イル王

ﾕﾗｯ

イル王

ﾄﾞｻｯ

イル王

ﾄﾞｻｯ

ヨナ姫

ひｯ

ヨナ姫

ち、父上…！？

ヨナ姫

父上、父上…っ

ﾋﾟﾁｬﾝｯ

スウォン

…あぁ、

スウォン

まだ起きてたんですか

スウォン

ヨナ姫

スウォ、ン

ハク

（やけに静かだ、）

羽海

…（静かすぎない、？）

ミンス

ハク将軍！羽海さん！

ミンス

見回りご苦労さまですっ！

ミンス

差し入れ持ってきました~

ハク

さすがミンス

ハク

気が利くなー

羽海

ありがとう（ﾆｺ

ミンス

でもいいんですか？

ミンス

ヨナ姫のお傍にいてさしあげなくて

ハク

あー野暮野暮

ハク

姫さんにはスウォン様がついてるからな

ミンス

では、姫様のお心がスウォン様に通じたんですか？

羽海

どーだろうね、

羽海

時間の問題じゃない？

ミンス

お2人は良くご存知ですものね

ハク

見てたからな、

ハク

昔っから…

羽海

、

羽海

あの二人には幸せになって欲しい…

ヨナ姫

ス、スウォン…

ヨナ姫

父、上が…

ヨナ姫

早く…

ヨナ姫

医務官…をっ

スウォン

イル陛下はもう目を開けません

スウォン

私が、

スウォン

殺しました

ヨナ姫

っ！

ヨナ姫

な…っにを言って、

ヨナ姫

あ、あなたはそんなｯ

ヨナ姫

そんな事出来る人じゃ…

スウォン

…

スウォン

あなたは知らない

スウォン

私が、この日のために生きてきた事を

ヨナ姫

な、なぜ、？

ヨナ姫

父上は、あなたを幼い頃からとても可愛がって…

スウォン

そうですね、

スウォン

私もイル陛下が大好きでしたよ？

スウォン

争いを恐れる臆病者だと囁かれても、

スウォン

それが陛下の優しさなのだと、

スウォン

でも

スウォン

そうではなかった…

スウォン

そうではなかったんです。

ヨナ姫

、？

スウォン

私の父

スウォン

ユホンを覚えていますか？

ヨナ姫

（伯父上、？）

スウォン

軍を率いれば常に勝利を収める覇者でした

スウォン

誰もが父が次期国王になることを望み、それを疑わなかった

スウォン

そんな中

スウォン

先王が選んだのは父ではなくイルでした。

スウォン

イル陛下は実兄であるユホンを殺害したんです

ヨナ姫

そんな、伯父上は事故でｯ！

スウォン

表向きはそうですね

スウォン

父上はイル陛下に剣で刺され亡くなった…

スウォン

わかりますか？

スウォン

ヨナ姫、

スウォン

だから私は

スウォン

10年前からこの日のために生きてきた

スウォン

父の仇を討ち父の意志を受け継ぐものとして

スウォン

この高華の王となる

ヨナ姫

（これは、夢…、悪い夢だ、）

ヨナ姫

こんなの…うそ、（だってあなたは、）

ヨナ姫

（笑って簪を…っ）

スウォン

私は好きですよ？

スウォン

ヨナの髪（ﾆｺｯ

ヨナ姫

（この簪をくれたじゃないｯ…（泣）

スウォン

貴方がこんな真夜中に起きていたのは計算外でした、

スウォン

陛下の部屋にも滅多に立ち寄らないと聞いていたのに

スウォン

なぜ、来たのです？ヨナ姫

ヨナ姫

…伝えｯたくて、…

ヨナ姫

私は、スウォンを忘れることは出来ないと、（泣

ヨナ姫

父上に、伝えたくて…ｯ（泣

スウォン

！

もぶ

スウォン様ぁぁぁ！！

もぶ

準備

もぶ

全て整いました！

もぶ

おお、これは

もぶ

国王が、では本懐を遂げられたのですね

もぶ

…ん、？

もぶ

スウォン様、この娘…

もぶ

ヨナ姫では…、？

ケイシュク

姫に、まさか見られたのですか？

ケイシュク

ならば話が早いではないですか

ケイシュク

殺しておしまいなさい

ケイシュク

スウォン様

ヨナ姫

、！！

ケイシュク

姫の口を封じるのです

ケイシュク

このまま生き長らえても辛い思いをなさるだけ

ヨナ姫

ス、ウォン…

スウォン

…（ｽｯ

ヨナ姫

ﾋｯ（ﾀｯﾀｯ

もぶ

あっ

スウォン

…捕まえてください

もぶ

はっ

ヨナ姫

（誰、あの人はだれｯ、？

ヨナ姫

父上を殺し、私を殺そうとするあの人は、

ヨナ姫

スウォンじゃないｯ

ヨナ姫

私の大好きな、スウォンじゃ、ないｯｯ）

もぶ

ﾋｭﾝｯ）

ヨナ姫

ぅわｯ

もぶ

お覚悟を

もぶ

姫様

もぶ

これも、高華国の為なのです

ヨナ姫

…（私は憎まれていたの、？）

ヨナ姫

（幼い頃からずっと、ずっと…スウォンだけだったのに…）

ヨナ姫

（多くを望んだ訳じゃない、）

ヨナ姫

（スウォンの笑顔を見られればそれで良かったのにｯ泣

ハク

ﾌﾞﾝｯ）

羽海

ﾀﾀﾀｯ）ｽｯﾌﾞﾝｯ）

もぶ

ぅあ"ｯｯ

ヨナ姫

…

ハク

…今夜はスウォン様がいらっしゃるから

ハク

邪魔者は遠慮したつもりだったんですがね、

ハク

見張りだったはずの守備隊がここに勢揃いしているし

ハク

見知らぬ輩もいやがりますし、

ハク

これは一体…どういう事ですか？

ハク

なぁ、スウォン様

ヨナ姫

ハ、ハク…羽海、

羽海

お傍を離れて申し訳ありません。ヨナ姫様

ヨナ姫

羽海、ハク

ヨナ姫

2人は私の味方、？（ﾎﾟﾛｯ

ハク

……

羽海

。

ハク

俺らは陛下からあんたを守れと言われている

羽海

何があろうと私たちは

2人

それに絶対服従する

ケイシュク

控えよ下郎

ケイシュク

今より緋龍城の主となった

ケイシュク

スウォン陛下の御前となるぞ

羽海

、？

ハク

…誰が、何の主だって？

ハク

どうも、嫌な予感がするんですがね、

ハク

スウォン様、イル陛下はどこにおられる？

スウォン

──私が先程、

スウォン

地獄へ送って差しあげた

ハク

ｯｯ

羽海

ｯｯｯ！！

羽海

酒にでも酔っておいでか？

羽海

戯れ言にしては度が過ぎてますよ

スウォン

…ヨナ姫に聞いてみるといい

スウォン

その目で王の死を確かめられたのだから

羽海

ｸﾞｸﾞｸﾞｯ）

ハク

…（ｶﾞｯ

スウォン

（ｷｨｨﾝ

羽海

ハクｯ

ハク

真実を言えｯｯ！

スウォン

偽りじゃない。

ハク

スウォン！！

ハク

国王を弑逆しただと、！？

ハク

お前が、

ハク

あの優しい王をｯ！

もぶ

スウォン様ここは私が

スウォン

下がっていなさい

スウォン

近づけば首が飛びますよ

スウォン

目の前にいるのは緋龍城の要、5将軍の1人

スウォン

ソン･ハクです

もぶ

ハク…！（ｻﾞﾜｻﾞﾜ

もぶ

あいつがあの噂の高華の"雷獣"と噂される、

ハク

…なぜだ？

ハク

王位の簒奪か？

ハク

、いやお前は

ハク

地位に執着するやつじゃないだろ？

ハク

武器を厭うか弱き王に刃を向けたのか？

ハク

てめぇの誇りがそれを許したのかｯ！？

スウォン

──弱い王など、この国に必要ない

ハク

ｸﾞｯ）（ｶｷﾝｯｯ

スウォン

ｯ

ケイシュク

待て！！

もぶ

ｻﾞｯ）

ケイシュク

そこまでだ

もぶ

スウォン様、ご無事ですか？

羽海

…スウォン

羽海

私たちが見ていたあなたは、

羽海

幻だったの…？

羽海

あなたになら、姫様を任せてもいいって、

羽海

思ってた…

スウォン

あなた達が知っているスウォンは

スウォン

最初からいなかったんです

ヨナ姫

（聞きたくない、）

ヨナ姫

（もう何も聞きたくない…）

ﾋｭｯ）

ハク

矢？一体どこから、

羽海

、ハク！

ハク

！（ﾊﾞｯ

ケイシュク

しまった、逃がすな

スウォン

ｩｯ

もぶ

スウォン様！

もぶ

スウォン様大丈夫ですか？

スウォン

…

ミンス

お二人ともこちらです

ハク

矢はお前かミンス

ハク

陛下が…

ミンス

はい、さっきの会話を聞きました

ミンス

姫様…

ミンス

陛下は本当に亡くなられたのですか？

ヨナ姫

…（ｺｸｯ（ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ミンス

そう、ですか

ミンス

申し訳ありません…

ミンス

どうしても信じられなくて、

ミンス

先刻まで姫様の誕生日だと幸せそうに笑っていらしたのに、

もぶ

どこだ─────

もぶ

さがせさがせ！！

羽海

…見つかるのも時間の問題ね

ミンス

、私が逃げ道を確保します

ミンス

3人はこの城から脱出してください

羽海

はｯ、？

ハク

それは、

ミンス

緋龍城はスウォン様が率いてきた兵と

ミンス

スウォン様を支持する兵が集まりつつあります

ハク

捕まれば間違えなく殺される、か

ヨナ姫

…どこへ、行くの、？

ヨナ姫

私、宴のとき父が泣いて喜んでいたのに

ヨナ姫

一言も言わなかったわ…ありがとうって、

ヨナ姫

ここは父の城よ…（震

ヨナ姫

父上を置いて…どこへ（ﾎﾟﾛ

ヨナ姫

どこへ行くというの？（ﾎﾟﾛ

ハク

…

羽海

…

ハク

ｷﾞｭｯ

羽海

ｷﾞｭｯ

ハク

どこへでも行きますよ

ハク

あんたが生き延びられるなら

ハク

それが陛下への、想いの返し方です。

ミンス

ここから裏山へでられます

ハク

あぁ、

もぶ

みつかったか！？（ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ミンス

！私がひきつけます

ヨナ姫

ミンス！

ミンス

姫様、どうかご無事で（ﾆｺｯ

ミンス

、（ﾀﾀﾀﾀｯ

ハク

いくぞ

羽海

…（ミンス、）

もぶ

いたぞ！あっちだ！

もぶ

（ﾋｭﾝｯ（弓）

羽海

私やっぱ戻る

ハク

は？

羽海

だって、だってミンスがｯ

ハク

…（間違いなくミンスは殺される、

ハク

今戻っても待っているのは死、）

ハク

だめだ

羽海

無理、仲間を捨てるなんて

ハク

行っても殺されるだけだぞ

羽海

…いいわ、それでみんなを守れるなら

ヨナ姫

羽海…、？

ヨナ姫

置いて、行かないで…

羽海

、姫様。絶対生きて

ヨナ姫

！

羽海

ﾆｺ（ﾀﾀﾀｯ

ハク

おい羽海ｯ！！

羽海

ﾀﾀﾀｯ（ミンスｯ死なないで、）

ミンス

…（ﾊﾞﾀｯ

羽海

！！！ミンスｯ！

羽海

ミンス、ミンスミンスｯｯ

ミンス

……

羽海

、、ゆ…ない

もぶ

？

羽海

ゆる…ない

羽海

ゆるさない"ｯ（ﾌﾞﾝｯ（大刀

もぶ

うわ"ぁぁ"ぁ"

ケイシュク

！？！何事だ

もぶ

ひ、1人の女が！

もぶ

戻ってきてｯ

ケイシュク

女？

スウォン

…

羽海

……

スウォン

羽海、

羽海

許さない、絶対

ケイシュク

やってしまえ

もぶ

はい！！

もぶ

（ｶｷﾝｯﾋﾞｭﾝｯ）

羽海

、（ｽｯ（ﾌﾞﾝｯ）

もぶ

う"ｯぁ"

ケイシュク

？！（つ、強い、）

ケイシュク

（、どっかで見たことあるような、？）

羽海

死んでくださいよ、お前

羽海

（ﾌﾞﾝｯ

ケイシュク

！ｯ

スウォン

（ｽｯ（ｶｷﾝｯ）

ケイシュク

スウォン様、

羽海

は、？（ｻｯ

羽海

なんで邪魔をするんですか？スウォン様

羽海

いいえ、スウォン

スウォン

このものを殺されては困るので

羽海

私は困らない

スウォン

私が困るんです

羽海

……

ケイシュク

いまだ

羽海

、？…

もぶ

ｸﾞｻｯ

羽海

……（ｺﾞﾌｯ

羽海

ぅ"ｯ（ｽﾞｻｯ

羽海

ぃ"ｯたぁ"、

ケイシュク

しばれ

もぶ

はｯ

羽海

ｯ触んなっ（ﾎﾞｺｯ

もぶ

おっｯと、弱ってんなぁw

羽海

ｸ"ｯ

ケイシュク

…そうだあそこの崖から落とそう

ケイシュク

風の部族を越したところだ

もぶ

！？

もぶ

あ、あそこはｯ

ケイシュク

なんだ、文句あるのか？

もぶ

い、いぇ、

スウォン

…

羽海

……好きにすれば。

羽海

スウォン、私はお前を許さないから

羽海

地獄の果まで追いかける

スウォン

そうですか、では

スウォン

生きていたらまた会いましょう

羽海

…

ケイシュク

おとせ

もぶ

しょうがねぇからこの大刀も一緒に落としてやるよw

羽海

あー、はい

羽海

ありがとーございますねー

もぶ

ﾁｯ（ﾄﾞﾝｯ

羽海

…（ﾋｭ─

羽海

（あーぁ、姫様たちごめん、

羽海

（こりゃ死んだわ、

羽海

（はぁ、まぁ姫様達に会えて楽しかったしいっか笑

羽海

…（はぁ、

羽海

よｯ（ｶﾞｼｯ

木につかまる

羽海

（ﾊﾞｷｯ（あ、おわった

羽海

ﾊﾞﾀｯ

ユン

……？？

ユン

人が死んでる、

ユン

めんどくさ

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

椎名

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ヨナ姫

第1話 - 第1話

作者の他の作品すべて見る

#暁のヨナの新着小説
一覧

関連するタグ

ヨナ姫

第1話 - 第1話

作者の他の作品すべて見る

#暁のヨナの新着小説一覧

関連するタグ

#暁のヨナの新着小説
一覧