⚠️グロい・死ネタ⚠️
桃
赤
確かあの日は俺が寝不足で歩くのもやっとの時、赤が一緒に登校してくれたんだっけな。
いつも通りの道を通って いつも通りの景色を見て
いつも通り 横断歩道を渡ろうと思ったんだ
右耳からき'ぎぃ..っと音がして ただの空耳だと思っていた
その瞬間赤が目を見開いて叫んだんだ
赤
桃
何の話か分からなかった
ただ君に突き飛ばされて間もなく俺の顔にべっとりした液体のようなものがついたのは覚えている
振り向けば君の周りには血の海の中
嫌な汗が出て目尻がぴくぴくと動く
周りの声なんて聞こえなくて呆然と冷たくなった君を見ることしか出来なかったんだ
もう間に合わないと分かっている赤と一緒に「一応」という意味で俺も救急車に乗り込む
その後は言わなくても分かるよな
桃
母さんの声が嫌に頭に響き渡って思わずイラッときてしまう
起き上がって外を見れば向かいには元々君の住んでいた家が建っている
いつもなら外で赤が待っててくれて、そのまま一緒に学校に行って。
桃
目を疑った
赤
君が立っているなんて 想定外だった
桃
制服を着替えて階段を急ぎ足で 降りていく
ばたんっ'..
赤
桃
久しぶりに見る君の可愛らしい顔
目の奥が赤くなってボロボロと涙が俺の目から溢れ出ていく
そんな俺を見て赤はあたふたしながら背中を摩ってくれた
赤の手は柔らかくて、暖かくて
生きていた
赤
桃
夢なんじゃないかと考えたりもした。 頬を引っ張っても髪を掴んでもしっかりと痛覚があってほぼ現実だ
いや ここは現実なんだ
今までのが夢で..今日起きて悪夢から目覚めたんだ。
そう自分に言い聞かせながら 赤といつもの通学路を歩く
そんな幸せな空気はすぐに打ち砕かれるのはこの時の俺には考えられなかった
後ろから走ってくる音が聞こえて反射的に振り向いてしまう
赤
桃
気づいた時には赤の腹に刃物が突き刺さっていて貫通した刃先には赤の血が伝っている
刺したのは見ず知らずの男
男は俺の事を睨みながら こう俺に怒鳴りつける
桃
意味がわからなかったがきっとこいつは赤のストーカーなのだろう。
「付きまとってんのはそっちだろ」
考えれば考えるほど怒りがフツフツと煮えたぎってきて男の胸ぐらを掴みながら俺も反論する
桃
目を見開いて少し間を開けてから急に泣き出す男。お前が勝手にやったのに何泣いてんだよと心の中で文句を言いながら横目で赤の方を見やる
「夢」の中の赤と同じように君は血まみれになって倒れていた
そんな姿を見たら余計男に対して腹が立って思わず手を出しそうになる
男がぎゅっと目を瞑ってもう少しで男の顔に俺の拳がクリーンヒット
桃
の瞬間飛び上がれば俺はベットの中でいつもの風景を見ていた
桃
桃
夢なのかは分からなかったがやはり 赤は存在している
だがあれは絶対に現実だ
だったら今見ているのは?
桃
赤
桃
学校に着いたはいいものの まだ何も解決はしていない
まず..こいつは本物の赤なのか?
それとも全部夢で。
俺が死んでるんじゃ..?
ループしてる..?
..く
桃っ..
赤
桃
桃
赤
正解が見つからなくてイライラしている中赤に話しかけられてそのイライラが爆発してしまった
その度が過ぎたのか俺の手は赤の肩を押していて奥には階段
そのまま階段の奥に吸い込まれていくように赤は頭から落下した
頭をぶつけて気を失っている赤はダラダラと血を流して真っ赤に染っていた
あの事故の時のように
桃
また見える景色は俺の部屋で
外には赤が待っている。
これで確定した
桃
俺は赤が死ぬ度に朝に戻っている。
今日だってそうだ、赤を殺した夢を見てまた俺の見える景色はいつもの殺風景なベットの上
これを利用して赤を助けることが出来るんじゃないのか
赤を死なせないように。
それから俺は努力した。君を生かしてあげるために
いつも周りに気をかけて赤は常に歩道側..君が食べるものは毒味して君が危険を犯そうとした時には俺が支える
そんな努力は報われず赤は毎日色んな人の手によって殺されていく
もういっその事諦めようか
そう思ったことも多々あった。
だが俺に希望の光が差し込んだ 君が1日生き延びた日があったんだ
それから1週間..2週間..1ヶ月 2ヶ月3ヶ月。
赤
桃
君は生きている。
桃
ある日突然赤は消えた
噂によると不細工なくせに俺の横にいつもいるのが気に食わなく感じていた生徒が赤のことを虐めていたとか
理不尽な理由で俺の努力も赤の命も全て灰となって消えていった
桃
桃
君が事故で死んだ日は俺の事を庇って死んだよな。
君が刺されて死んだ日は俺が邪魔だったから死んだよな。
君が階段から落ちた日は俺が肩を押して落としたから死んだよな。
君が自殺した日は俺が横にいたせいで虐められて死んだよな。
俺
俺..?
桃
いつも通り君は外で待っている
いつもならそのまま一緒に 学校へ行くよな
桃
ここで俺が出たら?
桃
毎回俺のせいで死んでいる赤は俺に会ったら死んでしまう
会わせないようにしないと。
かと言ってどうする?もうすぐ母さんも怒って俺の部屋に凸ってくる
赤
桃
やだ。また君が死んじゃうじゃないか
違う
俺が死ねばいいんだ。
桃
引き出しからカッターを 出して首にぴとっと当てる
正直死ぬのは嫌だ。まだやり残したことがたくさんあるのにとは思う
桃
でもここで俺が 死ななきゃまた赤が死ぬ
俺の呪いでまた赤が死ぬんだ。そのくらいなら俺が死ぬなんて安っぽいもんだよな
桃
自分に言い聞かせてそのまま首を切ろうとしたが怖くて首に刃がめり込んだまま進まない。固くてコンクリートのように動かない手は小刻みに震えていて自分でも怖いんだなと言うことを実感する
やっぱりまだ死にたく
赤
桃
ぷすっと音がしたと思えば首からダラダラと赤い液体が流れてパジャマにじんわりと広がっていく
あ..俺死ぬんだ。そう思いながら首元を抑えれば生暖かい血が流れていてギリギリ生きていることを思い知らされる
そんな状況も終わりなようで視界がだんだんぼやけていき立っていられなくて膝から崩れ落ちてしまう
苦しいけど痛いけど
君が生きているならいいよ。
桃
俺の呪い、解いてあげるから。
桃くんが死んでから1週間俺は普通に生きていて「桃」という人はもう存在しない。
そんな事実に打ちのめされそうになりながらまた今日を俺は始める
いつも通り着替えてご飯食べて。支度して今日の授業の予習をして
いつも通り家を出て
いつも通り1人で..
桃
赤
桃
なんで
なんで首を切って死んだ君が元気に今俺の目の前で話しているの。
赤
桃
赤
もう過ぎたテストの日を口に出す君を疑問に思いながら問いかける
桃
赤
スマホを開いて画面を見れば確かに表示される19日という数字
赤
戻っている
俺は桃くんが死ぬ前の19日に 戻っているんだ。
赤
桃
ぎゅっ'..(抱
赤
桃
次こそ君のこと守ってみせるよ。
自殺なんてさせないから
そしたらまた いつも通りの、日常過ごそうよ。
ね。桃くん
アッパラパーがよおっ!!なんだこれ!!意味わかんねえよアッパラパー!!おぎゃあああああああ
感動でも病院でも病気でもなくただの死ネタで草!!!!!!
なんか題名もバグってるしよ😡😡😡
すみません反省しております例えるなら太平洋くらい反省してますね🤔
まずこの話ハッピーエンドじゃなくてこのあとも赤くんが自殺して桃くんがループしての繰り返しなんすよ
解釈は人によって違うからいいよねハム太郎
すみません!!うう!すみません!!ああ!!すみません!!
すまんこ
??「ぎょぎょっ?!」
コメント
22件
初コメ失礼します! 考えさせられるってこの事を言うんですね🌟
( '-' )スゥゥゥ⤴⤴ あ、え、まじ大好きです 寿命5年伸びました ブグマ&フォロー失礼しますm(_ _)m
まじ意味わからんぐらいすごいですね、、、、(褒め言葉) ぶくしつです