テラーノベル
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私たちは数日前に別れることを決めた 。
もう会わないつもりでいたけど 康二くんがどうしてもって言うから 、
降り出した雨の音で 二人の間の沈黙がもっと重くなる
向 井 .
いつもデートの度に花束を渡してくれた康二くん
いつも華やかな花束なのに 今回は ひっそり、でも凛と咲く薄紫色の紫苑の束だった
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向 井 .
向 井 .
向 井 .
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向 井 .
向 井 .
向 井 .
向 井 .
向 井 .
向 井 .
彼は私の頭を1回撫でた 。 付き合ってた頃によくやってくれた 最大の愛情表現 。
向 井 .
彼が背を向けて歩いた瞬間 雨の中に紫苑の淡い色が溶けていく
彼が私に渡した紫苑のもうひとつの意味 ― 「 追憶 」
自分だけが思い出を背負って生きていくという 、あまりにも優しすぎる「 未練 」の形だった __
𝑒𝑛𝑑
コメント
9件
思い出を大切にするっていうのがあまりにも康二くんすぎて泣いてます😭😭🧡 すごい...すごいよ、、なんでこんなに書くの上手いの、、笑