その日も雨が降っていた
肌を刺すような土砂降りの雨
そんな中僕は路上に座り込んでいる
何日こうしているかなんて
覚えてないし、分からない
ただ、何もかも捨てて楽になりたかった
H.
そう言ったところで何も変わらないし
伸ばした手を取ってくれる人なんていない
わかっているはずなのに
その事実がどうしようもなく、悲しかった
H.
ゆっくりと意識が薄れていく
死ぬのかな、?まぁどうでもいいや
本当にどうでもいいんだ、もう何もかも
でも、もしこの世界のどこかに
神様が存在して願いを叶えてくれるなら
僕は……
H.
それは1ヶ月前に溯る
※irisのみんなはシェアハウスしてます
N.
N.
R.
I.
H.
武道館でのライブ成功で収めた僕達は
今日は、次のライブに向けての会議をしていた
N.
S.
H.
N.
そんな他愛もない会話をする
こんな日々が続けばいいなぁと
この時は取り留めもなく、思っていた
この時から少しずつ歯車は狂い出していたんだ
そんなことに今の僕が気がつくわけもなかった
その日もいつも通り朝起きて
ご飯を食べ配信をする
そんな日々をなんの根拠もなく送ると思っていた
H.
H.
N.
1階からないちゃんが僕を呼んだ
その声は酷く冷めていた
H.
考えても全くわからなかった
でもなんとなく、急いで下に
行かなきゃ行けない気がした
リビングの扉を開ければ、
暗い表情をしたメンバーがいた
H.
思わず尋ねると
ないちゃんは悲しそうな表情を浮かべ
N.
とスマホの画面を僕に向けた
そこには見慣れた僕のXの画面があった
でもそのツイート内容は身に覚えのないものだった
『今日の会議は次のライブのことだったー! 会場は〇〇に決まったよー!!!』
H.
N.
N.
H.
N.
Y.
R.
H.
I.
ifくんにスマホを渡した
ifくんが乗っ取られてるって言ってくれるのを待っていた
いや、乗っ取りだと言って欲しかった
乗っ取りであってほしかった
I.
でも、そんな儚い期待は裏切られ
メンバーの冷たい視線を浴びる
H.
必死にメンバーに訴える
でも信じてくれる人なんていなかった
N.
S.
R.
みんな、部屋に戻ってしまい
ひとりリビングに取り残される
H.
H.
H.
そんな呟きを聞いてくれる人なんていなかった
らう
らう
𝐧𝐞𝐱𝐭…♡500
コメント
11件
初コメ失礼します、もう泣きました
初コメ失礼します!これは神作で絶対感動して泣く気がします...。続き楽しみにしてますね!
続き楽しみすぎる!!!