｢あなたを信じて｣

ふいに思う

じゃぱぱくんと一緒に帰ればよかった

帰る方向一緒だし

もうちょっと、話していたかったし…

なのになんでだろう

私とじゃぱぱくんは

釣り合わない気がする

あんなイケメンなじゃぱぱくんの隣にいたら

私、浮いちゃうよ

一緒にいたいけど

一緒にいちゃダメなんだ

ガチャ

ベットの隣の小さな棚の上に

必ず飾ってある小さな写真立て

そこには男の人と女の人が

幸せそうに微笑んでいた

そして私は

もう"いない"その人たちに向かって話しかける

時々思うの

私はじゃぱぱくんとえとといちゃダメなんじゃないかって

だって私

迷惑かけてばっかり

ドジでおっちょこちょいの私は

いつも気を使われていた

だからね

隣に並んじゃダメだと思うの

私は同じところに立てない

心に大きな傷をもっていて

足を引っ張ってばかり

そんな私が

隣に立っていいのかな？

お父さん、お母さん

いつもより早く起きた私は

いつものように

髪をしばる

メガネをかけて

カバンに荷物を入れる

えとと料理かー

楽しみだなぁ

足引っ張んないようにしなきゃ

ガラッ

調理実習

少し心配になってきました