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雪ちゃんに起こされ、渋々とベットから降りる。
重い足取りで、制服のあるクローゼットに足を運ぶ。
クローゼットの扉を開けると、汚れ1つない、真新しい制服が顔を見せた。
改めて、今日から高校生だと自覚した。
慣れない手つきで制服に袖を通していると、雪ちゃんが口を開いた。
雪
rn
唐突な質問に声が裏返った。
rn
雪
雪ちゃんは何か期待が外れたかのように素っ気なく返事をした。
制服に着替え終わり、鏡越しに自分を見る。
やっぱり虹桃高校の制服は可愛い
虹桃高校の制服はブレザーで、なんと言っても色が自由!
Yシャツだけが白って決まってて、他のブラウスやリボン、スカートは好みの色にできる。
rnは水色が好きなので水色にしたけど、すごい可愛い。
そんな感じで制服に惚れていた。
雪
時計を見ると、家を出る時刻の7時まであと20分しかない。
rn
急いで朝ごはんを食べにリビングへ向かった。
やっぱり一人暮らしは何か淋しい。
だけどそれよりも両親と離れられた喜びの方が勝る。
両親とは、高校進学のタイミングで別居することにした。
今は学費と生活費のみ払ってもらっている。
朝ごはんのトーストを焼いている間に学校の準備することにした。
rn
そんなこんなで準備し終えるとちょうどパンが焼け終わった。
朝ごはんを食べて歯を磨き、髪を結んで時計を見ると、もう7時を過ぎていた
急いで家を飛び出し、学校へと足を運んだ。
虹桃高校へは徒歩で向かうのだが、15分程かかる。
走って学校に向かっていたら、交差点に差し掛かった時、左から走ってきた誰かとぶつかってしまった。
???
rn
ものすごい勢いでぶつかったもんだから、体の小さいrnは少し吹き飛ばされてしまった。
???
声を掛けられて目を開くとそこには、赤メッシュの男の子がこちらを心配そうに眺め、手を差し出していた。
rn
???
rn
???
赤メッシュの男の子はすぐにその場から走り去った。
しかし今の男の子、やけに顔が整ってたなぁ…
そんなことを考えていると、雪ちゃんに
雪
とからかわれた。
rn
雪
rn
そう言い捨て、rnは学校への道を足早に進んだ。