この世には昔… 2つの人種があった
それが人魚と人間…
しかし人間に迫害を受けた人魚は昔…滅びた…
そう教科書には書いてある…
だけど…私は…
昔…
加藤 渚
お父さん何で私は皆と違うの?
お父さん
お前のお母さんは
本当は人魚姫だったんだ…
本当は人魚姫だったんだ…
加藤 渚
にんぎょひめ?
お父さん
そう…だから水がつくと
お前に鱗が出るのも
お前に鱗が出るのも
お父さん
お前が人魚姫だからだよ
加藤 渚
へ〜…
お父さん
この事は
誰にも言ってはいけないよ…
誰にも言ってはいけないよ…
加藤 渚
はい…お父さん
この時、私はなぜ 言ってはいけないか 分からなかった…
なぎさちゃん
おはなしってなあに?
加藤 渚
あのね…私ね…
加藤 渚
人魚姫なんだ!!
えっ?なんで?
加藤 渚
ちょっと見ててね…
バシャッ!!
加藤 渚
ほらぁ!!
きゃあぁぁぁ!!
加藤 渚
え?どうして?
近寄らないで!!
かいぶつ!!
加藤 渚
なんで…
加藤 渚
ひどいよ…
それから私は人前で人魚になることはなかった…
それが正しい生き方だから…
千冬
大丈夫か?渚?
加藤 渚
うん…大丈夫だよ千冬
千冬と結ばれて 普通の生活をするはずだったのに…
あの人に会ってしまったから…