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例2

ーおれは、同じ職場の先輩、ユミさんに恋をしている。

リク

あっ、先輩、おつかれっす

ユミ

お〜リクくんおつかれ〜

ユミ

仕事でヘトヘトだろうに元気だねー

ニッコリと笑う先輩はとても可愛らしい。

ユミ

それじゃ、私は用事があるので先に帰りまーす

リク

あ、はい!さようなら!

ユミ

ふふっ、バイバイ〜

リク

ば、ばいばい・・・

おれは歩いていく先輩に見惚れていた

ユウト

おいおい〜リク〜

リク

っ!、びっくりした〜。何だユウトかよ〜

ユウト

お前ユミ先輩が気になるんだろ?早く告っちまわないと俺がとるよ〜?

リク

んなっ?!そんなんムリだってば!

ユウト

なんでだよ〜

リク

だって先輩パートナーいるらしいし。

ユウト

はあ?!そうなのかよ!それ先に言えよなぁ〜?あーあ、デマであることを祈るしかねーなー。

おれだって同意見だ。

ユウト

お、俺そろそろ帰るわ〜

ユウト

お前も早く帰れよ〜?

リク

分かってるよそれくらい

ユウト

じゃーなー

リク

おー

さてと、おれも帰るとしますか。

アオ

・・・

リク

(あれ、なんでアオさんがまだ残ってるんだ?)

アオ

ねぇ、リクさん

リク

・・・?

アオ

ホントの事・・・知りたい?

リク

・・・それはどういう事ですか?

アオ

実は私、この会社の情報なら何でも知ってる自信があるの。

リク

何でも・・・?

アオ

そう。だから、知りたいと思わない?ユミさんの秘密。

今までアオさんとは喋ったことすら無いが、こんなに自分から喋るヒトだったとは。

リク

(新発見・・・)

アオ

・・・、何とも言わないから勝手に教えちゃうわね。

アオ

驚かずに聞いてね。実は、

アオ

実は、ユミさんは結婚してる。

リク

・・・!

アオ

あら?インパクトが薄かったかしら。

驚くというより、ショックの方が感じる。デマだと信じていたかったのに。

アオ

ここからよ。本番は。

アオ

実は、ユミさん・・・

アオ

不倫してるの

リク

・・・?、・・・?

アオ

これは流石に驚いたみたいね

聞きたくもない言葉がどんどん頭の中に入ってくる。

アオ

ごめんなさいね。凄く混乱させちゃって。でも、これはあなたのためでもあるのよ。

アオ

きっとユミさんと付き合っても良いことはない。そう言いたかっただけよ。

アオ

もちろんこれをホントかウソか、信じるのはあなた次第だけども。

おれはそれ以上聞きたくなくて、咄嗟に逃げ出した。

リク

すみませんっ

アオ

・・・

アオ

・・・。

リク

はぁっ、はぁっ

一体どこまで来たんだろう

リク

・・・ここは?

見ると知らない土地。

そうそう会社から遠くには行ってないはずだ。

???

やあ、キミはだれだい?

リク

・・・?!

暗闇から人が出てきた?!

顔は霞んでて見えないが・・・

???

そんなに怯えなくとも。ボクは怖いやつじゃないさ。

リク

・・・?

???

キミ、みたところ何かに悩んでるようだね。

???

ボクでよけりゃ、話相手になるよ?

リク

・・・それは、

おれは見ず知らずの相手に今までのことを話した。

リク

(なんで、こんなにおれの頭は冷静なんだ・・・?)

???

そうか〜それは辛いなー

???

好きなヒトが不倫してるんだね。

リク

で、でもっ!その話はただの噂に過ぎませんよ?!

???

ただのウワサ・・・

???

てことはまだキミはそのヒトを信じていたい・・・と?

リク

そ、そういう事じゃ・・・!

???

・・・。そうだね〜

???

じゃあボクがキミのその辛さ、何とかしてあげよう!

リク

・・・でもどうやって?!

???

大丈夫!ボクに任せて!

???

ボクには何でもオミトーシだから!

リク

お見、通し?

???

ううん!何でもないよ!とりあえずボクに任せて!

???

キミは帰って寝るだけ!どう?簡単でしょ?

リク

・・・。

リク

ここは・・・夢?

???

そうだね〜

リク

?!

リク

なんで、あなたがここに?

???

やだな〜、ボクは明日のことについて話に来ただけだよ〜

リク

明日・・・?

???

そう!さっそくだけど明日、キミにはその不倫してる?ヒトに告白してもらう!

リク

え、えぇ〜?!

リク

そんな無茶な!!

リク

今まで告白なんてした事ないのに・・・出来ないって。

???

みんな最初はそう言うんだけど、最終的にはしっかり告白するから!大丈夫!

???

さあ、行ってきな!

リク

え、そんな、

パッと目の前が明るくなる。

夢から、醒める

次の日の会社の屋上。

リク

〜ですから、おれと付き合って下さい・・・

ユミ

・・・

あぁ〜、しちゃったな〜

リク

(どうだろう・・・)

おれは先輩の顔を見る

ユミ

・・・ごめんね。

ユミ

私実は他に好きな人居るの。

ユミ

だから・・・ごめんなさい

リク

・・・!

フラれた・・・?

ユミ

じゃあね。

あ、行ってしまう。

せめて、これだけは!!

リク

あ、あの!

ユミ

・・・?

リク

既に婚約してると聞いたんですが・・・本当ですか?

ユミ

・・・ふふっ

リク

・・・?

ユミ

何それ!

ユミ

私は婚約者なんて居ないよ?

ユミ

好きな人は居るけど!

あまりにも純粋な瞳。おれには先輩が嘘をついているようには見えなかった。

リク

・・・そうですか。

ユミ

それじゃね!

リク

(なんだ、ただの噂だったんだ・・・)

おれはホッとして屋上を離れる。

リク

・・・あれ?先輩がいない?

リク

もう行っちゃったのかな?

おれは悲しくも何故だかスッキリした気持ちで屋上を後にした。

???

・・・あはは。キミの辛さを今から無くしてあげるから!

屋上。

ユミ

・・・!あなたはっ

ユミ

なんで・・・!

アオ

ふふふっ

アオ

私はユミさん・・・おまえが大っ嫌いだったんだ!!

ユミ

?!

アオ

いっつも私の好きになった人がお前に惚れて、告白したらフラれて・・・

アオ

色々とウザかったんだよ!

アオ

だから、嘘の噂を会社のみんなに流したんだよ!!

ユミ

そんな・・・ウソ・・・

アオ

ウソをついてるのはお前もだろ!?

ユミ

っ!

アオ

「他に好きな人がいる」これも嘘!

ユミ

な、なんで、分かって・・・

アオ

そりゃお前の情報を死ぬほど集めたからさ!!

アオはユミの体をどんどんフェンスの外へ押していく。

アオ

これが会社に見つかったら、私、どうなるだろうね!

アオ

でもこの会社を辞める前に

アオ

お前を殺す!

ユミ

はあ?!

こうしている内にユミは押されて行く。

ユミ

そんな、あなた最低ねっ!!

アオ

お前だけには言われたくないね!

ユウト

もういーや

ドンッ

ユウト

「ウラギリモノには制裁を!」

アオ

・・・!?

ユミ

あっ

ユミは足を滑らせて落ちていく。

アオ

な、なんで、ユウトさんが!?

ユウト

・・・

ユミ

〜っ!

ユミは咄嗟にアオの足を引っ張る

アオ

!?

ユミ

あんたも死んだらいいわ!道連れよ!
仲良く地獄行き!

アオ

ふ、ふざけんなっ!

2人は落ちてゆく。

ユウト

・・・。

ユウトの姿が影に包まれていく。

???

よしっ!仕事終わり!

???

これで少しはラクになったかな?

例2終わり

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