主
前回の続きで〜す
水木
何だって…?
ゲタ吉
…
ゲゲ郎
はっきり言え!ゲタ吉!
ゲタ吉
…あ〜ァ
父さんにはかなわないナ
父さんにはかなわないナ
水木
…ッ!
ゲタ吉
お義父さんは、俺が家を出て5年で死にました。
ゲゲ郎
やはりそうであったか…
ゲタ吉
お義父さんは、俺が家をでる前日の夜、俺を抱いてくれました。
水木
…
ゲゲ郎
?どうした?水木よ
水木
いや、そのへんがわかんなくてだな…
俺が鬼太郎を抱くの、想像できないんだが…
俺が鬼太郎を抱くの、想像できないんだが…
ゲタ吉
そうですか?
…あー、いや、そうかもな
俺が最後の思い出に、つって数週間頼み込んでのことだからなァ…
…あー、いや、そうかもな
俺が最後の思い出に、つって数週間頼み込んでのことだからなァ…
ゲゲ郎
一つ聞かせてくれ、ゲタ吉よ
ゲタ吉
なんです?父さん
ゲゲ郎
おまえは、それほどに水木を愛しておったのか?
水木
…
ゲタ吉
…そうですョ、俺はお義父さんを愛していました。
ゲタ吉
でも、たぶん…俺は、人間を愛しているという実感がなかったんだと思います。
水木
?どういうことだ?
ゲタ吉
俺、お義父さんが死ぬっていうことをきちんと理解しきっていなかったんです。
ゲタ吉
他人事だと思ってた、
水木
…そうか、
ゲタ吉
最後の思い出に、とか言っといて、笑っちまいますよネ
ゲゲ郎
!わかったぞ…!
水木
…ゲゲ郎、なにがだ?
ゲゲ郎
水木、ゲタ吉を抱け!
水木
…は?
主
続くかもしれないし、続かないかもしれないです。