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理想のカップルすぎる✨️
おいおい、神作品じゃねぇかぁぁぁぁ!!!最高!神! 僕なんてこんな神作10年いや、100年後でも書けないわ
主
主
主
主
主
主
主
主
いふside
いふ
今日は12月24日
クリスマスイブで日曜日や
それやのにも関わらず、平日と同じように仕事に追われとる
いふ
ため息をつきながらも、キーボードを叩く手は止めない
今日は本来なら休みの予定やったが、 今やっとる仕事にミスが見つかって修正せんとアカンくなったんや
そのため俺の部署はやむおえず、休日出勤を強いられとる
大事な案件やから今日中には片付けなあかん
いふ
気合いを再度入れて、目の前の問題と向き合った───────────
いふ
あれから数時間経ち、なんとか終わらせることができた
外はすっかり日が暮れとる
いふ
体を伸ばすと体の節々から悲鳴が聞こえる
ずっと同じ姿勢やったからやろう
しかし、無事問題が解決したんは良かった
いふ
いふ
パソコンから目を離し、辺りを見回すと俺以外誰もおらんかった
そういえば、細かいチェックだけやったから同僚たちには先に帰ってもらったんやった
いふ
やることも片付いたんやし、あとは帰る支度をして帰路に着くだけや
身支度を済まし、会社を出る
いふ
ウィーン
いふ
会社を出ると、冬の夜風が俺を襲う
この辺りはビルが立ち並んどるだけあって、風が強い
コートがバサバサと音を立てる
いふ
誰も居ない都会の街並みに俺の独り言は溶けていく
ずっと思っとった本音がポロリと溢れた
俺が会いたいと思ったのは、同棲している彼氏のほとけ
毎日一緒に過ごしとるし、家に帰れば会えるとわかっとっても寂しいもんは寂しい
いふ
身震いしながらも、彼に会うために家路に着こうと足を踏み出そうとした
やけどその刹那、俺は固まった
ほとけ
遠くに愛する彼の姿を見つけたからや
何故ここにいるのか
いつから待っていたのか
考えれば考えるほど疑問は尽きへん
思考の渦に飲み込まれていく中、体は自然と彼の方向へと足を進めていた
いふ
早歩きで向かっとるこの時間も無駄な気がしてきて、駆け出した
いふ
いふ
ほとけ
ほとけ
振り返ったほとけは優しい笑みを浮かべとった
一点の曇りもなく、夜なのに輝いとるように見えた
そんなほとけに飲み込まれそうになりながらも、疑問をぶつける
いふ
ほとけ
いふ
家で待っとってもいずれ会えることがわかっとるのに、わざわざ来てくれたことに嬉しく思う
俺も仕事中ずっとほとけに会いたいと思っとった
ホンマはクリスマスやから家で一緒にゆっくりする予定やったんやけど、 俺が仕事が入ったせいで無しになったんや
それが悲しくて、出勤する時気が重くて仕方なかったぐらいや
きっとほとけも俺と同じような気持ちになったからここまで来てくれたんやろう
いふ
ほとけ
彼からの愛を感じ、思いっきり抱きつく
ほとけの温もりに包まれて、幸福感で胸がいっぱいになる
ほとけ
愛しそうに目を細めながら俺の頭を撫でるほとけ
細いのにも関わらず、男らしいゴツゴツ感もある手に優しく撫でられる感覚につい頬が緩んでしまう
外気の冷たさも今はもう気にならへん
冷たく冷え切っていた体も心も、もう寒くない
愛の力の偉大さを見に沁みて感じる
いふ
流石に外でずっと抱きしめ合っとる訳にもいかへんから、渋々離れる
先程までの暖かさが嘘のように、冷たい空気が俺を包み込む
いふ
あまりの寒さに体を震わす
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
不意打ちなその言葉に一気に体が熱くなる感覚がする
さっきまで寒かったのに、今はもう暑いぐらいや
いふ
せっかくのクリスマスなんやし、普段は人目を気にして 外で手を繋ぐことはせぇへんけど今日ぐらいはええやろう
きっと他のカップルも手を繋いどるやろうし、目立たへんやろう
いふ
ほとけ
いふ
青組
いふ
ほとけ
オフィス街を出て、大通りに出てくるとイルミネーションが輝いていた
キラキラと輝く色とりどりの光が俺たちを優しく照らしとる
周りにはイルミネーションを見に来たカップルでいっぱいや
気分はさながらデートスポットに一人で迷い込んでしまったときのような心情や
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
確かにカップルなことに変わりはないが、俺たちは家に帰る途中でたまたま通りがかっただけや
他のカップルはデートのためにここに来とる
やから若干気まずい
ほとけ
いふ
青組
こうして俺たちは足早に家に帰った─────────
ガチャ
青組
寒かった外から帰ってきて、生き返るような感覚や
いふ
ほとけ
いふ
テーブルの上に並んどったんはほとけが作ったであろう料理
いつもよりも豪華で美味しそうや
ほとけ
いふ
いふ
おしゃれなサラダにハンバーグ、パスタが並んどる
きっとこれだけの量を一人で作るんは大変やったやろう
ほとけ
いふ
青組
いふ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけの作ってくれた料理はどれも絶品や
いくらでも食べれそうや
いふ
ほとけ
ニコリと花が咲くような笑顔を浮かべながら言うほとけ
その笑顔はすごい綺麗で、それでいてかっこいい
いふ
ほとけにはホンマ敵わへん
いつもは可愛いのに、ふとした時にかっこよくなるんはズルすぎる
サラッとそういうことを本心から言われると誰でも照れるはずや
ほとけ
いふ
ニヤニヤとしながら揶揄うように言うほとけ
そんなところも憎めないのは、俺がこいつに心底惚れとるからやろう
ほとけ
いふ
さっきまでふざけとったのに急に真剣な顔で言うもんやから、思わず顔を逸らしてしまった
俺が内心照れとることもほとけには全部お見通しなんやろうな、なんて思う
ほとけ
いふ
食卓には俺たちの笑い声が響き渡っとった──────────
青組
二人で喋りながら晩御飯を食べるこの時間が何よりの幸せや
仕事の疲れも吹き飛ぶし、食事もいつもより美味しく感じる
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
俺も基本的なものなら作れるけど、ほとけの方が凝ったものを作るんが得意や
今日のハンバーグも肉汁がたっぷりでソースも絶品やった
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ちょっとでもほとけに美味しいと思って欲しいと言う一心で作っとる
やから愛はもちろんこもってる
ほとけ
ほとけ
俺もほとけと同じ考えや
有名店の料理も勿論美味しいが、自分のことを想って作ってくれた料理の方が美味しく感じるもんや
愛する人から愛がこもった料理を振る舞われて、喜ばない人はおらんやろう
いふ
ほとけ
俺の言葉に顔を真っ赤に染めるほとけ
いつもは俺が照れてばっかりやから、あえて照れそうなことを言ってみた
そしたら見事に顔を真っ赤にしとってほんの少しの優越感に浸る
普段あまり照れないほとけを照れさせられるんは俺だけ…
なんて柄にもないことを思ってみる
ほとけ
ほとけ
足早にキッチンへ向かってしまった
恥ずかしさの限界を超えたんやろう
カチャカチャ)))
キッチンから食器を出す音が聞こえる
二人しかいないリビングには微かな音も響き渡る
なんだかその音すらも心地よい
一緒に暮らし出して暫く経つが、家から自分以外の誰かが起こした音がする感覚には未だ慣れない
一人暮らしをしていた時期が長かったからやろう
しかし、これも愛する人と同じ時を過ごしとる証拠なんやと思うと嬉しく思える
一人なら何気なく過ぎていく日常が、ほとけといるだけで非日常に変わる
人生の中で今が一番幸せや
ほとけ
いふ
ほとけが戻ってきたと思ったら、ショートケーキと紅茶を持っていた
紅茶のいい香りが鼻腔をくすぐる
ほとけ
いふ
ほとけ
駅前の店というのは、テレビや雑誌で何度も取材されている超有名店や
店の前を通りがかると毎回行列ができとる程や
クリスマスやし、ケーキ食べたいとは思っとったけど まさか買ってきてくれとるとは思わんくてびっくりした
ほとけ
ほとけ
ほとけ
美味しそうにケーキを頬張るほとけ
その姿を見て、自然と笑みが溢れる
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
拗ねている顔もかわいいな、なんて思う
こういうところは俺よりも年下や
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけに見惚れていて、すっかり忘れとった
フォークを左手に持ちながら両手を合わせる
いふ
いふ
フォークをそっとケーキに下ろし、一口掬う
いふ
口に含んだ瞬間広がる生クリームの甘さ
優しい口溶けと上品な甘みは、あの行列にも納得な味わいや
スポンジもふわふわで安いケーキのようなパサつきは一切感じない
感じたこともない程の幸福感に包まれる
いふ
言葉を失うほどの美味しさとはこういう時のことを言うんやろう
飾った言葉なんて必要ない
食べへんとわからん感動や
ほとけ
いふ
ほとけ
二人でたわいもない話をしながらケーキを食べすすめていく
紅茶とケーキがいかに合うのかを身に沁みて感じる
生クリームの甘さを苺の仄かな酸味が中和してくれる
幼い頃の特別な日しかケーキを食べれなかった頃の感動を彷彿とさせる味わいや
シンプルやからこそ、店のこだわりを感じることができる
青組
気がついたらケーキをペロリと平らげとった
胸焼け感も全くなく、むしろ満足感が俺の心を占めとる
ほとけ
いふ
ほとけの言葉に体温が上昇していく感覚がする
何気に一緒にお風呂に入ったことあんま無かったな、と思う
いつもは俺が仕事で帰ってくることが遅くなりがちやから、ほとけに先に入ってもらうことが多い
前に一緒に入ったのがいつか思い出せへんぐらいや
いふ
ほとけ
ホンマは俺も一緒に入りたかったからやけど、クリスマスやからってことにしとく
青組
そして、俺らは風呂に向かった───────
チャポン
ほとけ
いふ
側から見たら、狭い浴室内に成人男性二人で入るという異様な光景や
それにしても、水に濡れたことによってほとけがなんだか色っぽい
目を細めて気持ちよさそうにしているところを見ると、勿論正気でいられるわけもない
ドキドキと心臓の音がうるさい
グルグルと色々な感情が行き交う
恥ずかしさと緊張が織り混ざって軽くパニック状態だが、ギリギリ取り繕って平然なフリをしとる
ほとけ
いふ
いつもはシャワーだけで済ましてしまうことも多いから、こうしてゆっくり湯船に使うんも新鮮や
足はまっすぐ伸ばせへんがこれはこれでいい気もする
近距離にほとけの顔があって、不思議な感覚や
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
鼻歌を歌いながら髪を洗っているほとけ
人が体を洗っとるところを見るんは変な感覚や
いふ
気を紛らわすためにも顔を少し湯船に浸ける
なんだかほとけのペースに飲まれとる気がする
俺だけが恥ずかしがって馬鹿みたいや
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
いふ
びっくりしてつい素っ気なく返してしまった
そんな自分を誤魔化すように湯船から出て、洗い始める
いふ
さっきから調子狂いっぱなしや
俺らしくない
いふ
沈黙が気まずくて、早く洗い終えようと動かす手を早くする
やっぱり慣れへんからやろうか
いふ
あっという間に洗い終わってしまった
早く洗い終わりたかったはずやのに、もうちょっと引き伸ばしたかったような気もする
自分でも自分の気持ちがわからへん
いふ
再び湯船に浸かる
ほとけ
いふ
そう、嫌やった訳やない
寧ろ嬉しかったぐらいや
ほとけ
いふ
正直、図星やった
普段せーへんことをすると、どうしていいかわからんくなるんや
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
”よかった“
その言葉の意味がわからんくて困惑する
ほとけ
いふ
心配させてたのかと思うと、申し訳なく思う
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
風呂から上がった瞬間の寒さには恨めしさを感じたが、リビングは暖房が効いていて暖かい
お湯に浸かったことによって体が温まっとる分、いつもより体が冷えない
やはり湯船にしっかり浸かることは大切や
ほとけ
いふ
青組
ほとけ
ほとけ
今日もベッドに思いっきりダイブするほとけ
毎日やっとって飽きへんのやろうか(((
いふ
一方俺はゆっくりとベッドに腰を下ろし、布団の中に入る
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
仕事には決まった日に休みがあるが、家事には休みはない
毎日やらへんとアカンし、簡単やない
俺が外で働いて、ほとけが家事をこなすという分担で生活しとるけど、 ほとけの負担が大きいような気がしてならへん
もちろん俺も出来そうなことは任せてもらうけど、それでも限度がある
もうちょっと色々出来たらええんやけど、、、
ほとけ
ほとけ
いふ
いふ
いふ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
言われてから気づいたが、お互いが相手の力になりたいと思って行動しとったんやな
これが相思相愛ってことなんやろうか
ちょっと違うような気もするが、愛し合っとるって意味ではあっとる気がする
ほとけ
いふ
時計を見ると0時を回りそうになっとった
流石にそろそろ寝んと明日起きれんくなる
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけにおやすみを告げ、眠りにつくために瞼を閉じる
クリスマスやのに仕事する羽目になって最悪やと思っとったけど、 ほとけのお陰で疲れが吹き飛んだ
最高のディナーに絶品なケーキ
それだけでも幸せやけど、ほとけの優しい笑顔が添えられることによって 世界で一番自分が幸せ者やないかと錯覚するほどの幸福感に満たされる
今年が人生の中で一番幸せなクリスマスや
いふ
俺は幸福感に包まれながら、眠りについた───────
ほとけside
いふ
僕の横でスヤスヤと気持ちよさそうに眠るいふくん
疲れていたのかすぐ寝てしまった
動画などでは幼児退行している印象が強いが、裏では人一倍努力家でかっこいいいふくん
そんないふくんも、寝顔は無防備でかわいい
動画などの作られた可愛さではなく、彼本来の可愛さというだんろうか
僕からしたらどんないふくんも可愛く感じるんだけどね
ほとけ
いふくんの青い髪を手に取る
しっかりと手入れされた髪は僕の手を重力の赴くままに落ちていく
真っ白なシーツに彼の青い髪が広がる
夜空のように深い色の髪も、今は閉じられているサファイアのような瞳も、その全てが愛おしい
ツンデレなのに顔に出やすいところも、意外と寂しがりやで甘えん坊なところも大好きだ
彼への愛は永遠に更新されいく
ほとけ
ほとけ
僕はいふくんのおでこに優しくをキスを落とした────────
- ̗̀ 🤍🎄𝑀𝑒𝑟𝑟𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠🎄🤍 ̖́-