藤澤side
次の日
ピーンポーン
涼架
僕の名前は藤澤涼架。
高校3年で、元貴と若井よりは 年上だけど幼なじみ。
今日もいつも通り、登校前に元貴の家に来たんだけど…
滉斗
涼架
確かに、毎日来てるかって言われると 何とも言えないけど、
ここ最近、より一層気分が沈んでる様に 見えるんだよね…
なーんて思いながら、暫く立ったまま。
すると、
元貴
インターホンの向こう側から 途切れ途切れに元貴の声が聞こえた。
滉斗
元貴
ノイズ混じりに聞こえる声は 何処かに闇…みたいな暗さを感じた。
涼架
元貴
元貴の「忙しい」は歌を作っている証拠。
でも…なんか引っかかるなぁ
涼架
元貴
滉斗
元貴
若干面白がって?入ろうとする 若井についていく。
涼架
元貴side
朝、?目が覚めたのは5:00で 少し早く起きてしまったみたい…
テーブルにもたれ掛かるような形で 寝ていたのか、頬には涎の跡がある。
そういえば昨日 出血が酷くて、風呂サボったんだっけ…
脱ぎ捨てられた学ラン。 ボサボサな髪。
見るだけで嫌になる。 …今日は学校を休もう。行く気が無い。
重たい体を何とか持ち上げて、 鉄の匂いが漂う風呂場へと向かった。
元貴
シャワーを浴びるのと同時に 風呂も洗った。
これだけで疲れるとかマジで終わってる
元貴
元貴
適当に上着を羽織る。
せっかく固まってきた血も、 お湯でふやけたのか取れて血が滲む。
一応止血し、包帯を巻く。 この状態で登校すると「厨二病」って 言われるから、今日という今日は 絶対に登校しない。…するもんか
教室は同じような奴らばかり。
ノリが良くないと、流行を理解しないと ある程度顔が良くないと、、
毎日登校しないと…
いつの日にか、クラスの邪魔者になる。
邪魔者になった挙げ句、 笑い物・ストレス発散機となる。
元貴
生きるのは死ぬより辛い。 死ぬのは生きるより怖い。
分かってる…分かってるから、
元貴
巡りようもない頭を巡らせて 再び眠りについた。
再び目を覚ました。
時計を見れば、8:00と記されており、 外からは登校する小・中・高校生の 弾け飛ぶ楽しそうな声が聞こえる。
カーテンから漏れ出る光に目を擦り、 ポイッとされているスクールバッグと 学ランを片付けた。
元貴
俺もあっち側なら楽だったのかな… なんて夢のまた夢。
俺には誰かを馬鹿にする勇気さえ無いし 誰かを虐める力も無い。
最初からいじめられっ子ポジションか…
なんて考えてるとインターホンが鳴った
涼ちゃん達かな… 今日は申し訳ないけど休ませてもらおう
「忙しい」と返答し、机のゴミの片付け。
そんな時だった。
滉斗
元貴
そんなの駄目に決まってる。 まだ所々、昨日のリスカの血痕が 残っているもんだから…
元貴
ただそんな願いも叶わず、 合鍵を持っていることを良いことに 若井達は家に入ってきた。
元貴
俺が必死に抵抗するせいか 若井達は余計怪しんでくる。
滉斗
涼架
元貴
元貴
元貴
涼架
もう本当に放っといて欲しい。
駄目なんだ、二人みたいに優しくて 形だけの「幼馴染み」のような俺なんかに 構ってもらえると調子狂う…
もしかしたら二人が助けてくれる…? みたいな甘い考えが頭をよぎる。
滉斗
心配そうに俺の手を握る若井は暖かい。 良いよ、そんな心配しないで。
俺は独りでいいから…
元貴
そう呟く元貴はあまりにも弱々しくて、 幼稚園の時のような輝かしい笑顔の 面影すら残っていなかった。
滉斗
聞きながら元貴の手を握る。
滉斗
シンプルに元貴の手は冷たかった。 それと風呂でも入ったのか?って位に 髪が湿っている。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
俺は見逃さなかった。 元貴の目が泳いでいる。 これは元貴が焦っている証拠。
滉斗
涼架
元貴に声を掛けようとした瞬間、 涼ちゃんが小刻みに震えながら声を出す
滉斗
涼ちゃんが驚くのも仕方がない。 指を指す先には、、、
滉斗
元貴の左腕側の上着から滲み出る血。
握る手にもジワジワと生温い感覚が伝う
垂れてくる血が、汗が、焦りが 全てが俺を緊迫させる。
そっと上着を捲ると、 血が滲んだ包帯が巻かれている。
滉斗
元貴
元貴
元貴
俺が声を大きくして怒鳴ると 涼ちゃんは驚いてバックを落とした。
滉斗
一語ずつ言葉を詰まらせる若井に 申し訳なさを感じるが、 …もう我慢出来ない
元貴
元貴
元貴
元貴
涼架
元貴
元貴
元貴
無意識に溜まっていた涙が 止まることを知らずに溢れてくる。
嫌われてもいい、「幼馴染み」さえ 終わってもいい。 むしろ嫌って言って欲しい。
元貴
元貴
泣きじゃくる元貴を俺の方に 抱き寄せる。
滉斗
滉斗
涼架
元貴
元貴
滉斗
滉斗
滉斗
滉斗
元貴
元貴
元貴は腕の中で軽く暴れる。 その時だった
元貴
涼架
貧血なのか元貴はふにゃりと 膝から崩れ落ちた。
滉斗
元貴side
元貴
目が覚めた。 腕には新しい包帯が巻かれており 服も、上着からトレーナーに変わってる
滉斗
元貴
しばらく沈黙が続いた後、 若井が口を開いた。
滉斗
元貴
滉斗
元貴
涼架
元貴
謝って許されるかも分からない。 でも少しだけ希望が軌跡を感じられた。
滉斗
滉斗
涼架
元貴
あの後二人は遅れて登校して、 俺を虐めてきた奴の事を校長に報告した らしい。
若井と涼ちゃんが報告した事によって 俺以外にも被害を受けていた人達が 挙手したおかげ(?)で 虐めっ子は退学処分となった。
それから俺は学校にまあまあ行ってる。
若井と涼ちゃんに いつか心から言えたら良いなぁ
元貴
ってね
どうも主です。 今回は!馬鹿みたいに長いです。
リクエストありがとうございます! ほのぽん、大好きだよ~!
もうリクエスト全部消化しちゃった… 一人何個でも良いんで(不定期だけど) リクエストお願いします!
主(磯部🍏)
コメント
5件
うぇえ!!!!(泣)めっちゃ神でしたあ!!😭😭
今回のも最高すぎた…🤦🏻♀️ speakingの曲パロ見てみたい…!