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【BL】台本

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【BL】台本

1 - 【BL】台本

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2020年06月06日

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とある居酒屋での出来事

瑠郁飛

俺、瑠郁飛(るいと)は 現在危機的状況に置かれている...!

遡ること1分前

「王様だーれだ!!」

モブ子

私だ!!

モブ子

(ぐへへ腐女子の私が王様になったからには覚悟しろよ男共😜)

モブ子

じゃあ、瑠郁飛と亜木くんがキス!!

瑠郁飛

亜木

俺はぜって〜やんねかんな

モブ子

え〜王様の言うことは絶対じゃん!!

モブ子

(やはり一筋縄ではいかないか
堅物イケメン俳優!!
私のリサーチ力で見抜いていたが
2人のキスを見なければ私は空腹のまま帰路を辿ることになる...そんなん嫌だ!!)

瑠郁飛

(やべぇ、この状況どうやって切り抜ける!!女の子と手を繋いだことも無いのを隠すために髪染めたりピアス開けたのに初キスがコイツなんて嫌だ!!)

亜木

万が一、週刊誌にスクープされたらどうするんだお前ら責任取れんのか

モブ子

(そう来るか...俳優という職業を盾にしてキスを回避しようとしているぞコイツ!!なんて罪な男!!こうなったら意地でもキスさせてやんよ😘)

モブ子

別に男同志だから良くない?何とでも言えるし〜

すると別のテーブルからやって来たのか 知らない男が 顔を赤らめてこちら側の テーブルへ絡んできた

モブ男

飲んでなくな〜い?うぉうおう🥴🥴

別のテーブルからやってきたそいつは 瑠郁飛へと抱きつき無理やり キスをしようとしていた...

モブ子

(悪くないかも...😏)

瑠郁飛

ちょ、お前やめろって...

瑠郁飛が男を押しのけようとしていると 亜木が瑠郁飛の腕を掴み 店の外へ出ていってしまった

モブ子

(これは熱い展開!!私もついて行くし...か...)

モブ子

え??

モブ男

んふ〜

モブ子の足に モブ男が抱きついて離れない。

モブ子

え?!ちょ、離して!

モブ子

離してってば!!

モブ男

離さないよハニ〜🥴🥴🥴

モブ子

イヤアアアアアアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙

モブ子の叫びは 居酒屋のガヤガヤに虚しく吸い込まれ モブ子の腐女子としての役目は 果たすことが出来ずに終わった

瑠郁飛

瑠郁飛

はぁ...はぁ...

2人は人気の少ない通りに着いていた

亜木

瑠郁飛

ありがとな、助けてくれて

亜木

瑠郁飛

もう、男同志でキスするなんて
考えられないよな??

亜木

瑠郁飛

どうしたんだよさっきから黙って

亜木

瑠郁飛は嫌か?

瑠郁飛

何がだよ

亜木

男同志でキスしたり...

瑠郁飛

あ?当たり前じゃねえかよ、
野郎とキスしてなんの
意味があるんだよ、

亜木

そっか、そうだよな😁

亜木の表情こそは笑顔だったが その笑顔の中に瑠郁飛は哀愁を感じた

瑠郁飛

なぁ、俺ん家まで時間かかるし迷惑
じゃなかったら泊めてくんない?

亜木は驚いた表情は見せたものの 否定はしなかった

瑠郁飛

ふぅ、悪ぃな風呂まで入っちまって

亜木

いーんだよ

亜木

亜木

友達だからな

それぞれ風呂に入り終わった後 亜木は出演中のドラマの台本を読み 瑠郁飛は趣味のゲームに没頭していた 実は大会に出場するぐらいの腕前だ。

瑠郁飛

んあー、死んだ

亜木

「お前が好きだ」

瑠郁飛

それ恋愛モノだっけ?

瑠郁飛は亜木が持つ台本を 指さして言った

亜木

そうだ。

亜木はかなり集中しており じっと台本を見つめている

瑠郁飛

(なんだよ、愛想わりぃな...)

瑠郁飛

「私、最初は先輩の事」

瑠郁飛

「生真面目で、」

瑠郁飛

「変にプライド高いし、」

瑠郁飛

「ただのうっとおしい先輩にしか
思えなかった」

瑠郁飛は亜木が持っている台本の 女の方のセリフを読み上げる

亜木

亜木は少し瑠郁飛を見つめたが直ぐに 視線は台本へと戻る

亜木

「俺だって、お前のこと」

亜木

「適当だし、」

亜木

「アホだし、」

亜木

「愛想ない後輩としか思って無かった」

亜木

「けれど接していくうちにお前と居ると居心地が良くなってたんだ。」

亜木

好きだ。

亜木

亜木

瑠郁飛

瑠郁飛

へ?

亜木は台本に無いセリフを読み上げた

瑠郁飛

ン?!

瑠郁飛の背中に 亜木の大きな手が回される

亜木

好きだ

亜木

ずっと好きだった

亜木

お前のチャラそうに見えて

亜木

実は面倒見がいい所も

亜木

本当は女の子と手繋いだことが無いことも

瑠郁飛

...おい

亜木

適当に見えて

亜木

実は色んなこと考えてたり

亜木

無愛想に見えるけど

亜木

実は優しかったり

亜木

全部

亜木

亜木

全部、好きだ

亜木

お前が大好きだ。

瑠郁飛

瑠郁飛

わかったよ

瑠郁飛が亜木の背中を「ポンポン」と 優しく掌で叩く

瑠郁飛

ありがとな

亜木が名残惜しそうに瑠郁飛を離す

瑠郁飛

瑠郁飛

寝るか

亜木

あぁ

亜木

じゃあ電気消すぞ。

亜木は何事も無かったかのように言う。

瑠郁飛

おやすみ

瑠郁飛は亜木が横になったのを確認して 自分の顔を手のひらで覆った。

瑠郁飛

(耳元で好きって囁くとか反則だろ...)

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