わお
起きて、軽く伸びをする。
今日は何をしようか やれることも限られているけどね。
わお
わお
こー
こー
突然、お世話係のこーが 駆け込んできた。
わお
こー
わお
予告状… 招待状と同じじゃないのかな、
こー
わお
わお
にーとぱんだ
きー
わお
わお
きー
こー
にーとぱんだ
「例のブツ」と言われた予告状には
「〇月×日 今宵、 どーめー城で1番美しいものを 奪いに行きます。 怪盗s」
と書いていた。
わお
怪盗s…
最近世間をザワつかせている、 大怪盗だ。
犯行を目にした者も、 その姿を目にした者も、いない。
にーとぱんだ
にーとぱんだ
こー
きー
わお
にーとぱんだ
こー
わお
美しさなんて人によるんだから、 とりあえず思いつく美しいものをあげていく。
その物があるところを中心的に 警備員や騎士、警察を置こうと思った
…けど、
にーとぱんだ
きー
こー
わお
わお
にーとぱんだ
こー
わお
きー
あれから数時間が経って、 もう夜空に月が光っている。
本当に、怪盗sは来るのだろうか
少し不安もありつつ、正直楽しみで仕方ない。
「姫」なんて、いいことはなくて
庶民に混ざって暮らしたいのに
みんなが羨ましがることが、 私にとってはなんともない。
なんなら、嫌だ。
1度でいいから、 姫なんて立場を捨てて
自由に生きてみたいと何度思ったことか。
そんな私にとっては 自由に飛び回って、好きなものを奪って暮らす怪盗が
誰よりもかっこよく見えた。
本音を言うと怪盗sに来てほしい。 会いたい。私を連れて行ってほしい
そんなことを考えていたら、外から少し騒がしい声が聞こえた
わお
saku
わお
saku
平然と不法侵入している少女が、いつの間にか私の部屋にいた。
わお
saku
わお
saku
わお
saku
saku
笑顔で話してくる彼女のペースに飲み込まれてしまいそうだが、
絶対、聞きたいことがあるんだ。
わお
わお
わお
saku
わお
saku
『盛り上がり所』なんて、物語の中みたいな言い方…
わお
わお
saku
saku
わお
セルフドラムロールをしながら、焦らしてくる。
だから、焦らす意味はなんなのか…
saku
わお
わお
私が驚いているのも気にせず、手を握って言ってきた。
saku
saku
saku
そう誘ってくるsakuは、
怪盗なんかじゃない、小悪魔のようだった。
わお
saku
saku
そう言うと彼女は窓に向かって走り始めた
わお
saku
わお
そう言った次の瞬間には、
宙に浮かんでいた。
わお
わお
saku
saku
救助ヘリのようなところから梯子が垂れていて
そこにsakuが捕まっている。
そしてヘリから覗くsakuの仲間のような人たち。
さっきの発言から考えるに、 絶対に成功する保証は無いままこれを行ったのだろう。
わお
saku
わお
わお
saku
彼女の手で上に引っ張られる。
どこからこんな力出ているんだろうか…
わお
saku
わお
saku
わお
saku
わお
saku
わお
saku
saku
わお
saku
わお
saku
わお
saku