二話〈元東卍総長と再会〉
鶴蝶 かくちょう
武道、ここが俺らのアジトだ。
武道 たけみち
す、凄い、カクちゃん、こんな俺が本当にお邪魔して良いのかな。
鶴蝶 かくちょう
今更何言ってるんだ、武道、さっきまで「〜の事もう少し知りたい、カクちゃん、梵天に連れて行って。」って言ってたじゃないか。
武道 たけみち
い、言ったけど、こんなに大きな建物だとは思ってなかった、俺がお邪魔したら汚れたりしない?大丈夫かな。
鶴蝶 かくちょう
大丈夫だ、さ、立ち話してないで、中に入ろう。
武道 たけみち
う、うん。
鍵を開け、ドアを開ける。
鶴蝶 かくちょう
中に入って良いぞ。
武道 たけみち
お、お邪魔します。
鶴蝶 かくちょう
ここはリビング、まぁ、後で部屋案内をする、まずは武道に会いたいと言っている、梵天の首領がいる部屋に行く、武道、ついて来い。
武道 たけみち
俺に会いたいって言ってる人?しかも梵天の首領…、しっかりしないと命がなくなるかもしれない。
鶴蝶 かくちょう
まぁ、会えばすぐ分かる、武道は絶対に会ったことある人だ、そんなに警戒しなくて良い。
鶴蝶がドアをノックする。
鶴蝶 かくちょう
首領、花垣 武道をお連れしました。
???
鶴蝶、お疲れ、後は俺と花垣二人で話をしたい、今日はゆっくり休め。
鶴蝶 かくちょう
分かりました、首領こそお疲れ様です、それでは俺はこれで失礼します。
鶴蝶は武道を置いて部屋を離れる。
???
花垣 武道、中に入れ。
武道 たけみち
は、はい!し、失礼します…。
え?
???
タケミッチ、久しぶり、会いたかった。
俺は、その声を聞いて泣いた。
???
何泣いてんの〜?笑タケミッチ、相変わらず変わらないね、タケミッチの
泣き虫は。
この人は、元東京卍會初代総長の、佐野 万次郎、通称、マイキー、マイキー君との出会いは、清正の喧嘩賭博がきっかけで出会った。
マイキー
タケミッチは、昔の俺、東卍の姿しか見た事ないから、今の俺を見て、びっくりさせちゃったね、ごめん、タケミッチ。
武道 たけみち
マイキー君、大丈夫ですよ、全然会っていなくて、姿はガラッと変わってびっくりしちゃったけど、人を心配する性格の持ち主のマイキー君は、昔と変わってない。
マイキー
タケミッチ、そう言ってくれて嬉しいよ、ありがとう。
武道 たけみち
マイキー君と話せるのは今のうちかもしれないから、沢山お話ししたいです、マイキー君のお話を沢山聞きたいです。
マイキー
タケミッチ、沢山話をするのは良いけど、今日からタケミッチ、ここで暮らすから、今のうちじゃなくて、今から、いや、今日からずっと一緒に話すこともできるし、生活もできるから安心して。
武道 たけみち
え!?く、暮らす!?!?!?
マイキー
そう、暮らす、これからはずっと一緒だね、タケミッチ。
マイキー君と再会をした俺は、何故か、今日からここで暮らすことになった、俺は一体、どうなるのぉぉぉ!? 次回〈梵天へようこそ。〉