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【創作BL】俺の/僕の好きな人

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【創作BL】俺の/僕の好きな人

5 - [最終話] 先輩の好きな人[蓮side]

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2023年06月06日

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[蓮 side] 僕の頭の中は真っ白だった。だからただひたすら走った。夢中で走って走って現実が受け止められず、涙まで出てきた。

寮につき、部屋に入る。何度も涙を拭ったけど、涙が止まらなかった。考えたくないのに、あの場面が浮かんでしまう。そしてまた涙が出る。それを繰り返していた。

コンコン...

蓮...蓮...いる?

っ...

僕はドアの前まで移動する。

ごめん、今は話したくない

そう...だよね...

ごめん...

でも...話、聞いて欲しいから...

今日はやめる

わかった...

ご飯、僕食べないから...

先輩は食べて

ん...わかった...

また明日な?

...

コツ...コツ...コツ...

先輩...帰ったっぽいな...

はぁ...みんながご飯食べてる間ならお風呂誰もいないだろうし、お風呂はいって寝よ...

あーあ...

明日からどうしよ...

次の日から僕は先輩を見ると避けるようになっていた。登下校もご飯も友達と食べたり1人で帰ったりして先輩に会わないようにしてた。

だけど、先輩はいつも必死に僕を探して、僕に近づいてくる。

僕は...先輩のこと嫌いになりたいのに... この苦しい思いを捨てたいのに...

なんでそんなに僕を追いかけるの...?

僕のこと嫌いだから?嫌な思いさせたいから?

もう...やめてよ...

蓮!!

っ...

蓮...俺っ

やめてください

...え?

もう...

これ以上僕を傷つけるのはやめてください

蓮...

もういいですから...

諦めますから...

『諦める』そんなこと言って、諦められるわけないのに。

僕は泣きそうになって必死にこらえた。でも泣きたくて仕方なかったから僕は逃げるようにその場を去ろうとする。

待って!

なんで引き止めるの...諦めるって言ったじゃん...もう...

もう俺に近づかないでください...

お願いします...

僕はそう言い残してその場を去った。その日はずっと泣いた。泣きまくった。

でも...これでもう...苦しい思い、しなくてすむかな?きっとそうだ...

そう言い聞かせてたけど毎日胸が痛かった。最近、先輩を見かけなくなった。僕が突き放したあの日から...

会いたい...先輩に会いたい...前みたいに一緒にご飯食べて...一緒に学校行って...一緒に帰って...一緒に...

話したいよ...

そういった僕の目の前に現れたのは新城先輩だった。

あやと

蓮くん...

あやと

ちょっとお話...

あやと

いいかな?

...はい

あやと

その...

あやと

まず、謝らせて

あやと

ごめんなさい...

えっ...

なんで謝るんですか

別に僕、気にしてないから...

あやと

そうじゃなくて...

あやと

俺、無理やりしたんだ、キス

えっ...

あやと

あの日...真が蓮くんのこと、呼んだでしょ?

あ...あれは...

2人のその...

キス...

を見せるためじゃ...

あやと

ちがうの...

あやと

あの日はね...

あやと

真が蓮くんに告白するために呼んだんだ...

告白...?

あやと

俺、ずっと真のこと好きだったんだ...

あやと

でも...真が好きなのは蓮くんって知って...

あやと

俺、2人のこと応援しなきゃって思って...

あやと

真が幸せになるならって...

あやと

でも、いざ真が告白する時になったらなんか急に嫌になって...

あやと

嫉妬しちゃって...

あやと

気づいたらキス...してた...

あやと

だから...ごめんなさい

あやと

本当に本当にごめんなさい...

そうだったんですね...

僕、勝手に勘違いして...

先輩が好きなのは新城先輩だと思って...

じゃあ...先輩の好きな人は...

あやと

真の好きな人は蓮くんだよ

教えてくれてありがとうございますっ...!

僕がお礼を言うと新城先輩はニコッと笑う。その目は悲しそうで、本当に先輩のことが好きなんだなって思った。

僕は走った。今すぐ会いたい。今すぐ話したい。そして今すぐ謝りたいから。

この時間ならきっと、寮に向かってる時間だ。まだ歩いてるかな...?

...

見つけた...先輩っ

先輩っ!!

タッタッタッ...ぎゅっ

うわっ!蓮!?

ごめんなさいっ...!

本当に...本当に...ごめんなさいっ!

蓮...

急に謝ったりして...どうしたんだ?

先輩...僕、勝手に勘違いして...

僕、先輩が新城先輩の事好きだと思って...

それであの日...僕にわざとキス見せたと思って...

僕に諦めて欲しいからって...

それでてそれで...

僕のこと嫌いなのかなって...

ぎゅっ

バカ!んなわけねーだろーが!

確かに俺は蓮のこと嫌いみたいな態度とってたかもしんねぇよ

おはようって言うのだって

お前とご飯食べるのだって

嫌みたいな態度とってたけど

毎日お前と一緒に学校行ったり寮に帰ったりできるようにわざと時間合わせてたし

俺が蓮とご飯食べたいだけなのに蓮が一緒に食べたそうにしてるからって勝手に理由つけて一緒に食べるようにしてたっ...

あの日だって...俺は...

蓮が好きだって告白しようとして呼び出して...

でもあやとに急にあんなことされて...

俺抵抗できなくて...

蓮に見られて頭ん中真っ白になって

その後も蓮とちゃんと話したかったけど

避けられてるなって分かってた...

連に『僕に近づかないでください』って言われた時はすげー泣いたし、まじ胸苦しかった...

本当に...本当に...傷ついたんだからなっ...

そう言って先輩は僕を抱きしめたまま泣き出してしまった。

も〜、先輩〜

何泣いてんの!

蓮も泣いてたじゃん...

え〜?

なんの話〜?

蓮のバカッ...

も〜!

先輩泣かないの!

そう言って僕が先輩の涙を拭ってあげると、先輩は泣くのを我慢して口を結んだ。

ふふっ

可愛いっ

ほら、帰るよ、先輩!

そう言い、僕は走り出す。

え、ちょっ、待てって

そう言いながら僕を追いかけてきたが、僕はふと立ち止まり、振り返る。

...ん?どうした蓮?

先輩

僕と付き合ってください

そう言い僕は先輩の方に手を差し出す。

すると先輩は僕の手を握り歩きだす。

行くよ

えっ、先輩!?

これは...OKってこと!?

...言わなくてもわかるだろ

ん〜...

僕馬鹿だからわかんない!

あ〜...

...蓮、こっち向いて?

えっ、あっ、うん

...ちゅっ

これで...わかっただろ...

バカっ...

わっ...マジか...

...行くぞ、ほら!

そう言って僕の方に手を伸ばす。少し照れている先輩を見て僕はクスッと笑い、先輩の手を握る。

うんっ!

これで僕たちの話はおしまい。

ここまで読んでくれてありがとうございます! 他にも創作BL作ってますのでぜひ読んでみてください!

そして、この物語で登場したあやとくんの恋愛物語も公開予定ですのでぜひ見てみてください✨ 題名は「俺の好きな人と俺を好きな人」です!

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