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メンヘラ戦争

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メンヘラ戦争

1 - メンヘラ戦争

2019年10月11日

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(うぅ、寒っ…お腹すいたなー…)

一気に冷えだした住宅街、少しだけ柔らかい珈琲の匂いがする。

指先がかじかんで、スマホすらまともにつつけない。

僕は冷え性だしな。仕方ない…

にーちゃんっ

へ…っ……びっくりした…

にーちゃんひどい。俺置いて出かけるなんて

だって、起こしても起きないし…

もー…。

……

弟は小さい頃から僕にべったりだった。

僕はただ、寂しがり屋なんだ、って思ってた。

けど、違ったんだ。

りーんっ

なーに?

兄ちゃんのこと好きか?

うん、、どうしたの?

凛、ちっちゃーい頃から僕にべったりで笑

どこへ行くにも着いてくるもんなー…

だって、にーちゃん危ないんだもん

兄ちゃんそこまでドジじゃないぞー?

違う

へ?

普段は明るくやんちゃな弟が、 大人のように冷静に言い放った。

にーちゃん、もうすぐ死ぬよ

へ……?

だから、俺が守ってるの

……よくわかんないよね、へへ

それは、僕の好きな笑い方。

でも、その時だけは

とても冷たく感じた。

……っ

にーちゃん?

あ…ど、したの

ね、あそこのコーヒー美味しそうだよ

ほんと…いいにおい…

ねね、飲んでいこうよ。朝のコーヒー、悪くないでしょ?

そう、だね…

弟は、いつものように明るかった。

昔から変わらない、笑い方

……弟の言った【もうすぐ】って

いつ、なんだろう。

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