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めっちゃ泣いちゃった…
わわわわッッ悲しい😭でもめっちゃ神なお話ですね❕最高です
俺には大好きな彼女が居る。
ななもり。すとぷりのリーダー。
俺が惹かれて魅了されたのは
彼のその"強さ"。
しっかりしていて、自分のことは自分でなんとかできて、
頼れて、優しくて…
そこに惹かれた。
大好きなんだ
誰にも渡したくない
とてもとても大切で、
ずっと隣で見守りたい。
だから、君と両思いってわかった時は
タヒぬほど嬉しかったよ
デートしたり、
好きって伝えあったり、
恋人繋ぎしたり、
キスしたり、
時には…身体を重ねたり、
一緒に居られて嬉しいな
一緒な気持ちで嬉しいな
今日もその嬉しさを噛み締めるように
君を抱き締めるんだ。
強く、強く、
愛してるよって、伝えたくて。
nanamori
nanamori
__咳の音で思考が現実に戻ってくる。
上手く吸えなかった息が変なところに入ったのだろう
激しくむせていた。
jel
nanamori
nanamori
透明な涙が流れている。
優しく背中をさすると、
上下していた肩がすっと落ち着く。
nanamori
nanamori
nanamori
jel
jel
jel
この言葉は自分で言っておいてチクッとした。
"俺のことを一番にしてほしい"
そんな願望が頭を横切る。
jel
jel
jel
そう君の耳元で呟いて
強く抱き締めた。
君は安心したのか、泣き疲れたのか、
そのまま眠ってしまった。
俺は君をベッドに寝かせる。
スヤスヤ眠るその顔には
涙の跡がくっきり残っている。
jel
ここ数週間、なーくんは夜になると
必ず泣いていた。
幼い子供のような大泣き
活動の不安を俺に吐いては泣いて…
彼があんなに泣く人だとは思ってなかった。
そんなに不安なのか、と
苦しい気持ちになる部分もある。
でもそれ以上に
俺と付き合うようになってから、彼は…
"弱くなった。"
そう思う。
大好きな人が隣に居ると、
涙や本音が漏れやすくなるのはわかる。
でも明らかに変わっている
少し、異常だと思うくらいに
付き合う前はあんなに弱音を吐くような人ではなかった。
俺が好きだったのは…
"強さ"
君は俺のせいで
"弱くなった。"
君は…………
jel
jel
jel
nanamori
某日の真昼間、
俺の部屋になーくんを読んだ。
もう、大丈夫
俺が解放してあげるよ
jel
jel
キッパリと言い切ったその言葉に
なーくんは目を見開く。
小さく震えている。
…そりゃ動揺するよな
nanamori
jel
なーくんの目を真っ直ぐ見て、断言する
彼の目の焦点は
あまり定まっていない。
nanamori
nanamori
nanamori
jel
jel
nanamori
涙目で訴えかけてくる
嫌だ、と
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
nanamori
相槌も打たず、下を向いて
ただ無言で聞いていたなーくんが口を開く。
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
nanamori
大粒の涙をこぼして叫ぶ
なーくんがすがりつくように俺に抱きついた。
jel
バッ
俺はなーくんを引きはがした
そうされるとは思ってなかったのか、
勢いよく床に倒れた。
nanamori
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
jel
荒ぶる感情を落ち着かせて、
俺は部屋を出る
ここ…同居していた家から出ていくのだ
後ろからなーくんの声がするけど
もう、振り返らない
nanamori
nanamori
nanamori
足が止まる。
振り返ってしまう。
何度もキスしたその顔には
涙が途切れることなく流れている。
好きだよ、大好きだよ
愛してるよ
そうでなきゃ、別れなんて切り出さないよ。
冗談だよって言いたい
ずっと君と一緒に居たいよって、
誰にも渡したくないし
手放したくもないって、
言えたらいいのに
nanamori
nanamori
嗚咽を噛み殺し、静かに泣き崩れる君
君との距離はわずか数メートル
今、ここで君に駆け寄って、抱き締めたら
君は笑ってくれるかな…
愛してるって、言えたらな…
jel
俺は部屋を出た。
その家を出た。
泣いている大好きな君を置いて
なーくん、俺らはきっと最初から
恋人なんていう関係にならない方がよかったんだ。
実はな、俺
なーくんに依存してたんだ。
愛も確かにあった
でも依存の方が強かった
そんな俺とずっと一緒に居たら
なーくんが壊れる。
jel
jel
jel
別れちゃったけど、ずっと君を見守ってるからな。
これからもずっと、
君のことを一途に想ってるで
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)
桜兎(おと)