5人のみでの雑談は少し寂しく感じる
普段なららんくんが座っている席に今は誰も居ない
暇72
暇72
こさめ
こさめ
こさめ
すち
すちくんも相当疲れているのだろう
いつもなら少し目を細める様に笑うのに
全然…笑えてないよ…
みこちゃんだってそうだ
自分とらんくん。 一番近くで同時に辛さを感じていたのはみこちゃんだ
一番心配なのは事故によるトラウマ
今後の人生にも影響が出てしまう…
暇72
いるま
こさめ
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いるま
こさめ
こさめ
みこと
静かに音を立て、扉を閉める
みこと
いるま
みこと
すち
みこと
横を通っていく車のエンジン音を横耳に入れながら すっかり登りきった日の下を並んで歩く
暇72
こさめ
正直言って、色々と気持ちの整理が付いていない
そのせいか、少し一人になった時の事を考えると怖かった
こさめ
暇72
暇72
こさめ
疑問ながらも何も聞かずに了承してくれた事に 改めてなつくんの優しさを感じる
こさめ
暇72
配信などでの雑談をしながら公園の前を横切ろうとする
こさめ
暇72
こさめ
公園の端の方のベンチにとある人物らしき姿を見つける
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そう言って、その人物の側に慌てて駆け寄る
こさめ
LAN
悪い夢を見ているのだろうか
呼吸が荒く、汗が異常に多い
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優しく、そっと体をベンチに寝かす
LAN
LAN
よほどの悪夢なのだろう
先程より更に呼吸が荒くなってくる
子供
こさめ
暇72
暇72
子供
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子供
なつくんは子供が好きだと、以前聞いたことがある
…にしても、子供相手に説得できるのは凄い
こさめ
暇72
暫くの間、なつくんと二人でらんくんを見守った
いつ目が覚めても…「大丈夫だよ」って言えるように。 そんな時
LAN
LAN
こさめ
目が覚めたらしく、呼吸を落ち着かせている
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こさめ
出来るだけ優しくタオルで汗を拭き取る
LAN
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LAN
LAN
そう言って笑いかけでもしたつもりだろうか
…バカみたい
そうやって作り笑顔で…こさめ達が喜ぶわけ無い
第一、みんなにバレないわけがない
…今思えばグループ結成当初からずっとだったのかもしれない
最初はこういう人なんだ程度だった
…でも
段々と気づいてきた
その計算されたような笑い方
そんならんくん…見たくない
そんならんくんなんか…誰も望んでない
こさめ
気づけば勝手に手が動いていた
らんくんの頬を軽くだが叩いてしまった
…でもこんな所で後戻りなんか出来ないし、するつもりもない
LAN
暇72
こさめ
キミはいつからそうなっちゃったの?
何かきっかけがあったの?
…こさめ達は信用されてないの…?
こさめ達の事…好きじゃないの?
…なんで
LAN
こさめ
こさめ
自分の中の、これまでの溜まっていた感情が一気に溢れ出る
こんなの…初めて
こんなにも感情が押し合って
ぐちゃぐちゃになるなんて。
もう何も分からず泣き崩れる
大好きな彼の事さえも何もわからない
もう…何もわからないよ…
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涙で霞む視界でらんくんの姿を見上げる
彼は…まるで抜け殻みたいに
自分を見失ったような… 一瞬彼の目から何かが落ちていった気がした
暇72
LAN
我に返ったように落ちたものが元の位置に戻る
暇72
LAN
…ほら、またそうやって笑う
こさめ達には…もう何もできる事は無いのかな…
LAN
小さく、静かに言い残し彼はこの場を後にする
暇72
なつくんが止めようとするが彼は止まってはくれなかった
振り返る素振りすら見せず、背中を向けて足早に歩いていく
こさめ
暇72
優しく背中を擦ってくれるなつくんの目からさえも
何かが光り…それと同時に 何かが落ちてしまった様な気がした
コメント
1件
一言だけ言わせてもらおう エモい