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僕は人が苦手。 その中でも特に不良は苦手だ。 いつもなら不良を見かけた瞬間嫌気が差す。 ただみんなに見てもらいたいだけのかまってちゃんなんだな。って思う。 だけど赤くんにだけは思わなかった むしろどんどん惹かれていって、自分では気持ちが抑えられないほど好きになっていた。
何故なのか必死に考えてみたけどやっぱりわからない。 でも間違いなく好きだと言う事はわかる。
強そうに見えるのにほんとは弱くて、僕になんか興味なさそうなのに僕の事を好きになってくれて。 全てが不良とは程遠い。 いつもなら口調が強いのに辛いときは明らかに声色も口調も変わる。 見た目だって不良のはずなのに顔を見ると可愛らしい顔をしている。
赤くんは明らかに不良を演じている。
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きーんこーんかーんこーん
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がらがら
くらすめーと
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クラスメイトが入って来た途端に対応が冷たくなった。 でもこれはきっと僕の事が嫌いになったとかじゃなくて自分が不良を演じているのがバレないように隠しているだけだ。 ほんとにそうなのかどうかはわからないけど、そう信じるしかない。 そうしないと僕の心が持たないから…。
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僕の担任の先生の橙先生は面倒見が良くていつも僕に優しい言葉をかけてくれる。 背中を擦ってくれたり、相談に乗ってくれたりいつもほんとに感謝している。
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