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数年後 夏

20XX年 9月 X日

今日、転校生くんと出会って 転校生くんに怒られた

そんなよく分からない冒頭から始まる日記を久しぶりに開いた

波瑠

尚大くん、元気にしてるかな...

もし彼が傷のことを話してくれたら 私も秘密を話せる相手が見つかる気がする

あの時私は彼が気になった

それは彼の中に私と同じような部分を 感じたから

それと彼が『お幸せ人間』じゃない事が すぐにわかったから

波瑠

あの時はただ話し相手が欲しかっただけで...

波瑠

好きになるつもりなんてなかったのに...

私は2年分の日記を閉じて、

波瑠

ばいばい、尚大くん。

ベランダの窓を開けた

学校 廊下

尚大

(はぁ...やってしまった..)

昨日の出来事が頭によぎる

つい怒りに任せて余計なことを言ってしまったと反省した

廊下を歩いていると波瑠とすれ違い、 目が合った

尚大

あっ...

波瑠

っ...

波瑠は目を逸らすと走り出した

よっぽど僕と会いたくなかったのだろうか

波瑠は少し走り出してすぐに止まった

波瑠

あ、あの...!

尚大

えっ

波瑠

昨日は本当にごめんなさい!

波瑠

余計なこと言ったし、沢山振り回して

波瑠

でも、私は齋藤くんと仲良くなりたくて...

尚大

僕こそ、昨日は怒ってごめん

尚大

僕は...

気持ちに変化があった

彼女なら過去の事を話してもいいと思った

尚大

今日の放課後って空いてる?

波瑠

え...?
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