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君がいるから…

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君がいるから…

24 - 遂に最終回…!HAPPYEND!

♥

101

2021年04月04日

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瑠魅明

こんちゃ!

瑠魅明

瑠魅明です!

瑠魅明

今回は連載ラスト!HAPPYENDを書きます!!

瑠魅明

注意事項はいつも通り

瑠魅明

やっとこれで終わりです!

瑠魅明

それでは、本編スタート!

青side

目を覚ますと、そこは暗闇だった。

あれ?たしか僕、屋上から身を投げて…

でも、その後の記憶が無い。

ということは、つまり、そういうことだろう。

とにかく、この暗闇の出口を探そう!

何も見えないでも、きっと出口はあるはず…

僕は、感覚をたよりに、外だと思う方向へ歩き続けた。

そしてついに…

見つけた…

暗闇の中に、僅かに輝く扉を見つけた。

ここから、どこか別の場所に出れるかもしれない…!

僕はそう思い、扉を開けた。

扉を開けると、そこには青空が広がっていた。

暗闇から出られた!

でも、ここどこだろ…?

あなたは…初めて見かけた方です。

お名前は?

僕は…青と申します。

あなたは?

奈緒歌

私は奈緒歌と申します。

奈緒歌

ここから上は天界。地上で命を絶った善人たちが集まる場所です。

奈緒歌

ここから下は地獄。地上で命を絶った悪人たちが集まる場所です。

奈緒歌

悪人は地獄へ。善人は天界へ。

奈緒歌

ここは、天界と地獄の境目。

奈緒歌

私は、あなたが悪人か善人かを地上での行いから判断し、今後の行き先を決める役割があります。

奈緒歌

さぁ、こちらへどうぞ。

正直わかんないことばっかりだけど、今は奈緒歌さんの言う通りにしてみよう。

分かりました。

奈緒歌

さぁ、心を落ち着かせ、自分の気持ちと向き合ってください。

はい、わかりました。

自分の気持ちと、向き合う…

僕は地獄に行くのだろうか…

地上であんだけ犯罪を犯して、逃げるように命を絶ったのだから…

でも、それがいいのかもしれない。 みんなが苦しんだ分、僕も苦しまなきゃ、公平じゃないよね…

そんなことを考えてると、奈緒歌さんが口を開いた。

奈緒歌

あなたの行き先が決まりました。

奈緒歌

単刀直入に申しますと、あなたは天界行きです。

えっ…?

奈緒歌

ですが、あなたには選択する権利もあります。

奈緒歌

天界へ行くか、それとも生まれ変わるか…

奈緒歌

地獄行きは選択肢にありません。

そんな…僕なんかがいいんですか?

僕は地上であまりにも大きな犯罪を犯しました。

そんな僕が、地獄行きをまぬがれた理由を教えてください!

奈緒歌

簡単に申しますが、あなたは悪人ではありません。

えっ?

奈緒歌

確かに、犯罪を犯すことは悪人のやることかもしれませんが、あなたには、被害者側の悲しみや苦しみがわかっています。

奈緒歌

本物の悪人というのは、己の欲望のままに行動し、相手の考えなどお構い無しにやりたい放題やるもののことをいいます。

奈緒歌

あなたがあやめてしまった人達は、まさに悪人そのもの。

奈緒歌

こちらの世界では、そのような行いを【神の鉄槌】といい、行ったものを「英雄」としてたたえることが義務付けられています。

奈緒歌

なので、その行いをした貴方様はまさに「英雄」そのものなのです。

そ、そうですか…

奈緒歌

さぁ、自分のこれからの未来を選択してください。

奈緒歌

天界で楽しく暮らすも良し。

奈緒歌

生まれ変わって、地上で新たな人生を歩むも良し。

奈緒歌

どちらにせよ、あなたの未来は輝かしいものとなるでしょう。

1つ、質問をしてもいいですか?

奈緒歌

はい、私が答えられることならば、なんなりとお聞きください。

僕以外にもたくさんの人たちを導いていると思うので、もしかしたら分からないかもしれないんですが…

瑠唯、瑠明、黄、この3人が今どこにいるか、何を選択したのか覚えていますか?

奈緒歌

瑠唯、瑠明、黄、この3人のことなら覚えています。

奈緒歌

御三方もあなたほどではありませんが、友人を助けようと犠牲になった善人でしたので…

ムスッ…僕なんかよりこの3人の方がよっぽど善人です…!

奈緒歌

ですが、こちらではあのような行いをした英雄様が1番なので、そのことに関しては、この世界の法を作った方に文句をおっしゃってください。

すみません…つい、感情が先走ってしまって…

奈緒歌

お気になさらず。

奈緒歌

そして、その御三方ですが、その方達もあなた同様、天界か生まれ変わるかの選択肢を与えました。

奈緒歌

その結果、3人とも"生まれ変わること"を選択されました。

奈緒歌

生まれ変わることを選んだ方々は、こちらの道へ進んでいただき、生まれ変わるまで待機してもらいます。

奈緒歌

生まれ変わる順番はだいたいこちらが行き先を決めた順なのですが、人によっては、まだ生まれ変わりたくない、とおっしゃる方もいらっしゃるので、こちら側で順番は決めております。

奈緒歌

おそらくですが、御三方全員、まだあの空間にいると思いわれます。

ほんとですか!!

奈緒歌

はい、私の記憶ではそうだと思われます。

なら、僕は、生まれ変わる方を選択します。

奈緒歌

3人と一緒に生きたいのですか?

はい、彼らは僕が人間でいられるよう、必死に支えてくれていた人達。

そして、彼らをあやめてしまったのは間違いなく僕です。

なので、直接会って謝りたい。そして、生まれ変わって、新しい人生ではみんなで楽しく過ごしたい。

もう、狂ってる僕は嫌なんです。ちゃんとした人間の僕になりたい。

生まれ変わりの人格は、お願いすれば、その通りにやってくれるのでしょうか?

奈緒歌

さぁ、私がここの役割をになってからかなり経ちますが、まずまず、そのようなことを考えた人は1人もいませんでした。

奈緒歌

なので、私からはなんとも言えません。

奈緒歌

でも、貴方様は英雄ゆえ、そのような、普通の人では無理な願いも聞き入れてくれるかもしれません。

奈緒歌

駄目元で試すのも悪くないと私は思います。

何から何までありがとうございます!

駄目元でやってみたいと思います!

奈緒歌

わかりました。

生まれ変わりはこっちの道でしたっけ?

奈緒歌

はい、そちらの道で合っています。

奈緒歌

もう質問はありませんか?

はい、聞きたいことは一通り聞いたつもりです。

奈緒歌

わかりました。

奈緒歌

では、こちらの道へ進みください。

奈緒歌

まっすぐ進むと扉が見えます。そちらの扉を開けると転生部屋がありますので、そちらへお入りください。

ありがとうございます!タッタッタッ…

奈緒歌

(本当はあんなに犯罪を犯していては地獄行き確定なのですが、彼の心の中を見ているうちに犯罪を犯してしまっている場面と、友達と楽しそうに遊んで話しているところが見えて…)

奈緒歌

(地獄行きだなんて、とても言えなかった。まぁ、行き先を決めるのは私の役目であり、他の者が私の決めたことに口出し出来ないところが唯一助かったところかもしれない…)

奈緒歌

(仕事中は情を捨てなければならないのに、今回の件に関しては彼に情をかけすぎた…)

奈緒歌

(本当はあんな法律なんてないのに…御託を並べすぎてしまった…。このことは自分の心の中で反省しよう。)

奈緒歌

(青様、そして他の御三方、来世は楽しい人生になるよう、私は祈っております。)

あの後、僕は再び暗闇の中を歩き続けた。

奈緒歌さんが言ってた通りならもうすぐ着くはずなんだけど…

…あ、あった!

そこで僕は真っ白な扉を見つけた。

扉には"生まれ変わりの方専用"と丁寧に書いてあった。

この先にみんなが居るんだ!

そして僕は思い切って扉を開け、その奥にある"転生部屋"と書いてある扉を開けた。

開けた先は意外な場所だった。

ここって、部屋って言うより、公園みたい…

そんなことを思ってると奥から声が聞こえた。

転生部屋へようこそ。

こちらの方へお進み下さい。

あの、あなたは?

楼憂華

申し遅れました。

楼憂華

私は、ここの転生部屋の案内人を努めさせていただいております。

楼憂華

楼憂華と申します。

楼憂華

しばらくの間だけですがよろしくお願い致します。

僕は青です。よろしくお願いします。

楼憂華

青さん、ですね。よろしくお願い致します。

楼憂華

早速ですが、こちらの転生部屋では一人一人に個室がございます。

楼憂華

まずはそちらへご案内しますね。

お願いします。

楼憂華

こちらが青様のお部屋でございます。しばらくの間だけですが、こちらの部屋をお使いください。

(思ってたより普通の部屋だな…これなら不自由なく過ごせる…!)

楼憂華

もちろん、外へ出て遊ぶのも自由ですし、買い物に出掛けたり、テーマパークに遊びに行ったり、することも自由でございます。

そんなことも出来るんですか!?

楼憂華

こちらの転生部屋という世界は、転生部屋と申しても、部屋というよりは1つの町のように思っていただければなと思います。

なるほど…わかりました!

楼憂華

ちなみに、青様はいつ頃の転生をご希望ですか?

そのことについてなのですが、1つ質問してもいいですか?

楼憂華

はい、私が答えられることなら、なんなりとお聞きください。

瑠唯、瑠明、黄、この3人はいつ頃の転生を希望しているか、わかりますか?

楼憂華

覚えています。

楼憂華

3人とも、ここへ来た日はバラバラでしたが、こちらの世界で会い、今からですと、3人とも、3日後の転生をご希望です。

わかりました!僕も3日後でお願いします!

楼憂華

かしこまりました。上の者に伝えて参ります。承諾が得られましたらまたこちらに伺いますね。

ありがとうございます!!

そして、その後上の人からの承諾が得られ、僕の3日後の転生が決まった。

どうやら、転生する人たちは、その日特別部屋に行って儀式をした後、一斉に転生するらしい。

3日後にみんなと会える!!今から楽しみだ!

そして僕は、ワクワクしながら2日間過ごし、そして今日、ついに転生の日を迎えた。

特別部屋(これもう部屋じゃないよね?)←

(黄ちゃん達いるかな?)

あれ?もしかして、青ちゃん?

へっ?

やっぱり青ちゃんですよね!!

瑠明!青ちゃんがいましたよ!!

瑠魅明

えー!青?!

瑠魅明

どしたの?ここにいるってことは、青もしんだの?

瑠唯

まじかよ…俺をやるだけじゃ飽き足らず、他にも沢山のやつらをやっあげく、返り討ちにあって自分もやられたのか…?

んなわけないだろ?(まぁ、だいたいはあってるけどw)

まぁでも、これでまた皆一緒に転生したから、地上でも皆一緒に過ごせますよね!

瑠唯

だな〜

瑠魅明

懐かしいな〜

まぁでも、良かった!

神様

これより、この者たちの転生を祝福する儀式をする。

神様

全員、目を閉じ、生まれ変わった自分を想像したまえ。

全員

……(目を閉じて想像中)

神様

ならば、出来た者たちから転生の準備を開始する。

神様

お前は、虫に。

神様

お前は、木に。

神様

お前は、本に。……

神様

最後に残ったお前たち4人は、人間に。

神様

ん?1人は願いがあるのか…よかろう。

神様

お前たちが望む人間にしてやろう。

神様

では、皆の者、幸せに生きてくれ!

数十年後

黄ちゃん、僕今日居残りで勉強しないといけないから先帰っていいよ〜

いえ、僕も生徒会の仕事があるので、待ってますよ!

え〜じゃあ、黄ちゃんはやる事終わったら帰っていいよ〜

嫌です!青ちゃんのこと待ってます!

もぅ、頑固だな〜

頑固でもいいですよ〜!

ギュッ(手を繋ぐ)

……!///

そういうとこも好きだけどね…?

僕も好きですよ…?///

ありがとう…ニコッ///

その後ろでは…

瑠唯

俺ら空気じゃんw

瑠魅明

わかるわ〜

瑠魅明

まぁでも…楽しそうだしいいんじゃない?

瑠唯

そうだな…

瑠唯

よし!突撃して雰囲気ぶっ壊そうぜ!

瑠魅明

え〜、嫌だよそんなの〜

瑠唯

俺行ってくるわー

瑠魅明

え、ちょっt…

おーい!黄、青!人前でイチャイチャすんなよ〜!

なっ!//してない!//

瑠唯

お前らな〜もう少し場所考えようぜ?

ここじゃダメなの?

瑠唯

いやダメだろw

じゃあどこならいいの?

瑠唯

そりゃ、ベッドの上とか個室とかでしょ?w

なっ!///

なるほど〜瑠唯、頭良い〜

瑠唯

だろ?w

もうやだ〜//2人とも嫌い〜!タッタッタッ…

瑠唯

あ、逃げんなよ〜!タッタッタッ…

瑠魅明

良かったね、青。

ん?

瑠魅明

生まれ変わってなかったら、こんな楽しい人生歩めてなかったでしょ?

そうだね〜

あの時、生まれ変わることが出来てほんとに良かった。

あの時、生まれ変わって、僕の性格は今ではちょっと違うけど…w 基盤は想像通りにしてくれた。

あれから、数十年。僕らは高校生になった。

もちろん、黄ちゃんとは付き合ってるし、瑠唯と瑠明は兄弟。

前の人生とはあんまり変わってないかもしれないけど、僕は人間になれた。

あの日から毎日が楽しいことばかりだった。

おーい!お前らも早く来いよ!

わかったー!

瑠魅明

青、行こ?

うん!

これが僕らなりの…

HAPPYEND

瑠魅明

はい、どうでしたか?

瑠魅明

最終回、どうでもいい内容でタップ数が増えてしまい申し訳ございませんでした<(_ _)>

瑠魅明

見直すのちょっとめんどくさいので、誤字があっても流して見てね〜(もう終わってるからいっか〜)

瑠魅明

と、言うことで、最初から最後まで見てくれた方(まぁ多分いないと思うけど…)ありがとうございました!

瑠魅明

これにてこちらの連載は完結です!

瑠魅明

新連載に関しては後日告知します。

瑠魅明

多分浮かばないので、リクエストで何にするか決めようと思います!w

瑠魅明

よければ感想をコメントで言ってくれれば嬉しいです!

瑠魅明

最終回までありがとうございました!タップもお疲れ様でした!

瑠魅明

それじゃあまたね!
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この作品はいかがでしたか?

101

コメント

20

ユーザー

え、天国か地獄を選ぶやつ優し( ˇωˇ )

ユーザー

はぁッ...!!✨ もう最高ですねっ!!✨ この連載大好きですっ!!✨

ユーザー

最初から見てくださった方、途中から見始めた方、ここまで見てくれてありがとうございました!

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