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雨 の 日
さとみ
ピーポーピーポー
雨の日は嫌いだ
近所の人
近所の人
近所の人
近所の人
近所の人
近所の人
近所の人
近所の人
ぽつぽつ___
ザァァァァ
雨の音が変わっていく
そんな中実感した 今日、世界一大切で愛してやまない人が俺の前から姿を消した、と。
ころんの母
さとみ
ころんの母
ころんの母
さとみ
さとみ
さとみ
俺は ころんと俺の恋人関係を口にしそうになり慌てて言葉を飲み込んだ
ころんの母
まるで察しているかのように優しく笑うころんのお母さん
ころんの母
ころんのお母さんはどこかころんを思い出すような優しい笑顔を残して 去っていった
さとみ
未だ信じられない、 いや、信じたくないこの事実。
ころんが死んだのはあの、飲酒運転したおっさんのせいだろ…ッ!!
さとみ
俺は雨に打たれるように崩れ落ちた
さとみ
もう一度、少しでいいから彼に会いたい
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
あ、いやいや。 普通に考えておかしいだろ 幻覚だよな…
ころん
恐る恐る顔を上げるとそこには
愛しの人がいた
ころん
さとみ
ころん
ころん
とびきりの笑顔を見て実感した この子はころんだ。って
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
この時間ももうすぐ終わるのか。 俺の未練、なんかあるっけ?
さとみ
普段何もいれないはずの右ポケットに違和感を感じ、探してみる
さとみ
ころん
びっくりした顔で俺を見るころん その顔がなんとも愛おしい
さとみ
ころん
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
俺が泣き出してビビったのだろうか ころんはおどおどしていた
さとみ
俺はできる限り、いや。今までの思い出全てを思い出しながら話した
今俺がころんに伝えるために表せられる、最後の言葉
さとみ
さとみ
さとみ
いつも勇気をくれたのは彼だった
優しい笑顔を見せてくれた
ありがとう
なんてそんな言葉じゃ足りないんだ
俺は跪いた
怖い。いつころんが居なくなるか分からない
でも
俺は 愛しの人 の為に前を向く
そして、愛しの人の目を見た
一言一言、かみしめながら
今度は俺がころんに勇気をあげるんだ
さとみ
ころん
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみ
ころん
さとみ
雨の音がうるさい
でも今はそんなの関係ない
君との最後の時間を大切に ──
雨が ザァァァァ と降る中
俺たちは熱いキスをした
今日、雨が好きになった